現声優界のヴォルデモートと自分の話
現声優界のヴォルデモート(と個人的に呼んでいる)の話をする。
名前を見る度に愛憎入り乱れた感情が一気に襲いかかってくるため、まあそもそも名前を出すと何言われるかわからんというのもあるが、その名を打ち込むだけでだいぶつらいので、具体的な名前は出さず、ヴォルデモートからヴォと呼ぶことにする。作品名とかはサラッと出す。
結論から言うと、そんなヴォのことを好きになってしまった。
直近になって起きた声優界のスキャンダル、しかも名前を出すことが躊躇われるレベルとなると、まあ大方誰のことかは察しがつくだろうし、今の時点でわからずとも、今後挙げてく作品群を見て理解できてしまうくらいの、結構すごい人だ。それを引き起こした張本人に、騒動が起きて大体1年?2年?である今、ハマってしまったのである。
「好きになってしまった」といっても、全肯定とか盲目である訳では無いのがしんどい部分であり、後述するが自分は普段そのような愛憎に近い感情に陥ることが少ないため、自分の心用の備忘録、思考整理を兼ねて上げることにする。
Twitterに投稿した報告ツイート上げてないけど、まあ基本的にTwitterに相互限定ふせったーで上げた内容だったり鍵垢でツイートしことをそのまま書いているので、紆余曲折を経てこの記事に辿り着いて記事を書いている人の正体を察知したフォロワーももしかしたらいるかもしれない。いたらごめんなさい。もしいたら、記事の続きを読むか読まないかは自由ですが、感想とかは何も言わずにそっとしておいてください。
早速話は変わるが、私は積みゲーが多いゲーマーである。
色んなソシャゲやコンシューマーゲーム、Steamで出来るようなゲームを練り歩き、俗に言う雑多に生きているようなタイプ。
故に、他の人が作品の運営にキレてたり、腐女子のフォロワーが地雷でキレてるのを見る度に、「えっそんなに怒ることか……?」と思うことが殆どであり、割と人にも作品にも愛はあれど憎しみを抱くことはあまりないオタク人生を送ってきた、と思う。
話を戻すと。
そんな自分の積みゲーの中に、AASSがあった。
AASS―う……リのシリーズに触れたのは大体中学生とかそこらで、R…peatやMU…ICシリーズをPSVitaで買って、アニメを見て。誰々が好きだなあとか、この曲好きだな、とかで、それなりにオタクオタクしていたと思う。
が、こうして大人になると、キャラクターを見る目も変わって。
教師勢って最高やな……………………………………
年月を経て、好きなキャラクターの嗜好も大きく変わったため、某先生のことがめちゃくちゃ大好きになってて、今アニメ見たら出る度にヒー!!!って叫ぶくらいだろうな……ってくらい好きで、そういえばAlls……rってそんな先生の攻略の続きが出来るんだっけ!?あっSwitchリメイク最近出たんだ!買お〜!!!でポチッたのが間違いだった、のかもしれない。
キャラクターの嗜好が変わるなら、音楽の嗜好が変わることも変ではないでしょう?
年月を経てロックが大好きになっていた私ちゃんは、見事にロックロックしているキャラクターの音楽性、またその向き合い方、そこから繋がるキャラクターの人間性にハマったのでした。おわり。
個別ルートの内容がいかんせんスキャンダルが題材であったこともあり、演者が頭に過ぎらない訳がなく、「女絡みのトラブルでバンドがめちゃくちゃになった過去がある」というそのキャラクターの設定とか、そもそもとして「恋愛禁止!女性関係のスキャンダルダメ絶対!」みたいなルールのある芸能界を題材とした作品であることもあり、プレイする度にこのキャラクター本当かっこいいなの気持ちと同時に、「なんでかなあ………………」みたいなことを思いながら、ひたすらにため息をついていた。
かといってキャラクターに罪がある訳では無いし、普通に作品として再びのめり込んでしまったので、ライブDVD欲しいな〜どういう内容だったんだろうなあ〜で過去のライブのレポートを読んだ。
ライブMCでめちゃくちゃいいことを言っていた(らしい)。
色々イヤモニで歌って踊ってて、すごいパフォーマンスをしていた(らしい)。
リハーサルで腕を折りながらも、それでもやりたいとステージに立っていた(らしい)。
なんでかなあ……………………………………………………………………(二度目)
ルートを終えてから解禁されるキャストコメントボイスなるものがあって、それを聞いても「めちゃくちゃ頑張ってたんだろうな…………声質地声と全然違うしな………………おおよしよし………………」みたいな気持ちで聞いてて、少なくとも彼がその作品の仕事に対してめちゃくちゃ真剣であったことを実感する度に、ただただしんどかったし、でも言うて他の仕事がそうであるとは限らんしな………………で色々過去に出ていた作品のインタビューやラジオを聞いた。
めちゃくちゃ真剣に仕事してた………………………………………………
まあ結構な頻度で下ネタとかエッチなネタとか口走ってはいて、う、うーんとは思ったが、役や作品に対してものすごく熱く語ってる声を沢山聞いたし、「実はヴォさんにお世話になったんですよ!あの時はありがとうございました!」みたいな後輩声優からの話も聞いた。
昔見ていた過去作品のDVDを借りて見直した。
今みるとすげーハマり役だね……………………………………………………
