バイク用スマートモニターを導入しました
今年の夏は異常に暑く、自転車、オートバイでスマートフォンのナビアプリを使っていると、スマートフォンが高温で停止することが多々ありました。
先の記事でいろんな選択肢を検討しましたが、導入は来年と考えていました。
しかし、わりと低価格の気になった製品があったので、購入することにしました。
購入した製品、きっかけ、理由…
購入したのは、CIEL(シエル)マルチスマートモニター M20 という製品で、ドライブレコーダー、空気圧センサー付きのモデルです。
他のバイク用アクセサリーで見たことがあるメーカー(ブランド)で、低価格だったので、買ってみようと思ったのですが、後で同じ機器と思われる製品がいくつか販売されていることを知りました。どこの製品を購入するかという選択もあるので、特に失敗した感じもしていません。
この製品はYouTubeで知ったのですが、Amazon で購入する際、売り切れ、補充を繰り返していたようでした。売れていたのか、しばらくして値上げされていました。2りんかん でも扱っていました。
最初はドライブレコーダー無しの製品でUSB電源を使って、2台のオートバイで共用しようと思いましたが、一時的に売り切れだったため、どうせ安いのならとドラレコ、空気圧センサー付きのモデルを購入してみました。
来年を待たずに購入したのは、SSTR で使ってみたかったこともありました。
ホーム画面とパネルには、CIEL のロゴが入っていますが、他社から出ている同型の製品と同じようです。製品レビューの写真などを見ればわかると思います。
写真では、液晶保護フィルムがなかったため、一度はがしかけたフィルムを再度はりつけたので、気泡がたくさん入っています。
後に、PDA工房から出ていた他社から販売されている同型製品用の液晶保護フィルムを購入しました。
室内で動作確認、気になった発熱
まずは室内でUSB電源を使って動作確認しました。気になったのは、けっこう熱を持つことでした。本体の裏側がけっこう熱くなります。また、カメラも熱くなっていました。
実際の走行においては、走行風で冷却されるため問題なさそうでした。すでに真夏は過ぎていたので、真夏の灼熱の状態ではどうなのかは気になります。
取り付け・電源
当初、USB電源を使用してスポーツスターと共用にしようかとも考えましたが、ドライブレコーダーのカメラ、タイヤ空気圧センサーを考えて、XR Baja 専用にすることにしました。電源はバッテリーから取りましたが、デイトナの電源ユニット D-UNIT をつけていたので、取り付けは簡単でした。
ドライブレコーダーについて
microSDカードは最大128GBでした。これまで使ってきたドライブレコーダーは最大256GBです。ドライブレコーダーの性能は、なんとなく今まで使っていたものの方がよさそうに思いました。
また、microSDカードのフタはねじ止めで、とても小さいネジのため、入れっぱなしになると思います。以前から使っているドライブレコーダーはカードを取り外ししやすくなっていて、たまに交換してPCで映像を確認していました。
ドライブレコーダーの機能のみであれば、スマートモニターの方は外してもよかったのですが、カメラの映像をモニターに映せるので、追加して取り付けることにしました。特にリアカメラの映像を見られるようにしたいと思いました。前後4つのカメラという状態になってしまいました。
タイヤ空気圧センサー
購入する前は、タイヤ空気圧センサーなんていらないだろうと思っていました。しかし、装着してみて画面で確認できると、安心感があります。
出発前に画面で確認できるという手軽さもありますが、なにか不安があったときに確認できる安心感があります。一度、走行中にパンッという破裂音のような音が近くで鳴って、パンクなのか?と不安を感じましたが空気圧を確認できて安心できました。
リアビューモニター
リアカメラの映像を映すと、真後ろの状態を確認できて便利です。
広角なので、距離感には注意が必要です。すぐ後ろに車がいる状態でも、けっこう距離があるように見えます。画面の端に車が映っていると、すぐに自分の横に現れます。これがわかっていれば、バックミラーの死角を補う安心の機能といえるかもしれません。
しかし、安全の点から走行中には画面を切り替えられないので、ナビを使っているときは、ナビ画面を表示していまいます。ナビは基本的に音声案内で判断しますが、やはり画面表示もしておきたいです。
画面切り替えのリモコンが欲しい…?
