貧しくなった日本を見れない日本人【1分】
わたしは発展途上国と呼ばれる国で買い物をしても、安いと感じた事がない。
むしろ持ち帰るコストを考えると、割高に感じ手に取った商品を置いたことがある。
最近、日本のバブル時代を知っている年代の人たちの海外での価格交渉が常識外れだと聞いた。現地に住む日本人に聞いたところによると、日本人は呼び込まず中国人と分かると声を掛けるらしい。
中国人観光客がなんたらと言っていた人たちが、海外から来ないでくれと思われるようになってしまった。
それだけ日本が相対的に貧しくなっているということだ。何年か前に個人GDPの順位の転落が話題になったが、現在年収中央値では韓国にも抜かれていら。GDPは第3位だが、人の頭数で耐えているに過ぎない。
日本は以前のような先進国では無くなった。
貧富は相対的なものだ。
人は自分の周り5人を世界だと認識する。つまり最初に属したグループ(国)が貧しければ、一番を目指してもそこそこになってしまう。
逆も然り、日本国内の中央値から見れば裕福でも、所属するグループ(国ではない)の中央値が自分より高ければ裕福だという実感は感じられない。
日本は元々、国内で経済活動が完結できる人口がおり、これは世界的にも珍しい。それがゆえに企業は、国内で買ってもらえる値段設定をする。そろそろ日本は減りながらも足る人口を受け入れながら、国内で完結する製造消費を目指すフェーズに来ているように思う。
輸入品が買えなくなり、日本人が安い労働力として買われる日がそのうち来そうだ。
先進国を名乗れなくなることを、誇り高き日本人は受け入れられるだろうか。
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