友達にクラウドワークスを勧めるかと聞かれたら…答えは否
7年間クラウドワークスを愛用している私。
ASDと吃音の息子は何かと支援が必要だし不安が強いので、完全在宅で働けるwebライター業は今の私にとって適職である。
傍から見れば「家でマイペースに楽に扶養内パート並みの収入を得られるなんて、いいなぁ」って感じだろう。
確かに、クラウドワークスは「コツを得ればそれなりに楽に稼げるツール」だと思う。
では、友達にクラウドワークスを勧めるかと聞かれたら、タイトルの通り答えは「否」だ。
なぜならば、クラウドワークスはアフリカのサバンナみたいなところだからである。
真っ当な仕事もあるが、無知な初心者を搾取しようと違法ギリギリ、あるいは違法や詐欺も混じっているのがクラウドワークスの現状である。
運営側も注意喚起をしているが、トラブルは絶えない。
トラブルの内容はクラウドワークスサイトにある「みんなのお仕事相談所」を見ればわかるだろう。
手軽なツールだからこそ、クラウドワーカーには「まともなクライアントを見分けるスキル」が求められるのである。
また、ネット上とはいえ仕事のやり取りをするのだから、基本的なビジネスマナーとコミュニケーション力が必要だ。
「ネットのやり取りなのだから、コミュ障でも大丈夫だろう」というのは大きな勘違いである。
むしろ、文字だけのやり取りは難しい。
常識と丁寧な説明力、言葉の選び方が問われるのが文字だけのやり取りだ。
だから、私は友達にクラウドワークスを安易には勧められない。
自ら人にクラウドワークスを勧めたことはただの一度もない。
ただ、話の流れで話したことはある。
「在宅で仕事してる」
「何してるの?」
「文章を書く仕事で」
「それってどうやってやってるの?」
「クラウドワークスっていうサイトがあってね」
って感じで。
私が始めた当初は認知度がまだまだ低かったクラウドソーシングだが、ココナラなどテレビCMもあり、最近ではその存在を知っている人が増えたように思う。
この流れで「実は気になってたんだ。教えてほしい」とママ友にお願いされてしまったことがある。
彼女はwebライターに興味を持っていたのだ。
正直、説明に困った。
一応、クラウドワークスの主な仕組みと流れを説明。
自分が今に至る経緯も簡単に教えた。
その上で、「詐欺まがいの人も混じってるから、慎重に見極めないと危ないよ」と言うしかなかった。
彼女はかなり本気でクラウドワークスの利用を考えている様子。
とりあえず、始める前にクラウドワークスの「ご利用ガイド」と「よくある質問」は熟読すべきと伝えておいた。
その後、彼女が実際に始めたかどうかは知らない。
利用を始めても、すぐに辞めてしまう可能性もある。
クラウドワークスは登録者200万人を謳っているが、今現在稼働しているのは1%にも満たないだろう。
継続する人が少ないのが、クラウドワークスが人を選ぶツールであることの証明だと思う。
だから、私はクラウドワークスを人には勧めない。
クラウドワークスは「安心安全宣言」をしているが、リアルに利用しているクラウドワーカーの私から見れば「いや、できてねーよ」と思うからだ。
クラウドワークスがしてくれるのは「仮払い」を通じた一部の補佐のみ。
基本的にはクラウドワーカーとクライアント個々のやり取りであり、トラブルに巻き込まれない最大の手段は自衛なのだ。
これからクラウドワークスを始めようと思っている人を止めるつもりはないが、始める前にきちんと情報収集してほしいと思う。
最低限、クラウドワークスホームページにある「ご利用ガイド」と「よくある質問」は絶対読んでくれよな!
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