歌がうまくなる方法【声が鼻に抜けて十分に響かないケース】
この度、生まれて初めて人前で歌を披露することになりました。半年位通ってるボイトレスクールのイベントですが、ミュージシャンでカリスマ社長の評価も頂けるという事で、にわかにめっちゃ緊張しています(汗)。
その舞台にむけて先生から課題を頂きましたが、その課題をロジカルに理解する事でモチベーションアップするんじゃないかしら、と期待してNoteにまとめてみることにしました。
私の声は基本的に、鼻にかかってこもったような感じで、芯が感じられず、なよなよして聞こえます。
録音してみて初めて自分の「なよ声」を認識しましたが、ビジネスの場面でかなり出来る人っぽく話している時も、こんなんだったのかと思うと、本当に恥ずかしいです。
ここでは、鼻に抜けてしまう「なよ声」を脱却するのに必要な、鍛えるべき3つのパーツ①舌②声帯③表情筋について解説します。
①舌
これまでただの舌足らずだと思っていましたが、「私の舌はだらしなくて、怠け者で、しょうもない」と認識する様になりました。
なぜ声が鼻にかかって(抜けて)しまうのか?
だらしない舌が、パキッと発声をする邪魔している、という状況が根本にあり、とにかく舌根を鍛えて、定位置にきっちり収まってもらう必要があります。
一体何の邪魔をしているのかというと...
1 声帯の開閉に大きく影響してしまう。
2 口腔を使う障害になってしまう。
辛さ⭐︎⭐︎⭐︎舌根のトレーニング
「舌回し」
四隅をしっかり通る様に気をつけながら両回し30回ずつ ⇒うまくできていると首~頭など背面側が痛くなります。
参考動画)
↑動画前半の運動です
②声帯
一方で、舌がどのような状態であろうとも、自分のミッションを果たしてくれる、優秀な声帯を育てる事も同時に必要です。
優秀な声帯って何? どうやって育てるの??
上記方法で舌根を鍛えながら、将来的に定位置でお行儀よくしてくれる事を期待しつつ、声帯を鍛えます。
声帯は筋肉ってご存知ですか?
鍛えれば鍛えるほど要望に答えてくれるんです。筋肉はあなたを裏切らない。
辛さ⭐︎声帯のトレーニング
「声帯のアイソレーション」
息を吐きながら(声帯はOpen状態)、舌を出した状態で声帯を閉じる(息とまる)x10回 ⇨声帯を閉じる感覚が掴めていれば、訓練自体はきつく無いです。
声帯の開閉動作は、ホイッスルボイス(※1)やエッジボイス(※2)の練習過程で身につきますので、文末の動画でどんなものか知って、調べてみてください!(私に聞いてくだされば、分かる限りお教えします)
③表情筋
また、口腔に響かせることができていない最大の原因は、舌が邪魔している事よりも、表情筋が固くて共鳴の為の器ができていない事です。上顎をわーっと上げて口腔の容積を稼がなきゃならないので、八重歯が見えるくらいに上唇を上げる必要があるのですが、普段あまり笑わない人間にとっては非常に辛く、見慣れない不自然な表情になる為、頑張るモチベーションも下がりがちです。
こんな顔になってまで歌頑張る?って感じた瞬間にできなくなってしまうんですよね。だから、思いっきり口腔広げたときの顔に慣れることも訓練になるんだと思います。
どうやって口腔を広げるのか?
辛さ⭐︎⭐︎顔の柔軟性アップ
「表情筋ストレッチ」
・フェイスオープン(鼻を中心にして顔のパーツを思いっきり広げる)
・フェイスサンド(口を右or左に思いっきり寄せ、目線は反対に向ける)
・酸っぱい顔(顔のパーツを全部中心に集める) 各々30秒ずつ
⇒顔ヨガなんかとほぼ同じ内容ですが、こちらの訓練の目的は、表情筋の柔軟性を増して、必要な時に必要な動きができるようにすることです。
この訓練は真面目に一定期間取組んだら、確実に顔面変わるだろうと思うほどの変顔に耐える必要があります。人前では絶対にできないと思います。でも発声と共に顔もイー感じになったら嬉しいので頑張ってみます!
正直、本番まで3週間という状況でこんな基礎トレに取組んでいるという状況を呪います。でもこれができなければブレイクスルーは無いよという、先生からのメッセージなのかもしれないし、何より、これまで真面目に宿題こなさなかった私が悪い。短期集中は得意な方だし、とにかくやってみるしかない!
前半にこれらをマスターしたら、やっと歌の練習に入れるのですが、そこまで上手く進んだらまたご報告したいと思います。
APPENDIX
※1 ホイッスルボイスの参考動画(もっとロジカルな解釈&練習方法ありますが)
※2 エッジボイス 参考動画