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志願者と相談者
あくまでこの話はフィクションなんだけど
それを踏まえて読んでくれたら嬉しいなあと思う
自○志願者と相談者が話していて
この内面は誰にも理解されなくて
この内面は誰にも必要とされなくて
この内面は誰にも愛されなくて
○にたいっていう相談をしたら
違う国では食料もままならず
貧困のさなか
死にたくないと助けを乞いながらも
蠢く蟻を
踏み潰されるかの如く
頭を吹き飛ばされる
そんな世界を引き合いに出され
だから
努力が足りないと罵られる
だけど
僕が持ってる小さな器には
大量の泥水が
おかまいなしに濁流の様に
ぶっ掛けられる毎日で
こんな器じゃ
受け止めきれないから
溢れた泥水は
澱んだ目から
ただただ体液として溢れて出てしまうから
どうか神様
僕を助けて下さいと
月に祈れば、心くじけて
もう希望も見いだせず
絶望しか目に留まらない日々で
そんな日々で
そんな日々でも
頑張ったんだ
頑張ったんだよ
ただ息を吸う事を
ただ息を吐く事を
この身体を傷付けながらもまた傷ついて
それでもどうにかこうにか
ただ耐える事を頑張ったんだ
志願者と相談者が話していて
この内面は誰にも理解されず
この内面は誰にも必要とされず
この内面は誰にも愛されず
○にたいっていう相談をしたら
違う国では
またねと
笑い合えた隣の笑顔が
遠い過去に忘れ去られた地雷のせいで
紙切れの様に一瞬で吹き飛ばされて
ビリビリと細かく破かれて
宙に投げ捨てられる命もあると
そんな世界を引き合いに出され
だから
努力が足りないと罵られる
だけど
僕が持ってる小さな器には
今日も大量の泥水は
濁流の様に
ぶっ掛けられる毎日で
こんな器じゃ受け止めきれないから
溢れた泥水は澱んだ目から
ただただ溢れて出てしまうのです
どうか神様
僕を助けて下さいと
光を仰ぐにも、眩しすぎて
もう希望も見いだせず
絶望しか目に留まらない日々で
そんな日々で
そんな日々でも
頑張ったんだ
頑張ったんだよ
ただ息を吸う事を
ただ息を吐く事を
この身体を傷付けながら
また傷ついて傷ついて
それでもどうにかこうにか
ただ、耐える事を頑張ったんだ
こんな僕ではなんにも出来ず
こんな文章にも一ミリも意味がない
知っているし分かってる
そんな事は知ってるよ
それでも
遠い未来の、何処かの誰か
これを読んでる、そこの君に
何かをしたいと思ってしまう
遠い未来の、彼方の誰か
それでもこれを読んでいる、そこの君に
何かをしたいと思ってしまうんだ