190826mon FEC3クール目(トラブル)

前日のイベントの余韻にどっぷり浸ったまま、抗がん剤治療3回目。今回は初めて自分の運転で治療を受けに行った。
 
 
血液検査の担当が、光の速さで針を刺すおばちゃん(採血の神)だった。大当たり。そしてこの日、私はここで運を使い果たす。

 
 
体重やや増、体温36.9℃。相変わらずやや高め。
 
 
診察室に入ると、女医さんが私を二度見して「すごい日焼けしましたね!」と言った。
夏を満喫している様子が隠しきれない。
 

血液検査の結果、腫瘍マーカーの数値が下がっているとのこと。しこりのサイズも5cm以上→4.5cmにやや縮小。幅はまだあるものの、厚みがなくなっていますねと言われた。固い部分が全て腫瘍とは限らず、部分的に繊維化しているだけという可能性もあるらしい。
 

「数値改善しているので薬は効いています」
と言われ安心した。効果がわかればモチベーションも上がる。
 
 
大事なライブが無事終わったことを話すと「では、これからは治療に専念という感じですね」と言われた。ところが11月まで毎月ライブがあんだなーこれが!!!というのは黙っておいた。
 
 
そして化学療法室へ。
過去2回とも左腕で点滴しているのだけど、いつも使っている血管が薬のダメージを受けて固くなっていたらしく、同じ腕の別な血管でトライ。
担当の女性が「大丈夫かなぁ…いけるかなぁ…」と口にして、不安を共有してくる。前回もこの人に針さされてずっと痛かったことを私は忘れない。
 
 
 
そ し て 失 敗 さ れ る。
痛いだけで血管に針が入ってくれなかった。
オーマイガー。 
 
 
すると突然の吐き気。めまい。汗。腹痛。
なんかおかしいぞ。お昼食べてないせい?
「ちょっと気持ち悪いです」
と言うと椅子を倒してくれた。脈を測られる。
「少し脈がゆっくりになっていますね」
 
 
 
わたし、死ぬの?
 
 
 
腕を変えてトライしたら難なくクリア。献血のときに毎回起こす脳貧血みたいな症状かな。マジで次回は絶対失敗しないでくれ…
 
 

というわけで寿司(唐突)
生寿司とプリンを食べながら抗がん剤をブチ込むオリジナルスタイル。鯵と鰤。天才と天才。
 

その後、友人が作りおきしてくれた1週間分の食事を受け取る。本当にありがたい。これまで投与日の夜は外食していたけれど、今回は控えめな食事に。すると、いつもは夜中に吐き気で目が覚めるのに、今回は一度も目が覚めず朝まで眠れた。素晴らしい!やっぱり食べ過ぎはよくないようだ。
 
 
次回4回目でようやく抗がん剤治療も折り返し。
 
 

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