思わず暴走しました【日々のこと】
私はスポーツを観るのが好きです。
でも出不精なので、もっぱらテレビ観戦。楽しく観ているのですが、最近の実況で耳に引っ掛かってしまう表現があります。
「ギアを上げる」
野球にバレー、格闘技、陸上といった様々なスポーツの多くの選手に対してこの表現を耳にします。それが引っ掛かる。ギアを持っている選手が多過ぎやしないかと私のひねくれのギアが入ってしまうのです。
私の記憶では、この表現が多用され始めたのはメジャーへ行く直前の田中将大投手に対してだったと思います。もちろんその前から使われていたことはあったのかもしれませんが目立ってはいなかった。当時の田中投手は24連勝の無双状態。実際に八割程度の力でも十分に抑えられている印象で、ここぞという時に出す本気の投球がえげつない。まさにギアを上げたという表現がピッタリで、そういう無双状態の選ばれた人のみが持ちうる物がギアなんだと思っていました。
いつの間にセールされたんでしょう… 今や皆持ってる。
もちろん皆さんプロのスポーツ選手ですから凄い人なのは認めていますが、でも「ギア」は言い過ぎ。少し動きが良くなっただけで「ギアが上がった」「ギアを上げましたね」と実況が叫ぶ。選手は懸命にプレーしているので罪はありません。勝手に言われているだけですし。それよりも実況。一人の選手で何回ギアが上がるの?そんなに言うなら下げた時も実況してみろ。実況のギアを上げてそろそろ他の表現で伝えてくれ。
すみません、だんだんと悪口にシフトしてしまいました。
これ以上続けると益々ギアが上がりそうなので、これにて急ブレーキ。
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