ハンドルのグリップ付近に画面切り替えのリモコンがついている製品もあります。やはり走行中に切り替え操作を行うのはまずいと思うので、それほどのメリットはないのかもしれません。
画面の自動切り替えがいいか…?
リアビュー表示をしていて、右左折時などのナビからの通知時に自動的に画面が切り替わると便利だと思います。しかし、リアビューを確認したいのは、そんなときのようにも思います。
アプリとの同時表示がいいか?
同時表示できてもいいのですが、それぞれの画面が小さくなって視認性が悪くなります。横長ディスプレイの製品も出ているので、もっと使いやすいものが出てくるかもしれません。
ナビの使い勝手は?(Apple CarPlay)
これは製品の使い勝手というよりは、Apple CarPlay 、ナビアプリの使い勝手になります。
スマートモニターは、スマートフォンと接続してアプリを使うことになり、私は iPhone を使っているので、Apple CarPlay 上でナビアプリを使うことになります。
最初、Apple CarPlay のことがわかっていなくて、スマートフォンのアプリがほぼそのままスマートモニター上で使えるものかと思っていました。
Apple CarPlay の画面の右端真ん中にホーム画面へのボタンがありますが、アプリのボタンと重なることがあり、使いにくかったです。
アプリの使い勝手が違う…
購入後、ナビアプリを表示する程度の確認はしていたのですが、本格的に使うのは SSTR が初めてでした。
SSTR では事前に道の駅などの立ち寄りポイントを設定したルートを登録しておきました。前日の移動日もルートを登録していました。
移動日に初めて本格的に使ったのですが、まず、Apple CarPlay 上のアプリの使い勝手がわからないので、登録したルートを表示できませんでした。
しかたがないので、目的地を指定してルートを検索します。するとアプリではいくつか選択肢があったのに、高速と一般道くらいの選択肢しかありません。一般道を選択してルート通りに走行していたのですが、途中で操作を誤ったのか高速のルートを選択してしまったようです。そこで、一般道に切り替えたのですが、高速のインターチェンジへ案内されてしまいました。そんなことを何回か繰り返していて、なかなか都内を抜け出せませんでした。知っているルートで走ってもよかったのですが、せっかくなのでスマートモニターを使って走ってみたいと、こだわってしまいました。
Apple CarPlay のお作法?制約?
ナビアプリはツーリングサポーターを使っていたのですが、前述のような状況で、Google マップ なども使ってみました。そこで、Apple CarPlay のお作法というか、制約があるのかなと思いました。
そんなことに気がついたのが、SSTR の後半。それまでは念のため持って行ったスマートフォンホルダーをつけて、スマートフォンでナビのルートを表示、スマートモニターではリアカメラの映像または、他のアプリで地図を表示していました。Apple CarPlay の場合、スマートフォンとスマートモニターで同時に同じアプリを使うことはできないようになっているようです。
スマートフォンホルダーはワイヤレス充電できるようにしてあるので、それはそれで便利だったのですが…
iPhone にスマートモニターのスクリーンショット(画面キャプチャ)がいくつか入っていました。なぜ?と思いましたが、iPhone でスクリーンショットを撮ったときに同時に撮られていたようです。
まとめ
Apple CarPlay をまだ使いこなせていませんし、真夏の灼熱の状態も経験していませんが、3万円くらいのフル装備のスマートモニターでも十分使えて満足できると思いました。
ただ、ドライブレコーダーについては、より大きな容量のSDカードを使えて、カードの取り外しがしやすければ、これまで使っていたものを外してもいいかなと思います。
今回購入した製品は XR Baja 専用としたので、来年、魅力的な製品が出たらスポーツスター用に購入しようかなと思います。
気になる機能としては、リアビューモニターの切り替え、もしくはアプリとの同時表示、後方接近アラームなどです。