子バカ
大学四年生も残り半年となり、社会に出ていくことがほぼ決まっている状態。
まだ卒論は全く手を付けられていないのはほんとに自分のことながら心配ではあるが、あと半年で人への依存度が低い生活を送って行くことになる。
自分だけで22年間、育ててくれた親には感謝しかない。
そこでぶっちゃけ子育てがどうだったか、直接聞いてみることにした。
みなさんもちょっとやってみるといいかもしれません。意外な話が聞けるかも
。
内容省略
お金の話とか、高校選び、大学選び、積もる話をした。そこで、
「楽しませてもらったと思ってるよ」
不意の一言だったが、聞き逃すわけにはいかなかった。
自分はもちろん一周目の10代、22歳までをやってきている。
自分の人生、自分のもの。その感覚が自然とある中で生きてきた。
ただこの一言
「楽しませてもらった」
を受けて、ただの自分だけの人生ではなかったことを実感した。
父を喜ばせよう、母を喜ばせようという考えが第一に来て選択をしてきたことは殆ど無いように思えるが、自分の選択が親を楽しませることに繋がっていたとすると、あの頃の自分に感謝したい。
二周目、なんなら私は次男なので三周目の若い時代を過ごしている親が、私の人生を一緒に楽しんでいてくれた。
一周目、二周目、三周目、違いがあった方が楽しいのは間違いがない。
ルイージサーキットのように3lapすべて同じコースよりも、レインボーロードのように全lap違うコースのほうが楽しいに決まっている。
この一言を聞けたことで、子としての役割を大きく果たせたと感じる。
自分の人生で自分以外の人生を豊かにできていたことを実感できると嬉しいものである。
恋人や友人のことを大事にすることは当然だと思う。でももっと手前、深い感謝をしなければいけない人がいる。
親バカならぬ、子バカになるときがあってもいいと思う。