アスコンにエントリーしました〜
ノンのんです。
オンラインゲームのドラクエ10で、自分のキャラクターを撮影した写真とキャッチフレーズ、自己PRを投稿してプリンセスを競うイベント「アストルティア・プリンセスコンテスト」(略:アスコン)が昨日から始まりました。
毎年開催されてますが、今まではそのクオリティの高さに参加することは全く考えていませんでした。でも、プレイべでプレーヤーの皆さんと接する中で「参加することに意味がある」と考えて今回チャレンジすることにしました。ここに一連の流れを記載します。
1.目標
このコンテストは第1次審査をゲーム運営チームが行い「プリンセスとして優れた自己PRが行えているか」を審査基準として投稿内容を審査し、40〜100キャラクター程度に絞り込まれます。
続いて第2次審査はプレーヤー(冒険者)の投票です。こちらは一目瞭然の人気順です。なお、期間中にそれぞれの投票数が見られるわけではなく、結果発表によってわかるという形です。(のはず)
また、表彰は総合1位と各5種族と人間で1名ずつ、計7名が受賞できます。まずはこの前提を基準として考えました。
上記を踏まえて前年の第2次審査の作品(写真)一覧を見ましたが、どの作品もさまざまな「撮影技術」を使っていて一目で「すごい!」と思えるようなものばかりでした。ただ、その中で「ん?これは自分でも頑張れば撮影できそう?」と思ったものが数点あり、それらを詳しく見るとキャッチフレーズと自己PRが「魅せる」内容となっていました。
自己PRは第1次審査で審査される部分です。なるほどそれならばその部分に力を入れてなんとか「第1次審査を通過できること」を目標としよう、と決めました。
目標は「第1次審査を通過」
2.コンセプト
続いてコンセプトを考えます。目標を達成するためにはゲーム運営チームが「選考したい」と思える内容が必要です。もし自分が選考者だったら、ゲームの世界観を活かしていて、プリンセスとしての品位があって、「イメージできそう」なものを選ぶかもしれない、と考えました。
今度は人との差別化を考えます。昨年の受賞作品を見ると淡いパステルカラーのものが多く、また、人気種族の「ウェディ」や「エルフ」が多く選ばれていました。ノンのんの種族である「オーガ」も一定数ありましたが、どちらかというと少数です。そこで写真の色味は強め、種族はオーガならば差別化できると判断しました。
最後に重要な「自己PR」です。どの作品も写真の内容を補足して、世界観をより際立たせる素晴らしい内容です。一人称で詩的なものが多かったです。ここはそのまま活用しようと思いました。
コンセプトは「ゲームの世界観を活かしたオーガが活きる詩的なもの」
3.設定
あとは設定です。ここでは「実現(撮影)可能かどうか」が一番重要です。超絶技巧やハウジング、協力撮影はノンのんには無理です。ですから撮影場所はフィールド上の建物内(採光が一定)で、対象物は動かないものがベストです。また、あまりに人が集まるところだと撮影しづらく、逆に多くのプレーヤーが行きづらいところだと共感を得にくいため、定期的に訪れる場所にしよう、と考えました。
具体的に絞り込んでいきます。オーガのノンのんは身体が大きく横長のアングルには不向きです。どこか良いところはないかな〜、と漠然と考えていた時、バレンタインイベントで「ダルメシアン柄のスカート」をゲットしました。オーガのノンのんが着ると乳牛っぽく見えるこの柄、見ているうちに「色が変わる途中」の状態として活かせるのでは?と思いつきました。んんんん〜、この世界では美女が敵モンスターになることが多い、それからバチが当たることも多い、、、、そうだ!女盗賊が呪われて黄金の像に変わっていく、という設定にしよう、と閃きました。ということで場所は「偽りのピラミッド」に決まりです。
設定は「女盗賊がピラミッドで呪われて黄金の像に変わってゆく」
4.撮影
設定が決まったため、それに併せたドレスアップをしました。本当ならば黒装束であったはずが、帽子や上半身は黄金に、スカートは黒から黄金に代わる途中、手足の装備は黒のまま、という姿です。また、髪型も金色と黒色のツートンにしてみました。こんな感じです。
前述の通り、オーガは横長のアングルには不向きですので「寝そべった姿」で像に変わる、ということにしました。あちこちに寝そべって、絵の奥行きや色味なども検討し、こんなんどうかな〜と思った一枚がこちら。
盗掘に疲れてうたた寝していたら、いつの間にか身体が黄金に変わってゆく、、、、うん、良い感じ!と思ってまずはこの写真に決めました。でも、うーん、うーん、盗賊が呪われるのは良いのですが、それって「何か」具体的なものがあった方が良いのでは?と思ってきました。門柱にある目の形をした装飾を背景に入れてみるも身長との関係で上手く収まらず、、、ぐるぐると回っているうちに、砂に埋もれた鳥型の棺桶の目(宝石)が暗がりで怪しく光る場所を発見しました。お!これこれ!この目に見つめられて呪われたことにしよう!と、この鳥の目とノンのんがうまく収まって、かつ身体が少しずつ黄金に変わっていく途中の感じをだせれば、、、と悪戦苦闘して撮影したのがこちらの応募作品です。
5.自己PR
写真が決定したので本題の自己PRを考えます。気になっていたのが昨年の作品の表示方法です。プレイヤー専用のウェブサイトから閲覧できるんですが、ページの関係上、上限150文字が全て収まりきらず、長い場合は自分でスクロールしなければいけませんでした。これがとっても面倒だったので、第1次選考では考慮されないとは思いますが、なるべく1文を長めにしました。そしてこちらが重要ですが、写真の凡庸さを補って、かつ「写っていないところ」をイメージさせる文。何回も書いては消しを繰り返してできたのがこちらの文です。
元々は黒装束だったことを明示して、写真の状態は「黄金化の途中」であることを記載します。また、呪いで苦しんでいる感じはそぐわないので、冒険者が第三者の視点として見た時に「眠り姫」と表するような穏やかな感じを表現しました。ノンのん本人も黄金のお宝になれたのでちょっとは喜んでいるかもしれませんね。😊
6.まとめ
いやぁ、結構大変でしたが面白かったです。特にダルメシアン柄のスカートで身体が硬化していく途中の「硬化中」を表現できるのでは?と思いついてからは、ドレスアップを考えたり、撮影場所を探したり、具体的な形になっていくのが楽しかったです。そして最後に、これを読んでくださったドラクエ10ユーザーの方で、1人でも「チャレンジしてみようかな?」と思ってくれたら幸いです。