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【余談】設計計画の大切さ

先日、二級建築士の製図試験の合格発表がありました。
残念ながら、いや想定通りダメでした(T-T)
大きなミスを自覚していたので当然ダメだとは思いつつ、ほんの少しの奇跡を信じてみたけどダメなものはダメだよね。笑
まだあと2回、学科免除で製図試験にチャレンジできるので、また頑張ってみます。

コーディネーターの立場の不確実さについては前にも話しましたが、本当に意見できる場はありません。でも声を大にして言いたい時もあります。コーディネーターの立場だからこそ見える視点があると。
私たちは出来上がった図面からしか工夫をできません。リフォームは仕方ないとしても、新築に関しては1から作れるのにどうしてこうしなかったの?!ともったいないことが山ほどあります。

そして1番大切にしてほしいのが「外観」
何十年も目に晒されていくのは外観なんです。中をいくら素敵にしても、外には伝わりません。
その街のその場所に根差して家族の歴史を刻んでいく住まい。せっかく一軒家を建てるならお庭も含めた外観を大切にしてほしいと思います。
経年劣化は避けられません。それでも愛着ある家にしていける外観になってますか?
コーディネーターである私は設計計画の打ち合わせには同席しないので、もどかしい思いをします。どこまで設計士さんと話し合ったんだろう?本当にこの外観でいいの?と。

あと、見た目が大切なのは言うまでもないですが、実用性にも不安があります。最近は気密を高めるためにも窓が小さく少ない傾向にありますが、リビングに大きな窓がなかったり、居室にもスリット窓しかなかったりします。万が一火事が起こったらどうするの?逃げることができる窓がない。
最近の自然災害で大雨とか色々あるけど、外の様子見れないけど大丈夫?あと、家具や家電の搬入はできる?などです。

「外の様子が見える」というのは意外と大切です。私はモデルハウスで待機する経験をたくさんして来ましたが、物音が聞こえたりして外の様子見たい時に、アレ!この家どこに行けば見えるんだろうとぐるぐる回って、外が見えない!と思うことがよくありました。道路側が全く見えないとか、見たいところが見えないというのは意外に怖いです。できれば、どこからかは東西南北の確認はできるようにしておくべきではないかと思います。

余談ばかりでコーディネーターの細かい仕事について、いつになったら話すんだと自分でも思うけど、1番大事なのは全て「設計計画」です。そこが考えられているかどうかで後の仕事は変わってきますし、良くできるかどうかも全て設計です。
コーディネーターでは限界があるから、だから私は二級建築士を取りたいと思ったんです。
偉そうなことを言ってますが、プランニングの難しさはこの試験でもヒシヒシと実感しました。
コーディネーターでたくさんの家に携わってきたという自負がありましたが、初めて自分でゼロからプランニングしていくということを試験勉強で体験して、その難しさを実感しました。

今までたくさんのお世話になった設計士の方がいますが、変な間取りだとか格好悪いとか文句ばかり言ってた自分が情けなく、恥ずかしく思いました。それぞれの立場になって初めて、それぞれの意見も理解できます。
私なんてまだまだ足元にも及ばないし、これが正しい考え方だなんておこがましいことを言うつもりは全くなくて、意見を言いながらも考え方は常に変わるし、常に勉強の日々です。
ただ、そうやって考えることが楽しくて好きなんだと思います。
これから何ができるのかわからないけれど、コーディネーターとして、そして二級建築士を目指して?日々奮闘していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
(なんだそりゃ…)

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