友達がたくさん欲しい!『はづきみゆ』
突然ですが、Vtuberさんを見ていると、一芸に長けた人からマルチに活躍できる人、隠れたクリエイターなどスペックの高い人が多いと思いませんか。私が推している個人活動している中にも、何人かクリエイターの分野で超ハイスペック(モデル・モーション・音楽など、ゲームや動画以外のマルチ)な方がいます。
今回はその中でも、いま特に見てほしい子を紹介します。
彼女は「はづきみゆ」。
自分の事を「はづき」と呼ぶこの子、動機は「お友達がたくさん欲しくて」とあるのですが、Vtuberのお友達ではなく単純にお友達(リスナーさん、Vtuberさん平等に)が欲しくてVtuberになった娘です。
何から何まで全部作ってしまう
彼女のどんなところが凄いって、初投稿の動画が完全自作のオリジナルソング「シュビラバ」ってところからですよ。
完全自作って、どこまで?と思いますよね。
- 歌、自分で歌ってます。
- 歌詞、もちろん自分で書きました。
- 曲、初めて触るDTMソフトで自作ですよ。
- MV、使用しているイラストの作成過程もTwitterに上がっていて、全くもって全部自作です。
動画の最後に見れる下の画像を見れば、一目瞭然!!
はづきみゆさん、もともとお絵描きがササっと出来て、曲がパパっと作れて……って、そんな訳はない。逆に全く未経験でもないですが、お絵描きは学生時代にたしなみ、楽器も少し弾けるとは言えですよ、いきなり作詞して作曲(DTM)してお絵描きしてMIXしてMVまで作る。どれだけ自分でできる子ですか。
この「シュビラバ」、かなりロックな曲で最初驚いちゃいました。この曲とみゆさんの声がまた合っていて、テンポが良いのもあってか思わず繰り返し聴いちゃいます。そして、気が付くと「シュビラバ、シュビラバ、ほっといて~」って、頭の中でループしているのです。
「Vtuberのデビューはインパクトがあった方がいい!!」
その通りですが、いきなりハードルを高くしすぎじゃないですかね。頑張ってモデルか曲、どちらか片方でしょう……。(本人曰く、その方が目立って話題になるだろうから、頑張った!だそうですよ)
自作のオリジナル曲は1曲で終わらない!
オリ曲が1曲で終わらないのがこの子。
活動半年位経った時に、またも突然たったひと月で制作、今回もオール自作のオリジナル曲「ラストリゾート」を投稿してしまった。
今回もロックとは思う(音楽疎くてすみません)のですが、私は凄く好きな曲調なんです。少し懐かしくも感じるこの曲と、みゆさんの歌声を繰り返し聴いているだけで、心地よい時があっという間に時間を奪い去って行きます。
このオリ曲、シュビラバ、ラストリゾートはカラオケ音源や歌詞カードも概要欄に隠れていますので、皆もぜひ歌ってください。
それぞれ、オリジナル曲を作るにあたっての苦労した点とか、裏話も動画(配信)になっています。気になったら聞いてみてください。
シュビラバの作成秘話は動画なので、声も話し方も落ち着いていて初々しいですが、ラストリゾートの時は配信だったのもあってか、色々な思いが沸き上がって序盤かなり感極まっています。それぞれの裏話を見た後で、もう一度曲を聴くと、更にいいんですよ!
