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ULバックパックの使い方(非ULハイカー)

先にUL(ウルトラライト)系バックパックについて、所有している製品を紹介しました。少し重複しますが、TRAIL BUM / BUMMER (30L) をどのように使っているか、主に機能拡張、荷物の分け方について紹介したいと思います。
特にウルトラライトハイキングを実践しているわけでは無く、素人が自転車や山歩き、普段使いでの使用に工夫している程度の内容です。


ドローコード/バンジーコードで機能拡張

サイドにドローコード/バンジーコード(ゴム紐)を通すループがあるので、サイドとフロントにクロスして通して、荷物を挟めるようにしています。伸縮性の無い緩めのネットを抑える効果もあります。

バンジーコードには脱いだジャケットやヘルメットを挟むのが一般的と思います。ただ、ジャケットは落ちやすいので、できるだけ中に入れた方がいいと思います。ヘルメットはかなり出っ張ってしまうので、最近は上部の持ち手にストラップを通してぶら下げることが多いです。

サイドはトレッキングポールのような長物や、水筒や折り畳み傘、座布団サイズのマットなど、それほど長く無いものを固定するのに役立ちます。

ショルダーハーネスにアクセサリーを取り付け

ショルダーハーネスに縫い付けられているウェビング(テープ)にはミリタリーバッグのモールシステムのように、ベルトを通せるように複数箇所に縫い付けがあります。そのときの目的、装備などによって、チェストバッグやポーチなどのアクセサリーを付けています。

カラビナをDリング代わりにしてチェストバックを取り付け
実際はストラップでたすきがけにすることが多いです。

インナーパッド(プレート)

UL系のバックパックにはフレームが無いため、中にマットなどを丸めてフレーム代わりにしたりするそうですが、そういったことはしていません。
私は薄いプラ板にウレタンシートを貼り付けたものを入れています。これは転んだときなどに固い物が背骨にあたるのが怖かったので入れているものです。これがフレーム代わりになっているかもしれません。少なくとも背面を平らにする効果はあります。また、この板と生地の間にたたんだ保冷パックなどをすべり込ませることもできるので便利です。ハイドレーションパックの出し入れにもいいかもしれません。

NRスポンジゴムとPP版

利用しているのは、高弾性の 10mm 厚の NRスポンジゴムと 1mm 厚のポリプロピレン板で、両面テープで貼り合わせています。荷物側にPP板を向けます。

バックパックパッド

本格的な UL バックパックのためと言っていいと思いますが、BUMMER には背面の外側に蒸れ防止のメッシュのパッドがありません。このため、汎用のバックパックパッドをつけています。

メッシュやパッドが無いからつけているというよりは、一般的な製品のメッシュやパッドに満足できないので、それなら何も無い UL系バックパックに外付けで好きなものをつけた方がいいのではないかと考えました。

UL バックパックは背面で背負うのが特徴らしいので、位置がズレるような外付けのパッドをつけるのは邪道のようにも思いますが、快適さを優先しています。季節や荷物の量によって、異なる製品を使い分けています。

背面に蒸れ防止の装備は無し

ドッペルギャンガー/バックパックメッシュサポーター「背中蒸れんゾ」

バックパック側のフレームが湾曲していて、バックパックと背中の間に大きなスペースを確保する製品です。最初からこのようなフレームが装備されているバックパックもあり、そのような製品の方が背負い心地、安定感がいいと思います。
このタイプの後付けの製品が出たときはちょっと感動しました。UL バッグパックもあんな快適なものになるのかと期待しました。似たような製品は他にもあります。

このようなタイプのデメリットは、バックパックの背面の内側に湾曲したフレームが入るため、容量が少なくなるのと、荷物の出し入れにある程度の影響があることです。
ここ最近、ずっと装着していたのですが、先の静岡旅行の準備で荷物が多くなったので、他のバックパックパッドに付け替えました。

バックパック側の面

実際に使ってみた感想は自転車での利用になりますが、ちょっと残念な点があります。大きなスペースができて空気が通るのは間違いないと思うのですが、背面のメッシュで背中をペタッと押さえつけるので、シャツが背中に密着してしまい、思ったほど快適な感じがありません。感じ方は人それぞれかもしれません。それでもここ数年、夏はこれを使っています。

背中側の面

R250 バックパックパッド

上記の製品の前から持っていて、先の静岡旅行で付け替えたバックパックバッドです。
穴の空いた洗濯板のように波打ったパッドをメッシュで覆ったものです。硬めの材質なので、背負っていて潰れることはなく、確実に背面に隙間を作ってくれていると思います。とは言っても、蒸れを防ぐ程度の隙間で、風が通るほどのものではありません。それでも、個人的な感想ですが、効果があって背負い心地も悪くないので気に入っています。

汗とおる君

先の二つの製品よりも古くから使っていた製品です。
効果としては、一番かもしれません。
2枚の薄いフレームで隙間を作っています。背負うと潰れてしまうんじゃ無いかと思いますが、けっこう効果があるようです。
夏に自転車に乗っていたときに横から風が吹いて、汗が冷えて気持ちよかった覚えがあります。
見た目で背負い心地の悪さを感じると思います。素材はやわらかめのプラスチックですが、実際、それなりに背中にあたっている感じがあります。
それでも夏には不快感を減少させてくれるので使い続けていました。
残念なのは、薄くて細いプラスチックのため、柔らかい素材とはいえ、壊れやすいところです。何ヶ所か折れてしまい、バックパックや衣服を傷つけないように折れた箇所を丸くカットして使っていましたが、さすがにもう使えないという状態になって、新しいものを購入しました。
また、壊れてしまうんだろうなと思って、今はほとんど使っていません。消耗品とわりきって使うのもありかなとも思います。

汗とおる君

荷物の分割収納

すぐに取り出したいものは防水ポーチに入れて…

1気室でメッシュ以外のポケットが無いので、すぐに取り出したいものの収納に困りますが、そういったものを防水ポーチに入れて、ポーチを前面のメッシュのポケットに入れています。ポーチはコイルのストラップでバックパックに取り付けて、どこかに忘れたりしないように、もし落ちた時にも気がつけるようにしています。
違うバッグパックを使うときには、このポーチを入れ替えるだけでいいので、GOLITE JAM 35 でもこのポーチをフロントのポケットに入れるようにしました。
バックパックのポケットも便利ですが、意外と欲しいものを取り出すのがめんどうだったり、すぐに見つからず探してしまったりしますが、ポーチに入れておくことで、わりと楽に取り出せています。

山歩き用ポーチ
すぐに取り出したいものを収納

山歩きのときは、この中でも特によく使うものはサコッシュに入れています。

自転車用は別に用意

シンプルだが、自分好みの使い方ができる。

UL 系のバックパックはとてもシンプルですが、シンプルゆえに

  • 軽い

  • 工夫して自分好みの使い方ができる

  • 自分で補修できそう

といったところが気に入っています。

自転車もそうですが、ゴテゴテしがち…

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