気になってたけど見られてなかった作品に出てたと聞いて借りたDVDもあるが、そっちでも青少年の不器用な感じとかすごくいい味出してて、そんな作品のOP曲を聞きながらこれを書いている始末である。ちなみにその作品のインタビューも原作愛を感じられるような内容だったし、オーディションを勝ち抜いてのキャスティングだった。頑張ってたじゃん…………………………
アーティスト名義の曲も有名どころしか聞いた事なかったので、最近出た(と言っても二年前らしい)アルバムの曲を聴いた。
元々歌上手かったのに成長してる………………………………
でもあの一件のせいで解散するんだよな……………………………………
大体10年とちょっとの年月って案外脆いもんやね…………………………………………
なんでかなあ………………………………………………………………(三回目)
それはそれとして、某中古CDショップに行った時アーティスト名義のCDが明らかに他よりも多い量でズラッッッッと並んでるのを見た時はマスク越しで失笑してしまった。近くに住む誰かがファンを辞めたんだろうな………………
なんでかなあする前から怒りまくってる赤い弓とか、お空で水着バージョンもある紳士的な女好きエルーンとか、結構好きなキャラクターはいたし、ほんの1-2か月前は14の蒼…編をやり込んでた時期で、ヴォが演じたキャラクターの新規開拓が行われていたので(アイメハチャメチャにすきなので以降も楽しみですね)(15も積みゲーにあるのでいつかやらないといけないなと思ってる)、そんなキャラクターたちもこうやって真剣に向き合われた上で演じられてきたのかな、と思うとひたすらしょぼしょぼしてしまう。
じゃあ実際そうなのか?と思って調べようともしたけれど、SNSをやっていたことは知っているし、自分はVtuberのオタクでもあるのでVの肉体を持ってることも知ってる(なんなら興味本位でちらっとVの肉体お披露目配信リアタイで見に行った)身ではあるが、さっきのインタビューとかは10年前の作品とか、1番最近で5年前の作品とかだからなんとかなったものの、直近1-2年の発言を見聞きするのは怖かった。調べる過程でもう目にしたくないあの不祥事に関する文献と出くわすだろうなと思ったのもあるが。
結局のところこうして調べてて思うのは、過去のヴォが好きであって、今や今後のヴォのことを好きになれるかと言われたら現状はノーに近い、今後の頑張り次第ではイエスになるかもね、であることと、ヴォが起こした不祥事については、まあ当事者間で解決してるのならそれでいいんじゃないかなあとは思うが、それはそれとして私は許せないですね。ということである。
後から追ってるオタクがただでさえクソデカため息をついているので、現行で追ってたオタクは本当にしんどいだろう(実際砲が飛んできた時にファンだったTwitterのフォロワーが暫く引きずって浮上しなかったのを見た)し、ファンはもちろんの事、ラジオで愛を語っていた親、地元の人、業界人、その他色んな人、どれだけの人を失望させたのだろうと思うと、悲しくなる。また、「こんな人と今後仕事したくないな/出来ないな」と思わせるような、社会的によろしくないことをしたツケ(役者交代、音楽ユニット解散等)が回ってきているのを目にすると、「本当に今〜ここ1-2年近くの彼を信頼して良いのだろうか」と思うし、かと言ってあれ以来本人からの主張も乏しいので、判断のしようもないし。許せない理由に関しては自分の恋愛観に起因する部分が大きいのであんまり大っぴらには言わないが。
けどまあ。
生きて罪を償って欲しいし、かと言って金がなくなったりその他色んな要因で絶望して薬物とかやけっぱちになって欲しくないしで、今日も私はサブスクでヴォの音楽名義曲を再生し、印税に貢献するのだった。
本当にあれ以来姿を目にしてないし、最近の情報は目に入れるのが怖いんだけど、元気にしてんのかな。ちゃんとメシ食ってるのかな。痩せてないかな。割と髪色いじってるイメージあるけど今何色なんだろうな。薬物やってないかな(別件で心が弱ってる時に薬物に手を出してしまった人の記事を読んで以来杞憂している)。みたいなことを考えているので、なんというか本当にこの感情は愛憎に近いものなんだろうな、とつくづく思う。
ともかく。
生きて償って、今後またそういうこともなく、全力のパフォーマンスを見せて欲しいな。
マジでやらかしたことは大問題だし、許せねー引退しろタヒねやって言う声があるのもすごくわかるけど、もはや存在が必要不可欠な作品があるのも事実だし。
寂しいからあんなことしたのか知らんけどさ。
そしたら、普段こうした愛憎で苦しむことが少ないオタクの心が、少しでも晴れやかになって、「そういった行為はマジで御免だがお前は1人じゃないぜ」と言えるようなファンになれるかもしれないからさ。
「推しは生きてるうちに推せ」なんて言葉もあるし、賛否両論な言葉ではありますが。
心から好きですと言いたいです。
好きですと言って、思って、名前を書こうとして、これ以上罪悪感を抱きたくないです。
推したいです。
晴れやかな気持ちであなたが推しです、好きです、と言えないまま死んで欲しくないです。
だから、どうか。
自分の犯した罪は重く、とても向き合い難いものであるとは思いますが。
罪を清算して生きて欲しいと、切に願っています。