「全部自作で作るの凄い」って一言で言っちゃうけど、作っても見てもらえない、聴いてもらえないかも知れないプレッシャーや恐怖の大きさと、必死に闘っていた彼女の一面が伺いしれました。
Youtube配信用モデル3バージョンも自作
Vtuber活動で必要なものは、全部自作する彼女は、もちろんモデルも自作。Vtuber準備中としてオリジナル曲で使うイラストや配信用のVer1モデルを作成する過程を、日々見せていたみゆさん。
カスタムキャストやVRoidなどではなく、イラストを描いた後でパーツ分け、動きを入れていくFacerigやLive2Dにチャレンジした彼女ですが、最初のモデルからかなり綺麗に動いているのが驚きです。独学であそこまで動かせるものなのか……自分もできるのではないか、という勘違いをしてしまうくらい凄いことだと思っています。
凄く苦労して作ったVer1から、ひと月足らずでVer2モデルに変更、チャンネル登録者1000人記念でお披露目した現在のVer3まで、理想を求めて努力を忘れないで続ける姿が、また凄いしか言えない。
Ver3モデルは、かなり可動する場所と範囲が増えて、Ver2から4カ月くらいの間も、ずっと勉強して思うように自分自身に動いて欲しい!そんな思いが伝わってきます。しかも配信活動や「ラストリゾート」を作りながら、これはすげぇですよ・・・。
ちなみにVer3には部屋着のケモミミパーカーや夏モデルと、衣装チェンジも2種類あって、短期間にどれだけ作成・成長しているのか、目が離せないですよ。いや、ちょっと目を離すと遥か遠くまで行ってしまいそうで、私は必死で追ってます。
Live2Dで作成したモデルは配信用以外にも
Live2Dモデルは配信用の他にも作っていて、動画でもその姿を公開してますが、何のために?みゆさん以外の魂募集でもやったの?そんな感想を持つかも知れません。
この子はみゆさんとも違うし一体……
そんな思いをかかえたまま月日は流れて、忘れたころにその日はやってきました。5月にあった彼女のツイートを見てください。私はこれを見て頭が「???」となって、突然の情報に理解するまでに時間がかかりました。
2020年の1月に動画で動作テストしていたモデル、アバターを売っていたところ、プロゲーマー「てるしゃん」が代表を務める父ノ背中の企画で購入して貰えたって!!
プロゲーマーの目にもとまるレベルってことですよ。まじ凄い。
なお購入されたモデルは、この企画だけではなくて、てるしゃんが名前(秩ノ瀬てるみ)まで付けて配信で使っているので、気になる方はそちらも追うと良いですよ。みゆさんもコメント欄に現れています。
雑談系企画も自作です
みゆさんの凄いところ、音楽やモデルと言うクリエイター側は伝わったでしょうか。私もファンアートでお絵描きするので、継続する難しさと成長度合いの早さに驚くばかりですが、私が彼女の好きなところはそれだけではないのです。
皆さんはみんなで一緒に遊ぶとなると、どんなものを思い浮かべますか?
やはりゲームが多いと思うのですが、ゲーム機(switchやパソコン)がないと参加できず、楽しそうにしているのを横目に居るしかない。そういうケースも少なくないと思います。
でも、みゆさんはリスナーがコメント欄から参加できるゲーム感覚で楽しめるものを、いくつも企画しているんですよ。
「みんなで早押しクイズ」
チャンネル登録者数5000人記念配信で行った早押しクイズ、32:21頃から始まるのですが、このクイズの質問は彼女自身が作ってるのです。(ここでも自作ですよ)
「ネオはづきクイズ」と付けられたこのクイズ、その名の通りでみゆさん本人にまつわる問題ばかり。はづきリスナーの愛を試されるクイズでした。逆を言えば、このクイズの問題と回答を見る事で、彼女のこれまでの活動や配信中に起きたことが分かる内容となっており、これから追う方にはもってこいの内容です。(下にある動画は、クイズから始まります)
「アニメはづきみゆ13話タイトルを考えろ!」
「私の未来を切り開け」
クイズの他にもアニメになったら、と想定した全13話のタイトルをみんなで考えたり、2020年の残り月日でみゆさんに起こることを考えるなど、大喜利にもなりやすいですが、選ぶのはみゆさん。どんな内容が選ばれたのか、動画みて楽しんでほしい。そして、次回の時には一緒に参加して欲しい。
この時に予言した内容、半分すぎているけど、どうだったのかな。
動画のサムネもパロディとか多めで、見ているだけでも楽しい。
