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webライターは高単価案件を目指すべきなのか?
私は超低単価案件(1文字0.5円に満たない、とくに0.1円以下の案件)には否定的な考えを持っている。
まともなスキルと企業体力のあるクライアントならば、webライターを超低単価で買い叩こうとはしないからだ。
超低単価案件は「数」としての実績にはなるが、webライターとしての実績につながる可能性は限りなく低い。
また、「本来ならばお金を払って学ぶ知識が、お小遣い付きで学べる」というレベルの仕事内容でもないからだ。
では、webライターは何を目指すべきなのか?
超低単価がダメならば、webライターは超高単価(1文字3円以上)を目指すべきなのだろうか。
これについて、私はケースバイケースだと思っている。
文字単価がwebライターに求められるスキルに比例するとは限らない。
それでも、単価が上がれば、その分知識やスキル、手間暇がかかる仕事の割合は増えるだろう。
「看護師資格者限定!」など、リアル社会でバリバリ役立つスキルを求められ、その付加価値分として文字単価が高いケースを除き、webライターのスキルだけではなく、社会人としてのマナーや知識も求められるのではないだろうか。
なんて書いてみたが、私が経験した最高単価は「文字単価2円相当」だ。
なので、文字単価3円以上の世界は、実は知らないので想像で語ってみた。
ごめんなさい。
そして、現在の文字単価は1円台が基本だ。
しかも、1円台後半ではなく前半。
なんなら1文字1円ピッタリ。
え?2円案件はどうなったかって?
1回は大変すぎて自ら辞退し、もう1回はクライアントからフェイドアウトされた。
フェイドアウトされたのは、恐らく私のライティングスキルが足りなかったからではないかと思われる。
修正が一切ないクライアントで、3ヶ月間継続的にお仕事をいただいたが、「担当者が変わります」と言われた後音沙汰がないので、遠回しのお断りだったのだと解釈している。
で、いろいろやって、今は1文字1円台。
しかも、今現在SEO記事は一切やっていない。
いつの間にか、コラム系記事ばかりになってしまった。
(たまに不定期でSEO依頼してくれるクライアントの案件が飛び込むけど)
でも、webライター歴8年の中で、今が一番ベストだと感じている。
仕事の大半は大手クライアント案件で、継続的に、かつ安定した量の依頼をしてくれる。
ショート記事なのだが「短い記事を大量生産する」というのも性に合っているように感じる。
それ以外の案件も「楽しく取り組める」という点で理想だ。
そして、時給換算では2000円近くになっていると思う。
なにより、どのクライアント様も親切丁寧、そしてレスポンスが早い。
「ああ、このクライアント様のためなら、ときには無理をしてでも協力したい」と思えるクライアントばかりなのだ。
今のクライアント様とのコミュニケーションで嫌な思いをしたことが1度もない。
向上心のないダラダラライターの私は、高単価案件を目指して努力をするよりも、今のスキルの私を求めてくれるクライアント様と仕事をする方が快適なのだと痛感する。
結局、webライターがどこを目指すかは、個人の状況と判断によるのだろう。
私のように「一番快適な仕事」を追求するのもいいし、もちろん高みを目指して努力を続けるのもいい。
正しい努力をすれば、webライターは夢のある世界だとも思う。
やっぱり努力の継続は裏切らないとも思う。
だから「高単価案件を獲得したい!」という志が高い人は、どんどん頑張ってほしい。
人より頑張れば、人より良い結果がでる確率は俄然高くなる。
でも、別に「高単価に縁がない」と嘆く必要もないと思う。
大事なのは、今あなたが何を求めているか、そして求めている状況と現状が乖離していないかなのだから。