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タイムマシーンに乗ってあの頃の自分に一言!

私が参加している、かんころ編集部というオンラインサロンで毎月行われている「自分取材WORK」。
1月のテーマは「タイムマシーンに乗ってあの頃の自分に一言!」でした。

就活中の私へ「もっと自分と向き合って」


周囲に流されるようにして始まった就活

私が大学生だった頃は、3年生の10月から就職活動が解禁でした。
好きなことをもっと勉強するために進学したものの、地元(田舎)に戻ることもあり、それを仕事にしようとは考えていませんでした。
”みんな就活しているから” ”卒業したら働かなくちゃいけないから” という理由で、流されるように就活を始めました。

当然、やりたいことなんてありませんでした。営業職よりは事務職かな~っていう程度。「採用されたところに縁がある」という、運ゲーのような感覚すら持っていました。(なんでこんなに楽観的だったのか・・・苦笑)
当時は就職氷河期ということもあり、とにかくたくさんの企業にエントリーし、説明会に行っていました。それが就活生にとって普通のことだと思っていました。

お祈りメールが続く日々

そんな調子で就活していたため、企業からは不採用のお祈りメールが届きます。そりゃそうですよね(笑)自分が採用担当だったとしても、私のような熱意の感じられない、薄っぺらい志望動機の学生は不採用にすると思います。
そんな中でも、とある企業で最終面接まで進むことができました。(きっと相性が良かったのだろうと思います)

後悔した最終面接

私にとって初めて体験する最終面接でした。それもあって、どんな質問がされるかあまり想定できていませんでした。自分の中で言語化も上手くできていなくて、当日は緊張もあり散々な面接になってしまいました。
(そんな準備不足の状態でよく受けにいったなと思いますが、度胸だけはあったのでしょう笑)
このとき私は「どうしてきちんと準備して臨まなかったんだろう。企業にとってとても失礼なことをしてしまった」という後悔でいっぱいになり、自分を責めました。

でも、その企業は事業内容・社風共に魅力的でしたが、自分がやりたいというよりは ”やれそうだな” という程度の気持ちしかありませんでした。
今思えば、この時不採用になってよかったと思います。こんな中途半端な気持ちで仕事をしても、結局失礼だと思うからです。

内定をもらったけど・・・

周囲から半年ほど遅れた頃、私は内定を頂くことができました。
しかし、この企業に入ってからさらに苦しむことになるのです(笑)
独裁的な上司や仕事内容がしんどいと感じていましたが、そもそも自分が ”やれそう” という気持ちで選んでおり、”やりたい” と思っていなかったという根本的なところが間違っていたのです。
だんだんと仕事を続けることが苦しくなり、結局1年で退職することになりました。

自分と向き合えていなかった

就活中は自己分析をする機会も多く、てっきり自分は自己分析できていると思っていましたが、全くできていませんでした。
母親から「やりたいことを仕事にしたらいいよ。やりたいことは何なの?」と何度も聞かれていましたが、「そんな綺麗事言ってたら内定なんかもらえないよ」と心の中で反発していました。

私はどんな人間なのか、何をして生きていたいのか、どんな夢を持っているのか。もっと自分に問いかけて、自分の答えを用意してから就活を始めればよかったと思います。

それでも、この経験を経て得たものは全て私の財産となっています。苦しかったこと、嬉しかったこと、全てがあって今の私がいる。就活で苦しんでいる人や、新卒で入社した会社が合わず苦しんでいる人の気持ちが分かる。
この道も悪くないと思っていますが、もしタイムマシーンがあるなら、「自分と向き合えた私がどんな就活をしてどんな企業に就職するのか」
そっちの人生も見てみたいなあと思います。

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