意味のない散文

以下、ただの意味のない散文です。全部本心で全部嘘です。言葉ってそういうものだと思います。

絶望をひとつ越えるたび、別の絶望が待ち構えていてもう諦めたい、私はここまでわりと頑張って生きてきたのに、どうしてこんなに報われないのか、どうしてこんなになにもなくてずっとひとりなのか、どうして、どうして私は。納得できないこと、どうしてに続く言葉、全てが私を苦しめる、だんだん動けなくなる、言葉も出なくなってもうどうしたらいいのか。私のこの苦しみを言葉にすることもできないけれど、語らずにもいられなくてただ的外れな言葉を抽出してさらに息がしにくくなっていくだけ、苦しいだけ、体が冷え切っていくだけ。
死にたいと思う、でも前の死にたさとは違うとも思う、私は前よりうんと現実に立っていて、現実を見つめることができていて、そのうえで死にたい。いつどこにいてもどんな自分でも、今度こそ変われたと思っても結局死にたいこと、希死念慮で眠れなくなる夜は変わらずそこにあること、私は私から逃げられないこと。すべて受け入れていくしかなくて、私なりに受け入れたつもりで、少なくとも見つめようとしていて、受け入れていこうと頑張っていてそれでもつらくて受け入れたくないよ。絶望が現実として存在していることのつらさとか、受け入れられなくてうまく息ができなくてうずくまって泣いてしまった日のこととか、忘れてないし今もあのままだし、私は今もあの場所で泣いているしかなくて、死にたいよ
助けてほしい、どうか救ってほしい。そう思うたびに私は私のことを苦しめている、だって誰も私のことを助けることなんてできない、何も私の救いとしては存在しえない、知ってしまったから、もうわかってしまって、だから希望のこともう幻すら見つめることできなくてだってないから仕方ないよ、もうなにもないね泣きたいよ、
私は私のまま私で生きていくしかないこと、そのことが何より絶望でもう私は私をやめたくて、でももうだめなんだよね、私は私のことゆっくり飲み込んでいくしかないんだよね、それが何よりつらくて受け入れがたくて、私はこれからどうしたらいいんだろう、もうどうしようもなくてただまた日常をこなす以外のやるべきこともできることもなくて、でももうつらいよ、泣きたいよ死にたいよ、私は私を受け止めることも抱きしめることももうできない
あなたを殺して立っていたあの日にあなたの言葉がなにより私を救ってくれたこととか、なにより大好きなあの人の言葉が私をずっとあの場所に縛りつけていたこととか、全部覚えていたい、何もできないし何もわからないし何も変わらないから、せめてできるだけそのまま覚えていたい、忘れないでいたい、可愛いあの子たちみたいに許さないまま忘れることできないけど、できたらきっとしあわせだったけどできないから、諦めて覚えてたいよ
人殺しでもちゃんとしあわせになれると思うの、どいつもこいつも人殺しじゃんだって、いろんな私がいろんな奴に殺されてそのたびにぜんぶ殺されそうになってたりしたじゃん、忘れんなよ私、私は私を許してないよあんなにたくさん殺して壊してめちゃくちゃにした私のこと、どうかしあわせにならないでどうかどうか地獄に落ちて、私は私が憎くて泣きたくてこの私を私から引き剥がしたくてたまらないよ、私が私のまま生きるために殺してもらったんだと思ってる。殺してくれてありがとうもう私じゃないよ、だからもう殺さないで、壊さないでもうつらいよ私は私を殺したいけど殺されたくないよ私はやっぱり私だから。地獄に落ちた方がいい私でも私なりに可愛くて私であることもさらにつらくて、もうやめたいよ、いろんなこと、やめてやめてやめつくして、残った何かでまた私はじめてみたいよ、私じゃない私であと一回だけでいいからやり直してみたいな

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