Asia Pacific Predator League 2022 Grand Finals PUBG出場チームを勝手に紹介してみた Part1
皆さまこんにちは。PUBG観戦勢、ノンナです。
このアカウントで最後に記事を公開してから半年以上が経過してしまいました。
というのも私、今年の5月から、Pradator様の協力のもとPUBG SCRIM JAPANで行っている"PSJ Focus"という連載で共同編集者を担当させてもらっていたもので、そちらに注力していました。
(PSJ Focusもぜひご覧いただけると幸いです。)
さて、来る11月11日~13日まで、Asia Pacific Predator League 2022のGrand Finalが、PUBG、Dota2の2競技で開催されます。
開催地はなんと日本。
アジア太平洋地域の強豪たちが集い、白熱したバトルが繰り広げられます。
PUBGでは10の国と地域から16のチームが参戦するわけですが、普段耳にしない地域のチームも参加することもあり、中々情報のないチームが多いことでしょう。
そこで今回は、参加16チームの紹介を、私が個人的に調べた情報をもとに行っていきたいと思います。
※各チームの紹介は素人である私が個人的に調べ、まとめたものです。
主に予選映像、Liquipedia、Twireggなどを参考に書かせていただいているため、変更が生じた場合はこちらの記事も修正いたします。
また、上記の理由に伴い、情報に誤りがある可能性がございます。予めご了承下さい。
Part1では、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア地域の6チームを紹介します。
それでは見ていきましょう。
ベトナム🇻🇳
ベトナム予選はなんと3週間もの期間をかけて行われました。
各週の獲得賞金の合計で競い合い、上位2チームが日本行きの切符を勝ち取ります。
そんな激戦を勝ち抜き選ばれたのは、この2チームです。
Genius Esports
このチームの予選の活躍ぶりには、本当に驚かされました。
今年の2月に結成されたばかりのチームではありますが、Open Qualifier(グループ予選)、Contender Stage(準決勝)をあっさりと首位で通過。
そして更なる驚きはFinals。Week1を同地区のライバル・CESとのタイブレークで制すると、Week2はCESに38ポイント差をつけ再び週間優勝。
なんとこの時点で2位以上が確定し、Predator League代表枠に内定します。
しかしこれだけでは終わらず、なんとWeek3も1位で終え、Open Qualifierから1度も1位を譲らずに完全優勝を果たしました。
やはり特筆すべきはその攻撃力。
Finalsの45試合で、1試合平均キル6.6、平均ダメージは1167.5という見事な暴れっぷりです。
中でも圧巻のパフォーマンスを見せたのがPNCベトナム代表にも選出され、個人成績11位にも輝いたClories。
チーム最年少の19歳はFinalsでKDA4.1、1試合平均388ものダメージを叩き出し、その冠に恥じない活躍を見せました。
本戦でも優勝を果たし、本当の意味で「Predator League 完全優勝」を果たしたいところ。
New Generation Esports
予選2位のCERBERUS Esports、3位のThe ExpendablesがPGC2022へ参加するため、予選4位から繰り上がりで選出。
7月後半から8月初旬にかけて行われたNimo Pro Series 2022 Fallで優勝、PUBG Vietnam Series 2022 Fallで4位に輝き、PCS7 APACに出場しました。
日本ではあまり知られていないチームかもしれませんが、メンバーは実にハイレベル。
Dyannは元Divine Esportsで、PCS2王者になった時のメンバーで、YoungBiiは元BN UnitedとしてPCS5優勝しAll-PCS選出。
VanNghjはPCS5 Most KillでYoungBiiと同じく、All-PCSに選出、そしてNielTもPGI.S 2021出場と、4名全員がAPACで華々しい成績を残している、いわば「スター軍団」なのです。
予選4位とは言え、ツボにハマってしまえば優勝しても不思議ではないチーム。
PUBG界の"新世代"を担うべく、まずはPredator Leagueの頂を目指す。
フィリピン🇵🇭
