なんとなく捨てられず乗り続けている自転車
ミヤタ リッジランナー
もう35年くらい前の自転車だと思います。ミヤタのリッジランナーです。
当時、あまりよく知らなかったマウンテンバイク(MTB)というものが欲しくなって、ミヤタからすごいのが出たということで購入した覚えがあります。
カーボンフレーム?接着工法?
カーボンフレームということですが、アルミフレームにカーボンを巻いたもので、接着で組まれています。
接着って大丈夫なのかとも思いますが、これよりもさらに古いパナソニックの接着工法のアルミフレームのロードレーサーに乗っている友人がいます。当時はロードバイクのことをロードレーサーと呼んでいました。
あれが大丈夫なら、これも大丈夫だろうと…
まもなく旧型に…
このモデルの後、よりマウンテンバイクらしく、変速機のワイヤーの取り回しがトップチューブ経由になり、トップチューブも水平ではなく、下に下がった形状になりました。フロントフォーク、ステム、ヘッドパーツなども太くなって、これは急に古めかしくなってしまい、新型が羨ましく思いました。
派手なステムなどに変えて、なんとか古さを隠すような改造をしていました。
通勤自転車として活躍
それほどよく乗っていた覚えはないのですが、やがて通勤自転車として活躍するようになりました。毎日、片道16kmくらい走っていたので、かなりの距離を走りました。チェーンを交換したことは覚えています。
職場に自転車があると楽しくて、昼休みも自転車に乗っていました。
ベランダに放置…そして朽ちていく
やがて職場が変わって自転車通勤もしなくなり、新しい自転車を購入してリッジランナーには乗らなくなりました。
駐輪場に置いておいたらボロボロになると思い、ベランダに置いていたのですが、タイヤなどは激しく劣化していきました。
朽ち果てたママチャリの代わりに
一時期、買い物や通勤の駅までの移動にはママチャリを使っていましたが、歩いていける駅から通勤するようになってママチャリに乗らなくなりました。そして、気がついた時には、ママチャリのスポークが錆びでボロボロになってしまい廃棄することにしました。
新しいママチャリを購入しようかとも思いましたが、リッジランナーを再生することにしました。
買い物用自転車として再生
タイヤは街乗り用に
ボロボロになったタイヤは26インチのまま、ロード(街乗り用)タイヤに交換しました。
BBを分解するとサビでボロボロに
バイクフライデーやブロンプトンのBB(ボトムブラケット)を交換していたので、これも分解してみました。
すると、中からベアリングの玉と石のようなものがボロボロと出てきました。シャフトのサビかわかりませんがサビでボロボロになっていたようです。フレームには影響がなかったので、清掃してカートリッジ式のBBに交換しました。鉄フレームなら内部が錆びていたかもしれません。
カンチブレーキからVブレーキに
標準でついていたカンチブレーキはあまり効かなかったので、効きのいいものに交換していましたが、その後一般的になったVブレーキに交換しました。やはり格段に効きがよくなりました。
リアキャリアとリアボックス
それまで緊急用にシートポストに取り付けるリアキャリアをつけていましたが、リアのエンド付近で固定するしっかりしたリアキャリアを取り付けました。
また、オートバイ用のGIVIのリアボックスが余っていたので、取り付けました。かなりかっこ悪いと思いましたが、とても便利です。
キー付きなので、出先でヘルメットを入れておくのにも便利です。
リクセンカウルのワンタッチのフロントバスケットをリアボックスに入れて、必要に応じて取り付けるようにしました。
リアボックスは着脱可能なので、普段は外しています。
難点はMTBであること
お買い物自転車としては走りも楽しく、かなり便利になりましたが、唯一の難点はMTBのため、BBハイトが高くて足つきが悪いことです。
何度か捨てようと思いましたが…
今まで、何度かもう捨てようと思い、数年前に引っ越した時も捨てようかなと思いましたが、結局捨てられず所有しています。というよりけっこう乗っています。
気軽に駐輪できる自転車は大事
盗まれてもいいというわけではありませんが、気軽に停められるというのは大きな利点です。ブロンプトンや他の自転車は盗難を考えると、かなり頑丈な鍵を持っていかないと安心できませんし、駐輪している間も気になってしまいます。
自転車に乗ること自体が目的ではなく、移動手段として使う場合、気軽に駐輪できる自転車は便利です。移動の手段だけなら、ママチャリでもいいのですが、どうせなら楽しんで乗りたいです。
見出し画像は、たまたま他の写真を探していて見つけた古い写真です。
なぜか河原にいた2羽のアヒル。何回か会いに行きました。
この写真がきっかけでこの記事を書いてみました。