【出産は十人十色】第2子の出産記録
この前生まれたばかりだと思っていた息子が、もうそろそろ1歳4か月になる…
私の場合もう妊娠出産することはなさそうだから、出産した日のことを記録しておこうと思って書き始め、下書きのまま久しく放置していたので…
だいぶ今更だけど気にせず投稿。
陣痛~出産までの流れの記録
(出産後、ベッドで横になってもなかなか眠れなかった時に手帳にメモしまくったので、結構詳細に書けた。
数年後、懐かしく見返す時がくるかな?)
AM1:20頃
娘と一緒に寝てる時に、下腹部~お股の奥の方にかけてズキンとした鈍い痛みを感じ始める。
そこから一気に不安になって、痛みの波に神経を研ぎ澄ます…
トイレに行き小&大を出す。(娘出産の陣痛が始まった時も同じだった)
AM2:00頃
産院に連絡するには早いかなと思いつつも、既に結構痛かったし、娘の時もお産の進みが早かったので念のため病院に電話。
陣痛アプリで測ってみたら間隔が早くも6~8分だったこともあり、急遽病院へ向かうことになる。
前もって計画していた通り、病院までは母の車で。深夜だったので爆睡中の娘のことは父に託す。グーグー寝ている娘のお尻をポンポン触って、「ママ頑張ってくるね...!」
もう一度トイレで大を出してから←、荷物を持って出発。
車中では強い痛みの波に悶絶。
狭い後部座席で四つん這いになりながら「そうそう、娘の時もこんな感じだった…悶」と回顧。
AM2:30頃
深夜だったから道路が空いていたためサクッと病院に到着。
コロナ感染対策のため、車で送ってくれた母は立ち合いNGどころか玄関先で追い返される。。。
だんだん強くなる痛みに苦しみながら、赤ちゃんの服やタオル、母子手帳、骨盤ベルトなどを必死にカバンから出して助産師さんに渡す。
すぐにDr.の内診⇒子宮口は4~5cm開と言われ、即分娩台の上へ。
内診台に乗る直前にドロッとした熱いモノが出る感覚があり、「これが破水か」と感じた。
(娘の時は破水しなかったので破水未経験)
NST中に食べ物のアレルギーや好き嫌いを聞かれたが、正直「そんなこと、どうでもいい~!!」と思いながら何とか返答。(入院中の食事準備のために聞かれた模様・・・)
脇に挟むタイプの体温計を渡されたものの、痛すぎてちゃんと脇に挟めず、結局測定できず。
分娩室に移動したあとは、部屋に流れる音楽を聴くことに意識を向けながら、採血&血圧測定。
「まだ体温を測れてない」と伝えると、おでこにピッとするタイプの体温計で測定して貰う。(コレがあるなら最初からコレで測ってくれ!と言いたかった…)
そして(懐かしの)剃毛をして貰いつつ、必死にいきみのがし。
陣痛の痛みがくる度に少しずつ破水してるのが分かる。
二回目とはいえとにかく痛みが強くて焦る。
「そうだ、出産時のこのエグい痛み、思い出した・・・」(もう遅い)
痛みで思わず呼吸が浅くなるが、頑張って鼻から沢山息を吸う。
(マスクで呼吸が苦しい!でも見苦しい表情を隠せるのは良かったかも。)
初めての出産の時と違って今回は、陣痛の波がきていない間はわりと冷静に周りを観察。
「2人の助産師さんが忙しく動いているな~」
「1人の助産師さんは娘を出産する時にもお世話になった方だ!」
「私にはこんな大変な仕事無理だな・・・」
「こんな真夜中でも呼び出されて、お医者さんは大変だな」
「先生ちょっと眠そうだな」
…なーんて考えたりしてた。
2人の助産師さんの内、1人は娘の時にもお世話になった方だったので、精神的にとても支えられた。
痛みの波がきた時にはギュッと手を握ってくれて、涙が出るほど有難かった。。。改めて、助産師さんは神のような存在。
そして痛みがいよいよマックスに近づいた頃、助産師さんから「あと二回、深く吸って・吐いてを繰り返したら、息を止めて声を出さずにいきんでみよう」と言われる。
赤ちゃんに会えることよりも、「やっとそろそろ楽になれるのか!」と嬉しくなる。
そして5回くらいいきんだところで「髪の毛が見えてきてるよ~ 上手だよ~」と先生から励まされる。
(褒められたことも単純に嬉しかった)
子宮を強く雑巾絞りされているような感じでお腹もとにかく痛いけど、産まれる直前には、お股に熱くて固いボーリング玉のようなモノ(?)がグググッと下がってくる感じ!!
