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何かに誰かに期待しない。自分に期待する。

こうなってくれたら嬉しいなぁと望んだ時点で、それは期待の押し付けである。そして、期待を裏切られた時、自分の価値を信じられなくなるのだ。それならば、期待なんてしないほうがいい。

先日誕生日を迎えた。飲み屋で働くようになってから、誕生日が来るのが怖い。キャバクラのバースデーイベントなんてものに戦慄を覚えていた。友達が少ないので誕生日会なるものを開いたこともない。祝って欲しいなんて、おこがましいと思う。でも、誰かのために、シャンパンをいれたりケーキを食べたり、0時ぴったりにバースデーソングを歌う楽しさを、私は知ってしまった。びっくりと嬉しいの取り合いをしている顔を見る瞬間が、たまらなく好きだ。そんな喜びをたくさん経験してしまうと、祝ってもらうことを、つい自然と望んでしまうのかもしれない。

相手に期待しない。相手を変えようとしない。そのかわり、自分に期待する。自分を変える。

どう見られているか知るのは大切だ。自分に対するまわりの評価と自分の評価が異なっていることはよくある。私はかなりネガティブで、自分に自信がなくて、自己肯定感が低い。でも、今回自分の評価のほうが上で、こんなはずじゃないのになぁと思っていることに、少し驚いている。シャンパンの本数が私の価値ではない。でも、期待していなかったというのは嘘になる。おこがましい女である。

しょんぼりしている自分も自分だ。許そう。でも、もう必要以上に、何かに誰かに期待するのはやめる。そのかわり、もっと自分に期待する。まだまだできると思っているから。だから、これからも勉強して成長してどんどん脱皮していきたい。

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