日に日に 生を感じる。生きてる事を実感するようになってる。でもまだ忘れるな。
そんなこんなで。
振り返ると 今までの僕がこんな気持ちや想いになるなんて知らなかった。
解っていなかった。解っていなかったというのか、分かっていても何もしなかった。何もしなかったから。変わろうとしなかったから、幸せになれなかった。
こう書くと(聞くと)、話が大きくなっていると思う人もいるのかな。
いやいや、話は壮大に、テーマは永遠に、そうやって話は成り立たせたい。
こういう所、僕は変わらない。これは趣味嗜好の話だから。
生き方を(少し、見方や扱い方を)変えたからと言って、
自分の人間性や先天的後天的に得たものを消した訳では無いからね。
あ、そうだ。思い出した。かおるの話だ。
「僕と かおる(かおり)」との話には少し嘘がある。
それをいってしまえば「僕と幸せとは」とか、「僕とみーちゃんとの12年年間」という人生話まで嘘がありそうになって怖いのだけど。
たいした話では無いの。
僕とかおるが共通して好きだったバンドが売れていったって話 なだけ。
かおるはアートスクールから派生していく。
僕がナンバーガールから派生していく。
それは同じではない。
僕にとってそれは台本があるかのような物語だと思っているの。
かおるが褒めてくれた「素敵」って言葉では片づけられないくらいの奇跡だと思っているの。
だから僕らは感傷的にもなるし、感慨深くなる余裕も時間も無いような中にいると思う。
かおるは そこからトルネード竜巻や、もう今は名前を忘れたバンドを本当は好きになっていく。
僕は、ブルーハーブでヒップホップを知り始め、中学生の頃にラジオから流れていたFPMやフリーテンポやモンドグロッソの存在が、ジャンル的にエレクトロやハウス系と呼ばれている事を知る。
ナンバーガールから54-71のアンダーグラウンドみたいな変拍子や、変な異質な音楽に興味を持って、みたいな世界を知る。
ルミナスオレンジでシューゲイザーを知る。マイブラを知る。
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この世界は想っていたより悪くは無いかもしれないけど。
美しいものでは無い。
綺麗なのは僕の中だけの話で、本当の話は、
決して綺麗で美しいものでは無いと僕は観ている。