CDは本当になくなるの?

そういえば、最近 中古でCDを買わなくなった。 
だからと言って、新品のCDを買ってるわけでもないけど、中古のCDにはちょっとした こだわりがあった。 

福岡での学生時代、お気に入りの中古CDショップが天神にあった。 確か、中古のレコードも当時売っていたと思う。 学生だったので、当然お金はなくて、でも、オーケストラでヴァイオリンを始めたばかりの自分にとって、いろんなクラシックの曲を知っていく上で、中古のCDはとても助かる存在だった。

クリーニングしているはずなのに、音が飛んでみたり。 
この作業の質と言うか、信頼度が大事。 買った中古CDの音が一度でも飛んだりしたら、もう二度とそこでは買わない。 そんなルールが当時、自分の中にあった気がする。 そして、その天神にあったショップは、とても状態が良いものが多くて、いつしか、そこでしか中古CDは買わなくなった、そんな学生時代。

CDが売れなくなった、そんな記事をネットで見かけることがある。 
実際、DLできてしまう楽曲は、CDの価値がもうそこまで必要でなくなっているのかもしれない。 でも先月、渋谷のタワーレコードに行ったけれど、まだまだCDはたくさん置いてあった。 人もたくさんいた。
CDはこの先どうなるのかな。 でも、すぐになくなることはないだろうな。 ただ、中古CDというジャンルはなくなってしまうかもしれない、とは思う。

売れ残ったCDを安く販売するのでもない、
レンタルで使用済みになったCDをクリーニングして販売するのでもない、
昔の中古CDには、何か一種のプライドのような、そんな気品があったような、そんな気がする。

#CD  

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