レイアップを覚えるのは、自転車乗れるようになるぐらい難しい
バスケを始めたばかりの低学年の子供たちは、レイアップが非常に難しいです。
レイアップとは、走りながらリングに向かってシュートを放つ基本的なシュートです。
漫画スラムダンクの主人公の桜木花道が「庶民シュート」と言っており当時小学生だった僕は、それを信じておりました(笑)
そこはさておき、バスケにおいて超基本とも言えるこのシュートですが、正直最初はめっちゃ難しいです。
出来てしまえば簡単なのですが、それまでが大変です。
例えるなら、自転車のようなものです。
それではどう難しいのか?
片足で跳び、シュートを最終的には打つのですが、このシュートも下からボールを放つので、よく分からずぶっ飛ばしていまいます。
足もステップを踏まなくてはいけないので、リズム良くいかなくてはいけません。
リズム感もいるために苦戦している子もいます。
こうやってレイアップを分解していくと、ドリブルからステップ踏みながらキャッチをして、その勢いのままリングに向かって跳びシュートを放つ。
この一連の動作を流れるようにやる事が大事になってきます。
それを低学年の子供が理解するのは、難しいです(笑)
なので、実際にお手本をゆっくりやって見せて、イメージを持ってもらいます。
まずは、真似をしてもらう事。
何度もお手本見せながら、一緒にやっていきます。
次に、足の動かし方とキャッチの仕方を言葉を使って教えます。
すぐにできる子は呑み込みが早いですが、そうでない子もたくさんいます。
すぐにできるようにはならないので、根気よく教えていきます。
一度感覚さえ掴めば、自転車と一緒で簡単にできるようになります。
コーチの立場になるまでは、レイアップは簡単で誰もがすぐにできるものと勘違いしていました。
でも子供たちに教える時に、こんなにも大変で難しいんだと考えされました。
きっと今後もこのような事はありますが、それこそがコーチとしての楽しみでもあります。
子供ができるようになった時の笑顔も最高です。
本当にできて良かったーと思う瞬間です。
この瞬間を子供と味わいながらコーチングしていきます。