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味方です【夫婦のこと】

私は常々、妻とは「綱引き」はしないと言っています。「花いちもんめ」もしないと。何の話かというと夫婦生活の心得みたいなものです。

夫婦で過ごしていると時に意見が割れることがあります。本当に些細なことです。「暑い!」「そこまででもない。」「クーラーを付けたい!」「電気代が勿体ない。」そんな程度のことです。

こういう時に気を抜くと意見の引っ張り合いになる。相手の意見を引き倒しては勝ったとご満悦でクーラーを付けてしまう。涼しいことに浮かれていると二人しかいない我が家に冷気とは別の寒さが吹き込んでくることになりかねません。それが積み重なると取り返しがつかなくなるので、クーラーのオンオフはどちらでもいいですが、二人が納得し妥協できる結論を探します。引っぱり合いではいずれ切れて離れてしまうので寄り合いましょうと、何一つ揉め事も起きてない夕食時に定期確認しております。

納得の欲しさに援軍を呼ぶのも無しです。「○○君は先週から付けた。」とか「梅雨明けまで○○さんは我慢するらしい。」とか。「普通は○○だよ。」と言うのも無しです。自分側が多いという説は花いちもんめになって結局勝負になってしまう。夫婦は多数決ではないので他所とか世間はどうでもいいのです。夫婦二人の納得と妥協点、それだけが我が家の正解です。

夫婦は常に味方で同じ方向の綱を共に引っ張っていきたい。「あの子がほしい」は妻の同意だけ。他の同意なんて無理なら世間にくれてやってもいいのです。世間対二人だけになったとしても、その花いちもんめは我が家にとってだけ見れば勝ちだと思っています。


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