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SNECってなに?どんな学び方なの?

高校生の娘は勉強は本当にすごく苦手!
でも自分に必要なアイテムは誰に聞かずともなんでも
使いこなせるのは何故?
今回は3COINSでワイヤレスキーボードを買ってきて
iPhoneとペアリング!何やらまた始まっていますよ~。

さてSNEC(スネック)という名前が明蓬館高等学校にはついています。
実はこのネーミングかなり気に入って娘を入学させたんですよ。

Special Needs Education Centerの頭文字からSNECなんですね。
スペシャルニーズ・エデュケーション?
特別支援教育センター。
特別支援教育がはじまり何年ですかね、SNECのパフォーマンス
ほんとこれ、義務教育に、はやく導入してくれ!と強く思い、
何が違うのか?をここでお伝えできたらと思います。

明蓬館高等学校は障がい者手帳を持っていても持っていなくても
発達障害があってもなくても。
生徒の特性に応じて学びをサポートしてくれます!

全国でも他にない高校で各種心理検査の実施。
いわゆるWISKなど・・発達検査ですね。
そして、それに基づいて科学的な理解のもと
合理的配慮と支援を本当に子ども達そして保護者にも
体感させてくれます。

WISK等の検査を受けて一喜一憂している暇なんてないんです。
科学的に基づいていかに学ぶか?それ大事。
要は自分の学びをすればいいってことなんですが、
実際の教育現場ではみんなと同じ学びだから
そりゃ子どもも親も悩みます。
「なんでみんなと同じに出来ないの!」ってね。

SNECには高校の教員免許を持った教員はもちろん、
発達障害の支援スキルをもった支援員
心理師の資格を持つ相談員が常駐していて
普通科高校教育を学べます。

全国、他に探してもなかなか無いけれど
これ、なぜ公教育でやらないの?って思っています。

さて、じゃぁどんな風に学んでいるの?
と思う方に是非知ってほしいので娘に聞きながら
私が見たSNECを紹介します。

どのセンターも1学年10~20人ほどでしょうか?
娘の学年はネット生含めて10人以下です。
校長が定員をこえるなら机増やしてくれるようなミラクルな人ですよ。

一斉授業はなく、それぞれがパソコンやタブレットで
ネット授業を見て進めています。
教科にもよるけど1回の視聴は30分ぐらいだったかな?
その後すぐ感想を書いて、レポートに取り組む。

レポートってなに?って思いますよね。
授業に沿った問題が画面上で出て、
手元の教科書を見ながら振り返りですね。
娘が入学してすぐの時に一緒に家で少しやらせてもらいました。

教科書を見ながら。
問題は答えを選択?余裕でしょ!と思った私。
これが意外と難しい。むむむ。
ちゃんと聞いて理解してこそ!なんだってことがよくわかりますよ~。

ちなみに娘は
「私は教科書見ても間違えちゃうの」なんて笑っていました。
なんで笑えるんでしょうね。
教科書見て間違えても大丈夫。恥ずかしくないよ。
きっとそんな環境があるのかな。

そして特徴的なのは「感想」を書くところ。
娘はいつも感想を褒められてご機嫌ですよ。

よく考えれば新しいことを知って、どう思ったか?
テストで答えられるか?の為に学んでいる訳ではないのです。
それに気づけるって大切ですよね。

うちの子は軽度知的障害を伴う自閉スペクトラム症(ASD)。
それをきちんと私が理解したのは中学1年生の時。
お兄ちゃんも全く同じ診断ですが、自閉スペクトラム症といっても
特性は色々で困難さは違うんですが。
お兄ちゃんは高校生の時に知りました。

お兄ちゃんの時の経験があったので娘の幼少期に
この子も特性があるなぁ・・とわかっていました。

ただ兄妹、全く同じなの!って今は笑って話せるけれど
軽度知的?うそでしょ、
ASDなにそれ?
これは私の育児史上本当に摩訶不思議な課題でした。
通りで小さい頃から育てにくさがあったわけだ。

小学校、中学校生活では周りに理解しにくい悩みが山積みで
毎日心が息切れしていたように思います。
なんなら毎晩将来が不安でなりませんでした。

学びへの抵抗、自信の無さが公教育で娘に植え付けられていたので
SNECでの学びだって正直ついていけるのか心配でした。

自宅でのフォローがないと通信制だなんて
なおさら無理なんだろうか・・・・

しかし、娘は無事にこの春高校3年生になれますよ!
そしてこの2年間、
娘の勉強を私がフォローアップしたことは一度もないし。
本人が主体的に学びを進めました。

成績は?評価は?進学する子いるの?
そう思う方、多いと思いますけど。
その辺はまた次の機会に書こうと思います。



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