おひとり分レシピ(4)|ひっくり返さなくてもできる、だし巻き卵
おひとりさまのおひとり時間に寄り添うWEBマガジン「nonmari(ノンマリ)」で連載中の短編小説「お裾分け好きの裾野さん」。主人公の大学生・琴乃とお隣の住人・裾野さんとの交流を描いたお話です。作品内では、ほっこり心があたたかくなるような裾野さんのお料理が登場します。
裾野さん第五話に登場するのは「だし巻き卵」。ノンマリ編集部スタッフが、お話の中に登場する料理の再現に挑戦してみました。
ひっくり返したり巻いたり、テクニックが必要な「だし巻き卵」ですが、今回はひっくり返すことも巻くこともなくできてしまう作り方をご紹介します。ぜひ、お話を読みながら一緒にお召し上がりください。
<材料>
・卵 3つ
・麺つゆ(自宅にあるものでOK)
・取っ手のとれるティファールの卵焼き器
<作り方>
(1)お手持ちの麺つゆに水を加える
(2)卵をフォークで混ぜる
(3)(2)に(1)を入れて混ぜる
(4)卵焼き器に多めに油を敷く
(5)中火で半熟程度まで焼く
(6)卵焼き器のままグリルに入れる
(7)中火で4〜5分焼く
(8)あら熱をとる
(9)お皿に盛り付けて、できあがり
(1)麺つゆに水を加える
お手持ちの麺つゆに水を加えます。濃さはお好みですが、「素麺を食べ終わって薄くなってしまった素麺つゆ」の味わいを目安に、全体で100ml程度になるよう調整してみてください。
※甘くてやさしい卵焼きがお好きな方は、麺つゆではなく、粉末のだしの素と砂糖小さじ1杯を、100mlの水で溶かしたものでもOKです。
(2)卵をフォークで混ぜる
別の器に卵を入れて、フォークで混ぜます。白身が固まりがちなので、白身を中心にフォークで断ち切るようにして混ぜてください。
(3)卵に(1)を入れて混ぜる
(4)卵焼き器に多めに油を敷く
卵焼き器は「10分で美味しくなるレトルトカレー」でも紹介した、取っ手のとれるティファールの卵焼き器を使います。これがあれば、ひっくり返したり巻いたりしなくても、簡単に卵焼きができるのです。
少々お高いですが、ひとり分を作るには容積がぴったりで、火が通りやすく、器に入れやすく、洗いやすく、炒めるとき、温めるとき、焼くとき、いろんな用途に使えます。
(5)中火で半熟程度まで焼く
中火にして油を馴染ませます。温まったら卵液を入れます。端が固まって来たらヘラで混ぜる、をゆっくり繰り返します。全体的に半熟程度に火が通ったら、最後にヘラで表面を平らに整えます。
(6)卵焼き器をグリルにセット
卵焼き器をガスコンロの魚焼きグリルに入れ、取っ手を外します。
(7)中火で4〜5分焼く
魚焼きグリルを中火にして、4〜5分焼きます。膨らんでいますが、温度が下がるとすぐに縮みますよ。
(8)あら熱をとる
あら熱がとれたら、まな板に載せて切ります。そのままでは薄いので、半分に切ってから2枚を重ねてから、お好きな大きさに切ってください。
(9)お皿に盛り付けて、できあがり
※取っ手のとれるティファールの卵焼き器がない場合は、(6)(7)の工程ができません。(5)の半熟状の卵を卵焼き器の端に寄せて、フライ返しでひっくり返してください。
「お裾分け好きの裾野さん」
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