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20代女子のタイ・ビザ事情:若者への選択肢が意外と少ない

私がタイで取得したのは「学生ビザ」。タイの会社で仕事をしていない私には、それしか選択肢がなかったのである。少し怪しい語学学校で、学生として登録してもらったのだ。今回は、若者には意外と難しいタイのビザ事情について紹介する。


若者がタイでビザを取るのは難しい⁉

大学を卒業して1年も経たずにタイへ渡った私。当然最初はビザなしで、観光客として入国した。試しに少し滞在してみよう、といった感覚だった。
ただタイは居心地が最高に良い場所。すぐに1年ほど滞在したいと考えるようになった。

そこで問題になるのがビザ。1年間滞在するとなると、当然ビザが必要だビザランと呼ばれる、出入国を繰り返してビザなしで滞在する方法もある。しかし、それも半年くらいが限界だ。何とかしてビザを取得しなければならなかった。

選択肢としては、就労ビザか、学生ビザ。他には富裕層向けの高額ビザ・タイランドエリート、また最先端技術のスタートアップを立ち上げる起業家向けのスマートビザなどがある。しかしこれらの選択肢は、ある程度の資金を持っていないと取得できない。卒業したての20代には当然厳しい

リタイア層の人には、リタイアビザという選択肢、子持ち世代の人には、子供の教育ビザがあるのだが…。昨今ではリモートワーカーのためのビザ制度を新設中のようであるが、条件が難しすぎる。シリコンバレーなどの超大規模企業でリモートワークでもしていなければ、到底入手できないような所得条件だ。これらの状況から、タイの長期滞在ビザは、若者にとっての選択肢が意外と少ない

選択肢は学生ビザのみ

タイ、しかもチェンマイで仕事を見るけるのはとても難しい。まず外国人向けの仕事は少ない。それに、朝から晩まで働くのが嫌でタイへ来たのに、同じことを続けたくなどない…。そして残った選択肢は、学生ビザ

チェンマイ大学の大学院へ行くことも考えたが、私の希望学部は少し値段が高かった。日本の大学院へ行くのとあまり変わらない。また英語で長い論文を書くのには、まだ準備が足りなかった

そんな時に見つけたのが、語学学校という選択肢。タイの学生ビザは、大学に限るなどという制限はない。正式に登録されている私立の語学学校だって、ビザがもらえるタイ語を学んでみたいと思っていたので、ちょうど良かった。ということで、タイ語学校探しを始めたのである。

タイ語学校探しは意外と難航…

タイ語学校を探し始めたのだが、1つネックになることがあった。日中の4時間、リモートワークをしていたのだ。当然ながら集団授業の語学学校は、授業の時間が決まっていることが多い。朝11時から15時までのシフトで働いていた私には、時間の合う学校がなかなか見つからなかった

しかし諦めかけたころに、とある小さな学校を見つけた。タイ人向けの英語学校なのだが、タイ語レッスンもやっているそう。しかも学生はほとんどいないので、好きな時間で良いとのこと。なんてフレキシブルなんだ!学生が全然いないという点が少し怪しいが、私にはこの学校しか選択肢はなかった。
(この学校では、後に波乱万丈なアドベンチャーが待ち受けているのだが…それは次回記述したい。)

結果なんだかんだで私は、語学学校の学生ビザを取得することができた。詳しい取得手続きや、授業の内容については、後々記述していきたいと思う。
タイで暮らしたい若者にとって、学生ビザはとてもよい選択肢であることが伝わればと思う。


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