東南アジアのかっこいいに、日本人がハマっちゃう日
世界一スゴい勢いでかっこよくなっている東南アジア
みなさんは、東南アジアに対してどんなイメージを持っていますか。
「年中暑すぎるでしょ〜」
「治安悪くねぇ?」
「ゾウさんに乗れるΣ(゚∀゚ノ)ノキャー」
「マッサージがすげぇ安い」
「あれねーパッタイうまかった」のように…
レベル低いけど、安く贅沢できる的なイメージがまだ多いかと思います。
昔は、僕も上の同じイメージぐらいしか持っていませんでした。日本が全てにおいて、東南アジアより優れている。だから、教えてあげないといけない‥。すげぇ上からの目線が、心の中にはありました。
しかし、ベトナムに1年間住みながら肌で感じた今の東南アジアは、地球の歩き方や我々の脳内に剥製されている東南アジアとは全く違いました。
素直にクールでかっこいい。毎日が違うように、スゴい勢いでかっこよくなっている…。近いうちに、東南アジアのかっこいいに、日本人がハマってしまう日がくると思います。
このnoteでは「なぜ東南アジアはかっこよくなっているのか」について僕の考えをまとめてみたいです。
東南アジアをかっこよくする3つの力
#1 . 何もなかったからこそ、出てくるインサイト
機械・架電・インフラなどなど…昔から先進国がリードしてきた産業は、一定額以上の資本があり、技術の改善を重ね、前より良いものが生み出すことができ、優位性を保つことが大事でした。そもそも、改善できるほどの技術も資本も無かった東南アジアの国から見ると、絶対勝てないゲームだとしか思えない。
しかし、改善を重ねた結果、何を選んでも「だいたい良いものが手に取れる時代」になった。前作ったものを改善してもそこまで喜んでもらえない。今までなかった新しいインサイトこそが求められる時代へ。そして、今までの情報はネットを見ればだいたい分かっちゃう。
このような世界の変化の中で、後発ならではのメリットを存分に使い、物流・交通・eコマース・IT・芸術などの分野を中心にすげぇかっこよくなっています。しかも、今まできちんと定着していたことがないからこそ、足を引っ張る規制もややこしい利害関係なんかもないので、そのスピートはすげぇ速い。
何もなかったからこそ、「今まで」に執着しなくても良い。
これが今の東南アジアの発展に本当に本当に大きい要素だと思います。
#2 . 若い。そして、できると自信がスゴい
ベトナムに住んでる時、驚いたことが2つあります。
1つ目が、みんなめちゃくちゃ若いということ。
タクシーを乗っても20代の運転手さんだったり、街なかには子供連れの若い夫婦もたくさん。
2つ目は、所得に比べ、ありえない買い物もやっちゃうこと。
大卒で給料月10万を超えないのに、200万ほど車を一括払いで買っちゃうことも、まぁまぁある。
ベトナム勤務時代、一応部下だったTuanさん。
普通にベンツのオーナーでした(汗)
その決断、どこから来るんだろうと思って聞いてみると、「まだ若いから仕事いくらでもできるし、これから社会はもっと成長していくから、どうせ稼げちゃうよ」という答え。
正直、日本や韓国の同世代からは聞いたことのない話だったので、すごくショックでした。間違いなく彼らは前例のない成長をしている時代を生きているので、老後云々のことで悩むんじゃなくて、いい意味で「その日を摘め」ながら、なんでもチャレンジしてみることができるのかもしれません。
#3 . 色んな国の人が集まる。そして、住む。
かつて外人にとって、東南アジアはただ安く観光できる場所。
定着して、仕事をしながら住む外人はだいぶ少なかったです。
しかし、先進国では見つけられない成長で、仕事も増え、外国語をしゃべる人も増える。その上、まだまだ物価が安いというところから、色んな国から多くの人が集まるようになりました。
クアラルンプール、バンコクなどの中心街を歩いてみると東京、ソウルより海外からの人々が働いていることが肌で感じられます。
海外に行かなくても外国人と関わることが増えてくるし、
自分たちと文化と海外の文化がいい感じで混ざってくる環境。
そういう環境が、今までなかったイケてる文化を生み出しています。
もうハマった・・東南アジアのかっこいいTop3
皆さんにも、ぜひ東南アジアのかっこいいを知ってもらいたく、僕の独占と偏見で決めた東南アジアのかっこいいTop3をご紹介します。
#1 .インドネシア_Go-Jek
インドネシア初のユニコーン企業で、「世界を変えている企業50」で17位にランクした企業。
タクシーの配車、デリバリー、配送依頼、ハウスキーパーの手配からフィンテック、税金受納までインドネシア人の生活を支えているといっても過言ではないサービスです。インフラも規制もない環境で、生まれたかっこいいサービスだと思ってます。
#2 .ベトナム_Cong Caphe
ベトナム戦争時代の北ベトナムをモチーフで、作られたベトナムのカフェチェーンです。
だいたいカフェってどこの国に行っても似ているところが多い中で、ベトナムっぽさ、しかもこの国において一番暗かった時代を、絶妙に生かしているところがすげぇかっこいいです。はじめて海外にも進出しました。
#3 .タイ_Phum Viphurit(プム・ヴィプリット)
タイ生まれで、バンコクを拠点に活動しているミュージシャンです。洋楽とも、J-pop、K-popとも違うけど、一回聞いたら一日中聞いてしまう恐ろしい音楽を彼はやっています。
New-troな感じの彼は、パッタイで代弁されたタイの魅力を新しく塗り替えています。とにかく彼はかっこいい…。
*タイポップについてもっと詳しく知りたかったら、こちらがおすすめ。
東南アジアの今を見る意味とは
別に「東南アジア≒ゾウさん」だと思って、生きてもそれはそれでいいかもしれません。
しかし、スゴい勢いで変化しながら、今までなかったかっこいいものを生み出している彼らを注目することで、安定している先進国に住んでいる我らが感じにくい刺激を頂くチャンスが得られます。絶対。
今から、そのかっこいい変化にアンテナを張ってみませんか!