自己愛性パーソナリティー障害
私は本屋やネットでパーソナリティーが幼いということについて調べました。
するとパーソナリティー障害障害の中に自己愛性パーソナリティー障害とうのがありました。
自己愛性パーソナリティー障害は、ありのままの自分を愛することが出来ず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むとありました。
あと自己愛性パーソナリティー障害=モラハラだとも書いてありました。
私はこの時点ではモラハラされていたという認識はあまりありませんでした。
夫はもともとの真面目すぎる気質に加えて、父親による暴力、過干渉、それらから誰からも守ってもらえなかったことにより自分を愛することが出来ないまま大人になってしまったようです。
自分を愛することが出来ない人が他人を愛することが出来るはずがありません。
またパーソナリティ障害の中でも自己愛性人格障害はもっとも治療が難しく、そもそも有効な治療法がないと書いてありました。
私はここでかなり落胆します。夫の病名は分かったけれど、彼を治療するのが無理かもしれないと思い始めました。
自己愛性人格障害の人は自分を病気(障害)だとは認めません。それを認めるという事は自分自身を全て否定することになるからです。
しかし治療は自分自身を否定し、認める所から始まります。夫は治療のスタートラインにすら立てていませんでした。
夫が私に連れられて精神科に行くのではなく、自ら行かなくては意味が無いのです。
夫はカウセリングを受けるとは言いましたが、それは先生の話に興味を持っただけで駄目な自分を治そうと思ったのではありませんでした。
実際夫は2回目のカウセリング以降は行かなくなります。
行かない理由をその時は、自分が病気だと認めるのが怖いと言っていました。
今病気と向き合わないとどんどん手遅れになるよ、そう言っても聞く耳持たずでした。
夫はこんな自分勝手で傲慢な自分を私に認めて欲しかったのだと思います。
私にはそれは出来ませんでした。こんなこと認めてしまうって事は自分自身を殺すってことです。
私は夫に洗脳されていましたが、最後に抵抗する力は残っていました。
何とかして夫をもとに戻す事が出来ないか模索します。