チェンマイ・ワロロットマーケット近くのカフェ:個性的でかわいい
タイ、チェンマイには無数のカフェが存在する。今回はその中でも、ワロロットマーケット付近のかわいらしいカフェを紹介する。
昔ながらのワロロットマーケット
カラフルな布のロールが、道端に置かれている。それも大量に、乱雑に。これはチェンマイ旧市街地から5分ほど東へ歩いたところにある、庶民派マーケット。その名は「ワロロットマーケット」だ。マーケットの周りは、布屋で囲まれている。歩いても歩いても布が置いてある。しかし建物の中へ行くと光景は一転、お土産品のマーケットが広がる。豚の皮を揚げたスナック、乾燥マンゴー、その他よくわからない食べ物。私は匂いが苦手であまり中をじっくり覗いたことはない。しかし価格はだいぶ安そうだ。タイグルメ好きにはたまらない場所だと思う。
インド風なカフェ「Thamel Coffee」
そんなワロロットマーケットから1分2分程歩いたところに、かわいらしいカフェがある。1階は雑貨屋兼コーヒースタンドだ。タイ国内やインドから持ってきた質の良いコットンや、様々な布雑貨が並ぶ。そしてあまり知られていないのだが、このお店には2階がある。そう、2階こそが本腰を入れたカフェスペースだ。
急で上りにくい木製の階段を上ると、そこはまるで異世界。インド映画に出てきそうな、ユーモアな空間が広がっている。木造りの空間に、インドの古布がひらひらとなびいている。座敷エリアには、中東感のあるラグがクラシックさを演出。そして各ソファには、カンタ刺繍やミラー刺繍の施されたクッションがお迎えしてくれる。何一つとして、同じものは置いていない。1つ1つ手作りを感じる小物ばかりだ。行くたびに今日はどこの席に座ろうかと迷ってしまう。
メニューはコーヒー・スムージーなどの飲み物だけでなく、食べ物も充実している。ガパオライスやパッタイなどの定番タイ料理から、フライドポテトやサンドイッチなどの西洋料理、カレーやスナックなど多岐にわたる。ワロロットマーケットの散策に疲れた時、ちょっとひと休みするのにちょうど良い。みなさんも、チェンマイ滞在の際にはぜひ訪れてみてほしい。