もちろんゲームでも楽しく遊ぶ
「はづき、ゲーム下手だからなぁ~」
「下手だけど皆が楽しんでくれるように頑張るからね~」
ゲームしている時のみゆさんの口癖。
でも、みゆさんのリスナーは知っている。この子は凄く努力するから、ゲームが下手と言っても上達が早いことを。
壺おじ(Getting Over It)は、みゆさんのゲームに対する姿勢や上達する速度がよくわかる配信なので、これから見る方は必修科目のひとつです。
実に配信3回目でクリア、今ではベストタイムは10分、30分以内の安定したクリアタイムと、驚異的なスピードで上達していて、並みのVtuberのクリア時間を凌駕しています。(現在、金壺も目指してます)
彼女のゲームに慣れる速度、成長がよくわかるゲームは、他にもダークソウル3やAPEXが良きですよ。特に倒されて覚えるゲーム代表のダークソウルは、初期と最新の動きや立ち回りの差が別人のようですよ。
最新の配信があった時に今を見てもらうがいいのですが、彼女の成長を知りたい方は、アーカイブがリストになっています。一度の配信が長めになりやすいゲームだけに、気合を入れてみるというより、流し見の方が立ち回りの違いや変化を知ることができると思います。
※執筆中にダークソウル3をクリアしており、リアルタイムで見れなかったのが悔やまれる…。
APEXは基本視聴者参加型で、一緒にあそぶ順番を決めるために、登録制となってます。
でも、お絵描きや音楽も勉強したり、ゲームの飲み込みが早いみゆさんでも、どうしてもダメなものがあるのですよ。機材までそろえたのに、どうにもならなかったゲームとは……「ユーロトラック」。
これはもうゲームだのなんだの言うレベルではなく、単純に運転が苦手なのだと思いますが、本人も苦手言っています。
ゲーム紹介の最後にですが、彼女の自作はここでもみられるのですよ。
ゲームも遊ぶだけでなく、オリジナルなものを取り入れていくのが彼女。雀魂では、あがった時のカットイン作って遊んでました。こういう遊び心に富んだ仕事は早い。
私の感じる『はづきみゆ』の魅力
凄い!凄い!ばかり言ってきましたが、彼女自身にも魅かれるところが多い。ゲームや企画の配信も人気ですが、みゆさんのことが良く知れるのは、やっぱり雑談配信なんですよ。
優しいとか、癒される、という声も少なくないですし本人も嬉しいことだと思います。私自身そう思うことも少なくないですが、どちらかと言えば持ち前の明るさと、結構サバサバしたところに魅かれています。
「お友達がたくさん欲しい」と言っているのが表れている感じで、趣味の合う友人と話している感覚が強いです。異性を意識をさせずに接していける友人って稀にいるのですが、本当にその感覚なのです。まあ、私の場合は年齢が離れすぎているので、趣味が一緒の遊んでくれる娘…ですがね。
また、みゆさんの配信を見ていると、笑う声を聴くことが多い。笑うことが多いうえに声の通りがすっごく良いので、音量は注意が必要です。おそらく複窓しているリスナーさんは、他の配信とのバランス調整が大変だと思いますよ。
この配信中の声の大きさは、本人も認めているところで、BGMとの音量バランスをみんなに聞くも、帰ってきたコメントに答えた内容は……おいおいですよ。
ホラーゲームでは、悲鳴と笑い声が交互に襲ってきて、よくある鼓膜の予備が必要な子。切り抜き動画もあるので、ここで鼓膜を鍛えるのもあり。
持ち前の明るさと努力の裏で・・・
今ではこんなに元気な声と明るさで、配信も楽しくできてるみゆさんですが、いま彼女の活動を支えているのは、配信に遊びに来てくれるリスナー。
最初から順風満帆ではなかった彼女のその思いが表れているのは、Ver3発表となった1000人記念配信の冒頭PVにあります。モデルの紹介では飛ばしていた、冒頭5分にある彼女の思いを見ながら、今回の私からの紹介を締めさせて頂きます。
この1000人記念PVから、彼女の思いを受け取ってくれた皆さん、一緒に遊びましょう。
最後に・・・
いつもながら、私の拙い表現と長文を最後まで読んで頂きありがとうございます。
はづきみゆさんのTwitterとYouTubeのチャンネル登録して、一緒に見続けてくれる方が増えると嬉しいです。
またYoutubeチャンネルだけでなく、メンバーシップやFANBOXがあります。こちらはスパッと1プランのみ490円、600円で限定配信、作成中の音源や待ち受け画面など、ここだけでしか手に入らないものが沢山ありますので、凄くおすすめですよ。