一線越えた服を買う
久々に服を買いに出た。
今と全く違う職種に就いていた昨年の夏は、Tシャツと薄手のパーカーとジーンズという圧倒的実用性重視だったのに対して
オフィスワークをするようになった今年は小綺麗さも必要になってくる。
コロナ禍の影響でなかなか動けなかったけれど、もうこのままでは二日前の服をもう一度着て出社なんて事にも成りかねないのだ。
今日手に入ったのは3着。
安定のユニクロのブラウス2着と
お財布に優しいハニーズのガウチョパンツ。
ブラウスは襟やボタンのついたもので、色はネイビーとブラウン。
どちらも薄手でサラサラした生地で、長袖でも着やすそう。
そして何より最大の決め手は、手入れが簡単そうだったこと。
恥ずかしながらアイロンをかける事すら面倒くさがってしまう程のズボラである私には、非常にありがたい出会いだった。
…ただ、これに合うボトムスがあっただろうか?
という訳で次に買ったのが、ガウチョパンツ。色はライトブルー。
色彩センスはあまりないが、恐らくこれならネイビーのブラウスとは合うだろう。お値段は税込イチキュッパ。優しい、本当に優しい。
そういえば、青い系統の服を買ったのはもしかしたら初めてかもしれない。
私は普段買う服は、ブラックやホワイトのような使いやすい色と暖色がほとんど。
それは、私が双子として生を受けたときから、両親が区別をつけるために「姉には寒色系を、妹(野乃)には暖色系を」というルールで服を着せ続けていたからだ。
もちろんその例外も多々あったし、23歳にもなってそれを守り続けている訳もない。現に姉のクローゼットは寒色の服だけでなくピンク・イエローなど色鮮やかだ。
対して、私のクローゼットはいまだに暖色だったのは、何となく自分の中で違和感があったから。
「私のイメージカラーは暖色!寒色は姉の方が似合う!」と、どこかで信じ切っていたから。
…が、今回は新調したブラウスとの色合わせと、パンツ自体の色と、優しいお値段に惹かれてお買い上げしてしまったのだ。
後悔とかではなくて、自分の中で小さく一線を超えたような、そんな気持ち。
そう例えば、初めて夜中に一人歩きしたかのような。(伝わるだろうか)
果たして、この色は私に似合うのだろうか。
明日のお楽しみにしよう。
野乃
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