新サービス「チョク買い」のローンチによって生まれる、不動産売買エコシステムとは。
はじめに
この度、新サービス「チョク買い」のローンチにより、Non Brokersのセカンドステージがはじまります。日本の不動産売買に関わるスタートアップは多数存在しますが、チームノンブロ独自の戦略である「不動産売買エコシステム」について書きたいと思います。
私たちが実現する不動産売買エコシステムとは、
1:テクノロジーを用いて、
2:真面目に取り組むすべての不動産会社と共に
3:売主・買主の利益を最大化する
と定義しています。
ファーストステージ
はじめに、2019年から提供中のサービスですが、日本最大級の不動産売却プラットフォーム「いえうり」を運営しており、一括査定サイトの負を解消した新しい仕組みとして、数百件の個人売主からの不動産売却を成立させており、今なお、顧客満足度100%を継続しています。
特徴は、売主様がサイト内で物件情報と個人情報を入力すると、一度必ず売主様に運営からお電話にて売却理由やリフォームの有無など、査定額に影響する内容のヒアリングを行います。その後、いえうりに参画する不動産会社様にヒアリング内容と物件情報のみ公開して(個人情報は公開せずに)査定を募りますので、多数の不動産会社が考える査定額や近隣相場などを一気に確認することができます。また、売主様は査定書を確認して話してみたい不動産会社がいれば運営がマッチングするため、個人情報をバラ撒かずに会いたい不動産会社だけに会える仕組みとなっています。
不動産売却は、複数の不動産会社の意見を聞くことで売却活動の成功につながることは間違いないのですが、一般的な一括査定サイトの場合は、複数社に個人情報をバラ撒き、3分毎に電話がかかってきて同じ話を複数社に何度もしなければいけないUXのため、「いえうり」は、窓口を統一して手間なく最高額に出会える不動産売却のベストプラクティスであるといえます。
また、売主様からの評価も高く、2019年のリリース以降、顧客満足度100%を継続しており、成約ユーザー様より多くの喜びの声をいただいています。
不動産売却プラットフォームにおいては「想い出や歴史が詰まった家」を取り扱うため、テックや仕組みだけのドライな関係性で完結しようとすると失敗に終わる前例も多く、チームノンブロが大切にする「人の心」を中心に考えるデジタルとアナログの融合、「デジアナテック」により、多くの売主様に喜んでいただけるサービスになっていると考えています。
セカンドステージ
ファーストステージでは売却に特化したサービス「いえうり」を提供していますが、セカンドステージでは、不動産会社が保有する物件を直接購入できるサービス「チョク買い」を公開しました。
現在、不動産を購入する際に90%以上の人が、一度はポータルサイトを活用すると言われていますが、不動産購入ポータルサイトは、物件数は非常に多くて魅力的な一方で、「現状渡し」と「リフォーム済み」が混在していたり、「仲介手数料3%」と「仲介手数料ゼロ」が混在していたり、同じ物件が複数社掲載していることも多々ありますので、不動産購入経験がない方には少し混乱する要素があると思っています。
チョク買いのコンセプトは、不動産会社が保有する「売主が不動産会社」の自社売主物件掲載に特化し、リフォーム住宅や新築住宅、土地が「仲介手数料ゼロ」で購入することができるポータルサイトです。
フリマサイトで、「メルカリ」が存在するなかで、スニーカーに特化したフリマサイト「スニーカーダンク」が急成長を続けている理由は、その領域への熱量が高いユーザーが多くかつ熱狂的であると考えており、不動産購入の分野ではリフォーム住宅を安く購入したいというユーザーの熱量も同じですので、あえて「売主が不動産会社の物件」に特化することにこだわってます。
また、「チョク買い」公開前の事前登録ティザーサイトでは、わずか1ヶ月間で、チョク買いに期待を寄せる2,000名以上の買主候補様にご登録いただいており、大きな手応えを感じています。(リリース後はティザーサイトを閉鎖していますので、チョク買いロボ通知をご活用ください。)
インターネット時代の不動産業界変革のはじまり
旅行業界でも分かる通り、旅行代理店に予約のすべてを任せていた時代から、多大な情報をインターネットから取得できることにより、自分で行き先を決め、ホテルや交通手段、アクティビティなど、すべて自分で予約できる世の中になりつつあります。
現在、不動産購入検討時のユーザー行動も同様で、自分で不動産ポータルサイトを閲覧し、購入したい物件のイメージを固め、実際にポータルサイトから内見予約をして購入の意思決定を行う人が増加しています。この行動は、お気に入りの物件を起点として不動産会社とつながる「売買方法の多様化」であり、不可逆な時代の流れであると確信しています。
チームノンブロが考えるエコシステムデザイン
はじめにお話したとおり、私たちが実現する不動産売買エコシステムとは、
1:テクノロジーを用いて、
2:真面目に取り組むすべての不動産会社と共に
3:売主・買主の利益を最大化する
と定義しています。
セカンドステージで実現する俯瞰図です。
いえうりの役割としては、売主を集客し売却活動が成功するよう、最適な不動産会社とマッチングを行います。仲介会社は媒介獲得を目的とし、買取会社は直接買い取ることができます。
チョク買いの役割は、リフォーム住宅に興味を持つ買主候補を集客し、買取会社が買い取った物件にマッチングします。また、チョク買いでは多数の買主データベースを蓄積できるため、いえうりで媒介を獲得した仲介会社に対し、条件が一致した場合はご紹介も可能となるため、仲介でも早く売れる世界観を創ることができると考えています。
不動産売買については「仲介と買取」、及び「売却と購入」の総合的なベストプラクティスを提供することで健全なエコシステムデザインを設計でき、合理的な世界観を実現できると考えています。
チョク買いは、まだ始まったばかりのサービスですが、今後も拡大を続ける買取再販市場のシェア獲得、及び「家を売るなら、いえうり」「家を買うなら、チョク買い」という第一想起を達成し、不動産売買の新しいインフラ創りに挑みたいと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございます。チームノンブロは、まだまだ実現したいことが山積みで、ここから大きく飛躍していきますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
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