フィリピンからはPredatorの看板を背負う名門チームが代表に招待される形で参戦。それがこのチーム。
ArkAngel Predator
幾度となく国際大会に参加し、PCS5では2位、PGC2021にも出場するなど、申し分ない実績の持ち主です。
今シーズンもPCS6、PCS7に連続出場を果たすも、結果はどちらも10位。PGC PointsでAPAC9位に留まり、PGC2022への出場を逃しています。
直近の大会であるPCS7では、ミラマーでのランドマーク争いを避けたことによるムーブの変更や、安全地帯に揺さぶられる場面も多く、中々安定した成績は残せなかったものの、要所要所で見せる内側を狙った思い切ったムーブは彼らの強みでしょう。
全フィリピンチームの想いを背負い、"Predator"の盾を奪い取る。
インドネシア🇮🇩
インドネシア地域は予選が行われず、国内上位成績の選手の中から"IGL"、"RUSHER"、"FLANKER"、"SUPPORT"という4つのカテゴリーで1名ずつを選出し結成されたオールスターチームとなっています。
それがこのチーム。
Macan Semeru
PUBG Nations Cupインドネシア代表のRDK、Tedeeyyに、東南アジア地域のPCS予選であるChallenger Rumble優勝経験のあるtRyck、edvk1ngを加え、バランスの良いチーム構成となっています。
基本的には血の気の多いチームで、積極的に周りに対して攻撃を加える場面が多く見られます。
射撃能力も高く、キルポテンシャルも十分なチームではありますが、ムーブ面においてはやや雑さも見られ、生存には課題を残しているようにも見えました。
タイやベトナムといったPUBG大国に囲まれ、今シーズンの最高成績はPCS5での10位と中々成績を残せていないインドネシアリージョン。
インドネシアPUBGの誇りを背負った4人の戦士が、虎視眈々と頂点を狙う。
マレーシア🇲🇾
Grand Finalはオフライン、かつ1日8試合という過酷なスケジュールとなったマレーシア予選。
ハイレベルな撃ち合いが続くGrand Finalを制したのはShuaiGeDuiですが、彼らはPCSでも好成績を残し、PGC進出。
その結果、日本行きを決めたのは以下の2チームとなりました。
VR Universal 4Rivals
前評判ではSGDの圧勝になるかと思われましたが、そこに待ったをかけたのがこのVR Universal 4Rivals(予選参加時のチーム名は"Team Setup")でした。
Round5終了時は4位。残り3試合で2位以上になるには20ポイント差をつめる必要があり、これ以上転ぶことが許されない状況に陥りました。
しかし、ここから怒涛の追い上げを見せます。
中でも驚かされたのはRound6。
Phase5まで戦いにくい状況が続き、終盤も安全地帯ギリギリで長い時間耐えるしかありませんでした。
しかし持ち前のDMRの精度の高さを生かしダメージレースを優位に進めると、好機と見るや一気に前進。あっという間に16キルを荒稼ぎし、総合順位2位まで駆け上がりました。
序盤には中心付近まで大きな移動を伴うムーブや、スプリットなどを仕掛け、中盤以降も積極的にファイトに介入していく強気なスタイルを武器にしており、前述の通りDMRを用いた中遠距離戦を得意としています。
中でもApikk、Km0Nの2名は、車両に乗った敵に対してもDMRを突き刺す、特に要注意な選手です。
今大会のダークホースとなれるか。
ShuaiGeDui v2
現在PGCに出場しているSGDですが、本大会の予選はオフライン開催ということもあり、台湾人選手であるLeoが参加できず、スタンドインとしてIAMPETEが参加していました。
SGD v2はそんな彼を中心に構成された即席チームです。
メンバーはIAMPETEと共にPCS7に出場したkmf1に、Predator Leagueマレーシア予選で活躍した3名を加えた5名。
国際大会の経験が浅い選手が多く、即席ということもあるのでかなり厳しい戦いが予想されますが、攻めの姿勢を貫けば盤面を破壊できるだけのパワーはあると思います。
短期決戦ならではの大物食いに期待。
以上、Part1の6チームの紹介でした。
実績のある強豪チームから、今大会のために組まれた即席チームまで、十人十色のチームが揃っています。
Part2では、タイ、インド、台湾、香港のチームを紹介する予定です。
お楽しみに。
2022.11.06
ノンナ
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