日曜日の夕方に現代文Bをはじめた娘の世界
なんで今それやるの?
というタイミングでMacbookを開き音声教材を使って勉強をし始めた日曜日の夕方。
勉強が好きではない娘なだけにそんなに急がないとダメなもの?と内心ヒヤヒヤしながら見つめていた。
すると娘が言った。
「ぬけぬけと」って使う?どうゆう意味?
安部公房さんという小説家の単元でその言葉について学んでいたようだ。
夫は「まぁ使わなくはないけど・・」と例文を考えて娘に伝えていた。
ちなみに「ぬけぬけ」とは「あつかましいことを平気な顔でする様子」と辞書では出てきます。
私は確かにあんまり日常で使わないよね。その後も「気勢」について調べていた。「きせい」と入力すると「帰省」がすぐ変換されたけど、気勢ねぇ・・それもまた使わないよねと話していて、あることを思い出した。
音読サポートをやらせて頂き、最初の「あさのおひさま」という単元で
「あさのおひさま おおきいな のっこり うみから おきだした」を読んでもらっていて、「のっこり」ってなんだ?となったことを。
とにかく教科書っていうのはほんの少し現実離れした文章を見かける。
娘の単元のラインナップをのぞくと有名な作品がズラリ。
夏目漱石、村上春樹・・有名作品が難しすぎる気持ちもわからなくない。
「この中で面白いなって思ったものある?」と聞くと
「あぁこれこれ」と画面を指さして笑った。
そこには「こそそめすーぷ 村田紗耶香」とあった。
記憶に残る現代作家だなぁとだけわかる。
この人、コンソメスープを「こそそめすーぷ」とずっと思っていたんだって!と聞いて面白いなと私も笑ってしまう。
ちょっと読ませて〜と読んでみると、とても読みやすく読んでいてイメージの湧く文章に私も感動した。
そしてコンソメスープだと気づいたキッカケがファミレスのアルバイト!なの?で二人で笑った。これはいいね!
娘は「現代文Bってさ全然現代にあってないものが多い気がする」と。
なんといっても小学校1年生の教科書も「おもちやさんとおもちゃやさん」なんていう、「お餅屋さんなんてある?」という世界観だし。
時代に合わせろ!と強くは言わないけど、なんだかモヤモヤした気持ちで教科書を読ませてもらった私。
今朝、「現代文ってアルファベットのどこまであるんだろう」というから、は?
まさか「現代文Y」とかまであると思っているのか!と想像し、いやBまでしかないでしょって真面目に答える私。
国語の教科書で一番心に残る文章ってなんだったかな。。。。
「ごんぎつね」は少し前に話題になったな・・など思いながら今日も1年生の音読サポートに向けてスタンバイ。
今日から「おおきな かぶ」です。
このお話は大好きです。
リズムがあって家族が感じられて。
長々と書いてしまいました。読んで下さりありがとうございます。