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パフォーマンスタイム【日々のこと】

図書館で借りた小説を読んでいます。
でも途中で気づいてしまいました、この本は読んだことがあると。とはいえ忘れて借りるくらいですから気にせず読み続けます。オチも全然覚えていないし途中途中少しは思い出すのでサクサク進む。私は遅読なのでむしろ気分がいいです。

今回は忘れて読み始めましたが同じ話を繰り返し読むのが好きです。
1年も経てばほぼほぼ忘れているし5年も経てば全部忘れてる。でも面白かったことだけは覚えているので安心して楽しめます。漫画やドラマもそうなので特に面白かった話は早く忘れたくって仕方がない。でも我慢が出来ずに中途半端なタイミングで読み直してしまうと案外覚えていてせっかくの楽しさが半減します。しかも次の待ち年数が異常に掛かることになので、欲求に耐えるのも一苦労です。

これって今流行の「タイパ」が悪いんでしょうね。
同じ話をゆっくりと何度も読み返すなんて、時間当たりのパフォーマンスが悪過ぎますもん。しかも忘れてる。更には忘れたがっている。タイパ好きの人からしたら私は愚の骨頂です。でもそれって「知る」っていう意味においてのパフォーマンスですよね。小説や漫画、ドラマといった作品は知る為のものなのでしょうか。私はずっと楽しみたいのですが…

1つの作品を長時間楽しむというパフォーマンスタイムはすこぶる良いんですけど、今どき流行りませんかね、そんな価値観。

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