思い出したご近所さんの話

週末に遊び疲れ、昨夜は、数年前シンガポール在住時に、ひとつ下の階に住んでいた癒し系ご近所さんのことを思い出していました。

彼女はYさん。道産子。色白美人。
毎日、新鮮かつお買い得な食材を求めて市場へベビーカーを押して行き、毎日お料理をして旦那さんの弁当を作り、アレルギー体質の長男の献立に配慮をし、次男に美味しそうな離乳食を作り、お菓子作りも得意で、色んな種類のヘルシーで美味しいお菓子をよく作っていました。
部屋はいつも綺麗で、お掃除洗濯裁縫など家事スキル高かった。
かなり厳しめ設定のお小遣い制だったけど、上手にやりくりして、他の駐妻のキラキラしたランチやらハイティーやらには参加せず、質素に暮らしていました。
毎日お酒呑んで友達家に呼んで宴会しまくり遊びまくりの私がたまに、自宅開催の時にYさんを誘うと、美味しいゴハンやお菓子を持って参上してくれて、たくさん笑って、喋りまくって、最後には「ほんとに楽しかった!誘ってくれて、仲間に入れてくれてありがとう!!」とがっつりお礼を言われた。
何よりとても明るく、優しく、損得勘定のない、可愛い人でした。

「煮豚するからゆで卵もっておいでー」と言われ、持っていくと、煮卵にして返してくれたり、、ああ、あれまた食べたい〜!!
と思って昨夜思い出したのでした。


そんな彼女ですが、日本では義理両親&小姑と同居。家族全員分のご飯を作り、掃除もしていました。

そして日本に本帰国して1年足らず。

先に言っておく、彼女のご主人の見た目は8点くらいです(100点満点中)

ご主人の不倫(それも1人や2人じゃない)が発覚。超物価高のシンガポールで奥様に質素倹約を強いていたにも関わらず、彼は出張と称して台湾で不倫相手と会い、ベトナムで日本人女性と関係を持っていました。
当然、家族会議が開かれました。ところが義理家族はみーんなで、息子を庇い、彼女を攻めました。
これを電話で聞いた時は、北海道に爆弾落としたろかレベルで腹わた煮え繰り返りましたし、実際に出向いてご主人とその女どもをボコボコにしてやろうか、それともラブホへ入る写真を会社のエントランスにばら撒いたろか、両親にラインの画面コピーを送り付けたろか、、、、と色々思いました外野ながら。(私のガラの悪さが滲み出る文書ですねこれは)

結局、色々考えた末に離婚。
彼女は実家に帰り、働き口も見つけました。
今は長男が「寿司屋になりたい」と言って回転寿司を自分で色紙とか新聞紙とかトミカとかで作っている写真を送ってきてくれるので、勝手に親戚のおばさん気分の私は「北海道行ったら回らないお寿司を奢る!!」と鼻息荒く、小銭を貯めております。

そして離婚から2年ほど経った頃、元旦那が再婚しました。そして彼女が正社員になったら養育費をストップしたいと言ってきました。

ほんと、どこまでも無礼で下品な男。。
でも、彼女には「新しい奥さんが第二の被害者だよ。」と言い、それに彼女も「ほんとだよ、不憫。」と言っていました。

ここで私は学んだ。離婚はするもんじゃないと。別居をしてでも、不貞を働いた旦那を子育てから解放して自由になんかさせてやるものかと。
ほんでもし、もしも、奇跡的にこちら側に素敵な出会いがあったら、その時は思いっきり切り捨ててやろうと。

最後になりますが
どうか彼女の未来が幸せであり続けますよう、外野ながら、願わずにいられません。
(そして元旦那には超ド級の仕打ちを、、)