オートマ車に乗りたい話
普段乗りの車はATが楽でいいけど、気持ちよく乗れるATがあまりない悩みの話です。
■よく乗るMT車:インプレッサ・BRZ・ロードスター
■よく乗るAT車:BMW 1・Volvo V60
私は普段移動でもMT車に乗る機会の方が多く、そのたびATが楽なのにと思っている変わり者です。
しかし、ATに乗るとそれはそれで不満に思ってしまうことがあり、いまいち気持ちよく乗れないのです。どんなことかというと…
•発進/停止で気を遣う
AT車の発進停止では低速域のクリープトルクをブレーキで抑え込む必要があるので、特にブレーキのジャンプインが強め、パッドの静動μ差が大きい欧州車では停止の瞬間や転がりだす瞬間のG変動をスムーズにしづらくグー音も出やすくて、とても気を遣います。
•減速中のG変動が気になる
AT車で緩ブレーキでゆっくりと減速していると、ダウンシフトによるコーストG変動で減速Gを一定に保てず、まるで下手なブレーキングのようになってしまいます。BMWはG変動強めな一方シフトバイワイヤで操作が楽なこともあり、人を乗せていると気になって制動前にNレンジに入れることも…。
•エンジンブレーキが頼りない
山岳路など勾配がきつく長い下り坂では適切なエンジンブレーキをかけて一定速度を保ちたいものですが、AT車のエンジンブレーキは基本弱めで、ほしいだけかけると超高回転になりうるさいのでまあブレーキ踏むか…となりがちです。
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気を遣わないためATに乗ったはずが思わぬところで気を遣うことになり、なかなか解がないのが最近の悩みです。
★なかなかいいぞ、レガシィのCVT
ATの”運転のしづらさ”を意外と感じなかったのが、少し前によく乗っていたBR型レガシィ。この車はCVT車ですが、クリープも弱く変速もなめらかで、移動のための運転シーンではすこぶる快適でした。
昔は若気の至りでCVTなんて伝達効率悪いしダサ!と思っていましたが、ただ快適に移動するためのパワートレインとしてはもしかして最適解なのか……?
パワートレインの電動化が進む昨今、欧州の上質な乗用車がスムーズな走る止まるを手に入れるきっかけになればと期待しています。