そうそう、コレコレ(T_T)
と、娘の出産時の痛みを想起する・・・
ただ今回は娘の時と違って、会陰を「ヂョキッ」と切られた感覚があり。
AM3:20頃
最後は「もう手を(ベッド横のレバーから離して)胸の上に置いて、力抜いて大丈夫!」と言われ、力を抜いたら、股の間からしわくちゃの赤ちゃんの顔が見えて一気に安堵。
陣痛開始から1時間59分で息子誕生!
力強い、可愛い泣き声。
おちんちんもしっかり見せて貰う。
真っ白で太いへその緒、そして胎盤も見せて貰う。
胎盤は、先生の両手いっぱいになるくらい大きくてビックリ!
赤黒くてブルンとしていた。まさにでかいレバー。
その後は、これからの悪露の出方などの説明を受けながら、会陰を縫われる。
チクチク縫われる痛みに耐えながら、麻酔が出てくる吸入用マスク(?)から必死に息を吸う。。。
赤ちゃんは処置台に連れて行かれてすぐに「おしっこ出た!」と言われてて面白かった。
分娩台の上で安静にしている間、タオルに包まれた状態の赤ちゃんが連れられてきて、私の右側に置かれて抱かせて貰う。
【以下、感想】
まさに産まれたてホヤホヤ!
ちっちゃい~~ 可愛い~~~
触ってる感覚がないくらい、肌が柔らかい。
起きてる。目キョロキョロしてる。
お手手冷たい。もう爪が伸びてる。指が細くて長い。
結構力強く動くなぁ。
あくびしてる。くしゃみも。
タオルに顔をうずめようとする。
(今もよく同じ動きをする)
指をくわえようとしてる?
助産師さんに、病院のタブレットと自分のスマホで写真を撮って貰う。
お腹の上に大きいアイスノンをのせてしばらく分娩台の上で安静にしたあと、ストレッチャーに移乗。
病室に移動している間、先生から「一昨日の健診では推定2900gだったのに、実際は3200gもあったね」と笑いながら言われる。
「会陰の傷がよくなるまでは、あぐらをかかずにお行儀よく過ごしてね」とも言われる。
そして(娘の出産時に引き続き)「今回の出産も早かったね」と言われ、「確か進みが早すぎるのも良くないんですよね?」と聞くと、「そんなことないですよ。いいんじゃない」と笑顔で返されて、ホッとする。
産まれるまでのスピードは、遺伝も関係しているらしい・・・
病室に着き、この病院恒例の先生のお姫様抱っこでベッドに移乗!
※先生は還暦越えなのにめちゃくちゃ若くてパワフルで驚く。汗
「軽くて有難い」と言われて、お世辞でもホッとする。
腰のヘルニア?で、「最近はもう軽い人しか抱っこできないんですよ」とのこと・・・
先生には、身体を大事にしてこれからもずっと元気に活躍していただきたいと心から思う。
「これは目からの麻酔だよ」と、生まれた直後の息子のポラロイド写真を渡される。
感無量で眺める。
ベッドに横になってすぐ、助産師さんが私のカバンの中からスマホや飲み物などを枕元近くに持って来てくださったので、無事出産完了した旨を夫や家族にLINEで報告。
(両親と夫の反応は「え、もう?!」だった。笑)
その後は、眠ろうにも眠れぬまま時間が過ぎ・・・
ろくに眠れぬまま朝になり、出された朝食をペロッと全て完食。
(娘の時は出産後の興奮と疲れで食欲がなかったけど今回はお腹ペコペコだった。)
あとは、汗だくになった服を着替えたり、助産師さんに付き添って貰いながら産後初のおしっこをビクビクしながら出したり。
昼過ぎには、両親と娘がお見舞いに来てくれたので楽しくお喋り。
みんなでナースステーションにいる赤ちゃんを見に行ったり。
息子を見つめる娘の目線、ホクホクした気分になった。
・・・と、まぁこんな感じかな?
陣痛~出産まであまりにあっという間で、出産はやっぱりとにかく痛くて大変だったけど、今となれば全て良い思い出。
息子の妊娠初期~中期は、つわりもなかなかつらかったなぁ。
娘の時に引き続き、今回も神秘的で貴重な経験が出来た。
息子よ、無事に生まれてきてくれて、ありがとう。
スクスク、ムチムチに育ってくれてありがとう。
これからも二人を妊娠・出産した時のことを忘れずに、大切に育てていきたい。
そして何より、子どもたちの存在によって私自身も育てられていくんだろうな。
~出産記録おわり~