190707sun 癌患者、突然山に登る
抗がん剤治療の4日後くらいから膝の裏あたりに違和感があった。うまく曲がらない感じでモヤモヤと気持ちが悪い。総じて「ずっとなんとなく不調」なので家に帰ればダラダラ過ごし、タスクもこなせず寝落ちする日々。そうして出来上がるのは完全な運動不足。
これはダメになる。
そう思いそそくさと着替え、車で1時間、一眼レフを持って低い山に登りに行った。快晴。頂上では3万本の紫陽花が満開のはず。ゼェハァ言っている人達の横をスタスタ追い越して登る。多分あなたは私より健康だから頑張れや、と心の中で毒づく。
頂上の紫陽花はまさに見頃だった。ひらけた場所からの眺望も良い。
生きてますなー!と感じた。
紫陽花の写真を撮り、茶屋でおでんを食べ、さっさと下山。帰りにジェラートも食べる。元気になってきたっぽい。
夜はファンクバンドのスタジオへ。スタジオが本当に楽しい。めちゃくちゃ元気が出た。音楽療法、私は信じるよ。
ちなみにロングのウィッグと帽子で行ったら「コミケに行く人みたい」と言われた。無念。
元気になるほど、いろいろ気のせいじゃないかと思ってしまう。明日の朝起きたらしこりは無くなっていて、誰も居なくなってなくて、抜けると思っていた髪も抜けないままで、な〜んだって気が抜ける。そんな想像を何度かした。
そんな七夕。