契約終了(実質解雇)された日
タイトルの通りですが。
4月末で、契約満了…と言っても気持ち的には解雇に近い宣告を受けました。
理由は「これ以上の向上が見込めないから」。
面談室に来た時から、ちょっとイヤな予感はしていました。自分の働きぶりに自信がなかったから。仕事がうまくいかなくて、人間関係にも歪みを感じ始めていた頃だったから。
案の定、話の内容は
同じ事を何度も質問したり、同じミスを繰り返したり、他の人に比べて仕事が遅かったり…という周囲からの評価でした。そして「契約満了で退職してもらいます」という話。
全く予想していなかった訳ではないのです。内心「もう悩まなくていい」とちょっとホッとしたり、納得していた自分もいたはずなのです。
なのに、いざその話になったら涙が止まらなくなりました。いい歳して、所長の前で泣きじゃくり…。
所長から再三言われました。
「あなたが劣っているとか、悪かったという訳ではない。ただウチに合わなかっただけ」
「あなた自身は素晴らしく努力家で、真面目で、ウチに欲しい人材だった。でも仕事の出来や覚えが…」
「他の職員もあなたの態度は評価していた。でもどうしても苛立ってしまう事もあったみたいで…」
あくまで、私と職場の相性がわるかっただけなのだと。決して私はわるくないのだと。
すごく優しい言葉だったのに、もう聞きたくないとまで思いました。
さらに優しいことに「私が望むのならば来週からもう来なくても良い」と提案されました。
そんな話を聞いたあとに、まともに他の職員の方と話せる自信はなかったので、お言葉に甘えました。
さらに退職日は今日(4/7)で自己都合退職か、4/30で契約満了かのどっちがいいかも選ばせてもらえました。30歳未満で失業者手当の額は変わらないし、体裁的に後者に決定。
その直後が昼食の時間でしたが、他の人とテーブルを囲えるような表情はできなかったので、一人で公園に向かいました。
元からそんなに仲良くなれませんでしたし。
鴨の泳ぐ池のある、大きな公園。
せっかく素敵な景観だったのに、仕事ばかりでほとんど楽しめなかった事に気付きました。
昼休みが終わったら、できるだけ普段通りに振る舞うよう努めました。もう皆事情は分かっているはずなのに、何も言われませんでした。(言えるわけないですよね)
でも人間の身体って心に正直で。
食後から2時間ぐらいは、今までに体験したことのない胃腸の痛みに苛まれました。捻切れるかと思った。
しかも泣いて酸欠になったのか、頭痛もしました。ぼんやりして、正直仕事どころじゃありません。(頭痛は今も継続中)
だからその時の記憶はもうあまりないのですが、
簡単な仕事をしつつ退職に必要なあれこれ手続きして、ちょっとした挨拶文をチャットで流して、机や引き出しを片付けて、掃除して…。
定時ちょうどに、普段通りの態度で退社。
お疲れ様でした。ありがとうございました。
(もう二度と来ません)
って感じでした。
職場を全く恨んでないと言えば嘘になるでしょう。
(一生仕事と顧客と、とにかく誰かの愚痴言ってろ)(一生ストレスフルに仕事してろ)とも思ってしまいましたが、流石に罰当たりすぎるのでその気持ちは当然最後まで封印したままでした。
思ってしまってごめんなさい。
帰りに定期券を解約。
帰宅したら、仕事に関連していた道具は一旦全て収納。
できるだけ、もうあの職場に関するものは目に入らないようにしました。
さらに、在職中に自分向けに作っていた業務マニュアルを、所長に送信。御礼の言葉を添えて。
その容量50MB(50000KB)…と言いたいところでしたが送信できなかったので、色々削減して5000KBまで落としました。
PDFデータ約40個(送信したのは10個程度)。ページ数は各1〜5あたりと様々だったので分からないですが、100ページ分はあったかも。
せっかく頑張って作ったのに削除するのももったいないから役立てて欲しい…という気持ちが半分。
私こんなに頑張ってたんですよ…という、若干恨み節の入ったアピールが半分。
送信後は、綺麗さっぱり削除しました。
これで残りの痕跡は、退職手続きの書類と社労士試験のテキストぐらいかな…。
あぁ、それにしても。
今後どうしましょう。
そもそも、人事労務に関する業務に挑戦したくて転職したのに。
それが合ってない事が分かってしまいました。
所長曰く
「あなたが賢いし集中力があるし、シンプルタスクに長けているみたいだけど…。
うちの仕事はマルチタスクだし、臨機応変さが求められるんよね…。」
らしいです。
たしかに前職は、CADとデータ入力以外の仕事がほとんど無くてストレス少なかったなぁ。派遣社員だったから責任も軽くて。
ストレスが少なすぎて不安になったから、転職したというのもあったのですが。
正直もう、何を目指していいのか分かりません。
やりたい事も挑戦したい事も、もう無い。
挑戦して
仕事覚えるのに苦労して
それを補うために夜は家で資料作って
朝に1時間は勉強して
でも仕事が遅くて
それを補うために時々21時まで残業して
でも求められる水準には到達できなくて
気がついたら人間関係がギスギスしてて
それも何とかしたくて悩んで
話題作りのために職員さんの推しを勉強して
でも話すチャンスを作れなくて
いつしか仕事よりも人目が気になるようになって
で、
その結果がこれだったんですもの。
何だったんでしょうかこの半年。
何なら続けられそうでしょうか。シンプルタスク。
派遣社員になって黙々とデータ入力とか?
またCADで仕事探す?いっそ前の職場に戻れたらなぁ…。
社労士試験は結局受験すべきか否か。
合格の望みは絶望的。
でも学費の10万円と、これまで費やした勉強時間約400時間がもったいない気もする。
ただ無理やり頑張って、合格したところで、何をしたいんでしょう自分は。
あぁ、わからない…。
思い出した。これもよく言われました。
「26歳、まだ若いから…」
本当にそうでしょうか。四捨五入したら30歳なんですが。
いい歳してろくに働けたことないのですが。
正社員歴もないのですが。
メンタル弱いし仕事覚えもわるいのですが。
新卒2年目の人の方が立派に働いているかもしれない…。1年目の人にもすぐに抜かれそう…。
色々とグダグダと書いてしまいました。
急に人生迷子になってしまいました。
世間は新年度でスタートして悩んでいる人がほとんどだというのに、私は終了して悩んでいるのです。
どうしよう、どうしましょう。
どうなるのでしょう。
…もう、寝ましょう。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。読みづらかったら申し訳ないです。
(でもこれが、解雇された人のリアル…)
明日は友人と遊ぶ約束があります。
とりあえず、そこには行くことにしましょう。
そして今後も生きていくことにしましょう。
野乃
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