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【後編】アラサー独身女、熱帯魚を飼う。~魚お迎えの巻~

28歳アラサー独身女の私が、2022年3月より熱帯魚を飼うことにした。
これは備忘録として準備から魚お迎えまでの記録を淡々と綴るnoteである。

前編では魚飼育に必要なアイテム購入や環境整備について触れている。これから熱帯魚を飼いたいと思ってる人にとって参考になれば幸いだ。


■水槽購入3日後。ついに魚をお迎え。

水槽の水のカルキ抜きをして3日後、彼氏がコリドラスを2匹買ってきた。
コリドラスは底面でじっとしていることが多い陰キャのような魚で、顔もブサイク…いやブサカワなのだが、その様子が自分と非常に似ており親近感を抱く。ついでに底面を泳ぐため、上層の熱帯魚の食べ残しのエサをたべてくれることから「水槽の掃除屋」とも呼ばれているらしい。
彼らには、コリドー街にちなんで『新橋』『銀座』と名付けた。コリドー街とは、新橋の銀座近くにあるサラリーマンのナンパスポットの名称である。ナンパスポットで女に声をかけまくる元気な魚に育ってほしい。

▼まだら模様を『銀座』、パンダ柄の方を『新橋』と命名した。

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数日後、私も追加で魚を買ってきた。
コバルト・ドワーフグラミーを1匹、エンドラーズスカーレットグッピーを5匹。選定理由は見た目の好みと水槽全体の色合いバランスの兼ね合いだ。
コバルト・ドワーフグラミーには『青山』、グッピーには『浜松』と名前をつけた。激しい競争社会の中でも生き抜いていけるようなたくましい魚になってほしい。

▼水色の魚が『青山』、オレンジの魚達が『浜松』。

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魚を水槽に迎えてから間もなく1ヵ月が経つが、魚たちは全員健やかに過ごしている。初めての熱帯魚飼育だったのでカルキ抜きや水温調整が不安だったが、ちゃんと快適な環境を提供できているようで安心した。

しいて変化を挙げるとすれば、先日、突然水槽内にタニシ(?)のような貝が現れた。おそらく水草に貝の卵がついていて、それが孵化したのだろう。水草をしっかり手洗いしたつもりだったが貝の出現は避けられなかった…。
ただ、1匹くらいなら害はなく、むしろ水槽内のコケを食べてくれる良い存在らしいのでそのまま放置飼いすることにした。


■「ペットを飼うと結婚が遠のく」の”ペット”には熱帯魚も該当するのか?

『ペットを飼うと結婚が遠のく』という説を、人生で1度は聞いたことがあるだろう。この説の背景には、「ペットを飼うと自分の生活がペット中心に回るため、デートの優先順位がペット以下となり、恋愛がスムーズに進行しない」という現象がある。そしてこのペットというのは、犬猫だけでなく、いちおう熱帯魚にも当てはまる話だと思う。

熱帯魚自体は1日1回餌をあげておけば放置してOKだ。それより重要なのは水草の方である。
水草を健康的に維持させるためには毎日LEDライトをつける必要がある。このLEDライトは1日8~10時間点灯しておけばよいので、私は朝出掛ける時にライトを付け、帰宅したらすぐに消灯する。LEDライトは長時間つけすぎるとコケの大量発生や魚のストレスに繋がるため、できる限り21~22時までには消灯する生活を心掛けている。

このような生活をしていると、例えば、華金に好きぴと居酒屋デートしたとしても、デート終わりの「ホテル行く?」あるいは「俺の家泊まる?」という誘いに乗る機会を逃すことになる。だって自宅のLEDライトつけっぱなしだから、このまま外泊しちゃうと魚にストレスかかっちゃうし、コケは生えるし、電気代もかかっちゃう。結果「ごめん、今日は帰るね。」となる。
ここで「まあ1日くらいLEDライトつけっぱでもいっか~!好きぴについてっちゃえ!」と魚の健康を考慮せず男にホイホイついていこうとする人はペット飼育に向かないので諦めてほしい。生涯80年前後生きる我々にとっての1日は大したことがないかもしれないが、我々よりずっと寿命が短い魚たちに対して1日中ストレスを与えるのはあまりにも酷だ。ただでさえ水槽という限られた空間で自分のエゴで飼育しているのだから、飼育している以上はペットに最良の環境を提供するのが飼い主の使命である。


まあ、ぶっちゃけこの問題はタイマー設定付のLEDライトを買えば解決できる話なので、結婚したい・恋人がほしいけど熱帯魚が欲しいという人は必ずタイマー付きのLEDライトを買おう。


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