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初海外(その1)
この写真は、今年の春に渡欧したときの、トランジットでのドーハの空港。 さすがは、石油の国。 とにかくバブリーだ。
初海外は昨年のお話。 そのときは、ルフトハンザ航空でヨーロッパに行った。 正確には、ミュンヘンでトランジット、そしてミラノ。
初海外=初国際線
国内線は散々乗って来たけど、国際線は初めてだ。 もうそれだけで緊張。 でも、同乗者もいるし、事前にお金払って、座席も指定してる。
ところが!
いざ、乗ってみたら、同乗者たちは散り散りで、僕の席は、3列シートの窓側!! これを見た瞬間、ダメだ、終わった... と打ちひしがれた。
お酒飲めるよーと聞いていたけど、アルコールを摂取するとすぐにトイレに行きたくなるので、お酒は封印。 結局、最後まで全く飲まず。
ただ、そんな中で、唯一とも言える救いは、隣に座った若いドイツ人(だと思われる)だった。 CAにトイレどこですか?と英語で聞いたら(今思えば聞くまでもないことだけど)、ドイツ語で返事が返ってきて、もう頭がパニックになってる僕に、彼は「トイレは通路の奥ですよ」と、優しく日本語で教えてくれた。
ところで、お酒が飲めないので、ミネラルウォーターを、と思い、「ミネラルウォーター、プリーズ」とCAに伝えると、
「 バブオァノンバブ?」
と、ものすごい早口で返ってきた。 頭の中に「?」が3つくらい浮かんで、完全にフリーズしていたら、これまた隣の彼が、「ガス入りかどうか、ですよ」と、教えてくれた。
というか、なぜ、そんなに日本語うまいの?? と思いながらも、その言葉が「バブル」or 「ノンバブル」である、というのがわかった。 ただ、その後のミラノでも、水をオーダーするときは必ず聞かれたけど、「ガスor ノンガス?」だったぞ、すべて!
機内食をこぼして自分の服を汚したり、いろいろ面白い動きをする彼ではあったが、とにかく、僕の初国際線の緊張がほぐれたことは確か。
そして、ミュンヘンに着陸して、別れ際に彼が発した一言、
「お疲れ様でした!」
旅って、なんだか楽しい。