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オートバイとさくら貝 能登半島 1986-2024

SSTR で千里浜にゴールした翌日、少し北上したところにある増穂浦(ますほがうら)海岸に行きました。地震、豪雨の被害が気になって今回は行くのをやめた方がいいかなとも思いましたが、SNSなどを見るとイベントをやったりしているようだったので、行ってみることにしました。


漫画を読んでオートバイに憧れた少年時代

小学生の高学年の頃、750ライダー(ナナハンライダー)という漫画を読んで、それまでまったく縁のなかったオートバイ(ナナハン)に憧れました。
その漫画に海岸でさくら貝を拾うシーンがありました。
なぜか、大きくなったらナナハンに乗ってさくら貝を拾いに行くというのが夢になっていました。

さくら貝はどこで拾える?

初めて買ったオートバイは250ccでした。湘南や伊豆の海岸に行きましたが、さくら貝は見つけられませんでした。そもそも、さくら貝ってどんな貝なのかも知りませんでした。
インターネットなどまだ使えなかった頃、なにで知ったのかよく覚えていませんが、地図に書いてあったような気がします。能登半島の増穂浦海岸の冬の日本海が荒れる頃に打ち上げられるとのことでした。漫画の舞台は東京だと思っていたので、ずいぶん遠いなと思いました。だいぶ後になって、湘南や伊豆の海でも拾えるということを知りました。今だに見たことはないのですが…

さくら貝を拾いにナナハンで能登半島へ

はじめて能登半島に行ったのは、1986年11月。運動神経もよくなく、オートバイに乗るのも上手くなかったため、やっとのことで限定解除(大型二輪免許を取得)して、子供の頃から憧れていた空冷四発のナナハンに乗っていました。アルバムにあった当時の写真を見ると、さくら貝を拾った記録はなかったのですが、さくら貝を拾うために本格的な冬が始まる前の11月に行った記憶があります。
当初、松本から飛騨高山を通って能登に行くつもりでしたが、安房峠がもう通行止めになるということを宿で聞いて、糸魚川経由のルートに変更しました。当時は今と比べると情報を得るのも難しかったため、事前に十分な調査ができず、現地で予定変更ということがありました。便利になった反面、旅の面白さが減ったようにも思います。

乗っていたナナハンの最後の長距離ツーリングにも能登半島を選びました。
1993年の11月でした。

千里浜なぎさドライブウェイ
増穂浦海岸

その後も能登半島へ

湘南や伊豆の海でもさくら貝が拾えるということを知った後も私にとって能登半島は特別な場所になっていて、その後も何度か行きました。
ナナハンから乗り換えたスポーツスター、自転車輪行でも行きました。

スポーツスター
バイクフライデー ポケットラマ  なぎさドライブウェイ
増穂浦海岸

2024年10月

SSTRの翌日の10月14日。東京を出発する前はウェアの選択に悩み、冬用のインナーをボックスに入れて、春秋用のアウターを選択しましたが、連日ほぼ夏日で暑かったです。
羽咋からの道は、千里浜周辺で宿を取れなかったらしきSSTRのライダーと何回かすれ違いましたが、交通量はとても少なかったです。

能登リゾートエリア増穂浦
扉がありました
小さなカニがたくさんいました
さくら貝

砂浜には地震、津波の影響かわかりませんが、漂流したらしきゴミが目立ちました。
さくら貝はとても薄くて風に飛ばされるので、木くずなどあまりきれいでないところに紛れていたりします。
薄くて割れやすいので、写真のフィルムケースを持って行って、これに入れました。

帰りは、道の駅 のと千里浜 でお土産などを買って自宅に送りました。

今度は旅で…

千里浜を走っていて、焼きはまぐり、また食べたいなと思ってしまいました。七尾の方にもまた行きたい…
今回はSSTRで能登を訪れましたが、今度は旅で行きたいと思います。
しばらく連泊するツーリングをしていなかったので、日程や時間にしばられない旅がしたいと思ってしまいました。イベントはまたそれで楽しいのですが…
奥能登の復興はいつになるかわかりませんが、奥能登へは久しく行っていないので、またいつか行きたいと思います。

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