見出し画像

仕事か結婚か、産むか産まないか。

「女の賞味期限」


残酷な言葉のようで否定しようがない真理でもある。

自分の人生設計に向き合わず、流されるがまま生きてきた。

何も考えず、何も行動を起こさず、毎日ただただ息をして、生きるために働いて、目先の楽しみに身を委ね、今日の今日まで生きてきたのだ。

独身アラサーである私の周りは適齢期という背景にライフイベント開催中、真っ只中の人達ばかり。

結婚、妊娠、出産、女性のライフイベント3大特典のような。

子供の頃から「いつか私もお母さんになるのかな、結婚して家族が出来て子供が出来て、そしたら私のお母さんはおばあちゃんになるのかな」なんて考えていたあの頃。

ぼんやりと想像してみるも、自分が妻に、母になる姿なんて想像できず。

そして今現在も自分のそんな姿を想像できるかというと、、、全く想像できない

それでも周りがこれだけライフイベントフル開催であれば嫌でも自分の将来を考えてしまう。

私、どうしたいの? どうなりたいの?どうなればいいの?

特に出産はいつでも出来るものではない。

適齢期は確実にあって、それは揺るがないものなのだから子供が欲しいなら無視はできないところなのだ。

子育ては楽ではない。20年責任持って育てないといけない。それは親の役目だし、子供は一人では育たない。生半可な覚悟では産めない。

仕事を頑張りたい、キャリアを積みたい。昇進したい。でも出産があると少なからず妊娠期間や産後はどうしても仕事が手薄になる可能性が高い。

特に女性は産む側なので産んだ翌日から出社なんて厳しい。(海外は産後労働は当たり前かもしれないが日本の女性でそこまで体力がある方は稀なのでは、と思ったり。)

仕事は頑張りたいのに、産むというだけで周りからの見る目は変わりそうで怖い。

あの人は今から育休に入るから〜と自然と水面下でキャリアアップのレールから閉め出されそうで。(未だにこの社会では男女平等に取り扱うと言いながら水面下で何かしらのバイアスがかかっている気がしてならない。)

ああ、男だったらよかったと少し思ったこともある。産む側じゃ無ければ痛い思いもしんどい思いも、子供が生まれても体は何一つ変わらず動けるじゃないか、と。

でも、出産経験は女性にしかできない。男性はしたくてもできない。例え自分の血の繋がった子供でも我が子を死ぬ覚悟で自分から産む、生み出すことなんてできないのだ。

そう考えると女性でよかったとも思ったりもして私はいつも考えがふらついて、結局流されるままになっている。

そもそも相手すらいないのに、出産のことを語るのも恥ずかしいが将来出産を視野に入れているなら考えないといけない。

仕事か結婚か。産むか、産まないか。

仕事と結婚はできても産む、産まないは大きな分かれ道になると思う。

出産可能な期限がある中で決断しないといけない。

このまま独身を貫き仕事を選んだとして、マネジメントする立場になった時に、どれだけ家庭を持っている人を思いやって相手の立場になって考えたとしても、「あの人は家族がいないから、家庭を持っていないから忙しさや子育ての大変さが分からないのよ。出産も経験してないし、一人だから楽でしょ」と言われる可能性がある。

事実、家庭を持っていないからどれだけ相手の環境を汲み取って配慮しても、そう言われると言葉に詰まりそうだなと思ったりもした。

経験者と未経験者で違いがあるのは当たり前。そう思って跳ね返すほど強い人間になれるだろうか。

仕事も結婚も出産も手に入れるスーパーウーマンには程遠いが、何も考えてこなかったからこそ少しづつ将来のことを考えたい。 

いや、考えていかなくては。タイムリミットは確実に近づいて来ている。

産むか産まないか。
(もしかしたら私は産めない体かもしれない。しかし産めなくても子供を持つか否かは選択できる。)

この日本で、このご時世で、皆さんはどのように考えているか知りたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?