もって生まれた素質にあぐらをかき続けた末路【毒舌】
素質を生かすも殺すもわたし次第
生まれてこのかた、努力しなくても基本的にそこそこできてしまうタイプの人間だった。
ろくに勉強しなくても小学校のテストは基本高得点
中学高校時代も平均点くらいは取れるであろう勉強で満足していた
大きく失敗はしないけれど、かといって大きく成功することもない、凡庸な並の人間だった。
歯の質が母親譲りで強い方だったわたしは、歯磨きを怠って生きてきた。
歯磨きしなくても虫歯にならないことに味を占めたわたしはどんどん磨かなくなっていった。
その結果今痛い目を見ている。
17歳の時、学校で行われた歯科検診の結果で再診という紙をはじめて受け取った。
歯痛で歯医者へ駆け込んだら虫歯だらけの歯に変わり果てていた。
それでもまだわたしは甘く見ていたのだろう。
以前より歯磨きする時間は増えたものの、磨いたり磨かなかったり。
歯医者の治療を途中のまま、3年ほど放置した結果、ある夜爆発的な痛みが口内を駆け回った。
治療途中の歯から膿みが出て、口内に広がったことによる痛みだった。
進行具合によっては歯を抜かなければならないかもしれないらしい。
はじめて自分のしてきた行動に後悔の念を抱いた。
なんでもっと早く治療しなかったんだ、そもそもなんで歯磨きしなくても大丈夫だと思い上がっていたのか。わたしに限って大丈夫。そんなわけあるかい。
ここまでひどい目に遭わないと気づけなかった。
本気を出していないからできていないだけで、本気を出したらできるはず。と心のどこかでずっと思っていた。それがわたしにとってのプライドであり保険だった。
けれど、ちゃんと向き合おう、本気で自分を変えようと思っても、できなかった。
だって、その経験を今の今までこれっぽっちも積んできていないのだから。
もって生まれたギフトにあぐらをかいて、そんな自分に驕っていた。怠慢だ。情けない。
本当はこうなるはずではなかった。
という思いがいつもどこかにあって、それを環境や人のせいにしようとする自分がいる。
それを叶えるための努力というものを1mm足りともしてこなかったよね。
でもね、これまでの自分の選択の結果が、
今のわたしの立ち位置なんだよ。
それは然るべき立ち位置なんだよ。
もう、環境のせいにするな。
もう、人のせいにするな。
すべてにおいて、自分の人生の責任はわたし自身にある。どんなに格好悪くても受け入れなさい。
今までのわたしは、ウサギとカメでいうところの、ウサギなの。
だから後ろからやってきた人にある日突然、完全に抜かされるんだよね。
抜かれるまでに積み上げてきたものの量が桁違いなものだから、そう簡単には抜かせまい。
これからのわたしは、カメのような生き方をしていきたいの。
自分を変えるって、大変だよ。
でも自分を変えられるのは、自分しかいないんだよ。
カメだったらどうやって生きるのかなって
常に考えて行動してごらん。
自分の人生を端から諦めの姿勢でいる限り、
自分の人生に責任を持つことから逃げ続ける人生を辿ることになるよ。
現状維持にも努力が必要。
さらに上を目指すのなら、もっと努力が必要。
ひとつひとつの努力は小さくてもいいから、コツコツ続けていくこと。
途中で途切れてもいいから、やめないこと。
これまでの自分の選択の結果として、
わたしは然るべき位置にいる。
それを正面から受け止めて、取り戻すために行動しようよ。
今動いたら、未来は変わるよ。