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田村ゆかりツアー倉敷振替公演。

中止になった時は、振替公演は無理ではないかと半ば諦めていた。
演者やスタッフの人員確保、お金の問題だってある。
それをやってくれるというのだ。
このツアーは他にも振替が出ていて、それだけでも大変だったと思う。
平日への振替だったが、そこは何としても参加しようと頑張った。

ツアーグッズも、日付けなどの入ったものは追加生産だろうし、とても赤字なのでは?と思う。

会場にはたくさんのファンが集まっていた。
都合がつかず、諦めた人もいるだろう。
最初のMCで、ゆかりんはみんなの熱が冷めていないか不安だったらしい。
どうしても間があいたからね。
名古屋の時も、そうだったと思う。

この公演、ツアーで一番良い席で見れた。
もう、ただひたすら、ガン見していた。
手足は折れてしまいそうな程に細い。

彼女はプロフェッショナルだ。
圧倒的なプロのパフォーマンス。
普通に参加してもいつも充分に楽しめるライブを提供してくれるのだが、近くで見ることで、どこまでも細やかなファンへの気遣いも見て感じることが出来た。

歌っている時、素晴らしい笑顔なのだ。
みんなが望む田村ゆかりを、最大限に魅せてくれる。
衣装も細かい所まで見えたのだが、動きに合わせて広がるスカートの裾とか、計算されつくしていることがうかがえる。

彼女は、常に客席を気にしている。
両端や二階席などにも視線を向けたり、移動したりしている。

ダンスも、ただの振り付けではなく、可愛いをしっかり演出するものになっている。

歌唱力は言わずもがな。
それを聴くだけでも価値のあるライブだ。演奏もバンドなので音も良い。
桃色男爵の演奏技術の高さも素晴らしい。

音楽ライブとしてのレベルの高さ。
私は他の声優さんのライブは行ったことがないのでわからないが、ハイ!ハイ!するのも楽しい(笑)
去年、よくわからないままに参加して楽しめたので、続けて参加している。

コロナ禍で生まれたらしいアコースティックパートも非常に良い。
その流れでのしっとりした楽曲。
着席で楽しむというのもライブでは斬新だった。
スーパーノヴァ、逆蜻蛉の演出も良い。
近くからだと、楽曲の演出に合わせて、表情や動きなども細かく演出されているのがわかった。

長く活動しているといろいろあると思う。
あの曲を歌って欲しいとか、ファンの要望も様々だろう。
他のアーティストでもそうだが、古参のファンも新参のファンも、ファンはみんなワガママだ。

ゆかりんは、めちゃくちゃファンのことを考えてくれていると思うよ。
誰も取りこぼさないなんて無理だ。
せめて、彼女の目に触れるところで、酷い言葉を書き込んだりはしないで欲しい。

ライブの最後、彼女は会場のすべてのファンに向けて手を振ってくれる。
それも、毎回だ。
そんな時間を設けてくれるのだ。
私の知っているアーティストで、そんなライブは見たことがない。

強行軍、かつ、長丁場のライブツアー、お疲れ様でした。
無事に松山まで終えられたようで何より。
どうかご自愛ください。

次は横浜のFCイベントで!