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アラサーでひとりぐらしを始めて思うこと

突然ですが私はひとりぐらし初心者です。
つい2ヶ月前、ふと猛烈にひとりぐらしがしたくなり、物件を探し、初めての内見で今の家に決めました。

小さい頃から東京の下町育ちで大学も就職後も通勤や通学になんの不便もない実家。

家を出る理由が思い当たらない私は、気づけば29年間親に頼りきりの人生でした。

炊事、洗濯、家事は母に任せ、自分はクタクタになって仕事から帰って会社の愚痴を言う。

休日は着飾ることにしか興味がなく、部屋を散らかして出かけ、夜遅くに帰宅する。

なんて愚かな娘でしょう。

結婚するまでひとりぐらしなんてもったいないよ
と言われることもあったし。
母親一人を置いてひとりぐらしすることへの罪悪感もほんの少しありました。

だけど、母親が元気な今だからこそ、お互いに自立するには1番いい時期だと思ったのです。

私には母親しかいないため、いつか一人になります。
その時までに一人で暮らしていく最低限の生活力と生きていける自信を付けておきたかったのです。

さて、ひとりぐらしを始めてみて何か大きく変わったかというと、思ったよりは大きな変化はありません。

だけど確実に私は自分で生きていると思えるようになりました。

それは例えば朝起きてお布団を綺麗に畳むことだったり。

洗濯物を干すときにふわりと香る洗剤の匂いだったり。

重い荷物を一人で抱えて帰るクタクタの仕事帰りだったり。

自分で自分のために時間をかけて淹れるコーヒーの匂いだったり。

脱いだ服をすぐにハンガーにかける習慣だったり。

高い洋服よりも効果的なお掃除グッズを探すことに喜びを感じることだったり。

ひとりぐらしは全て自分次第なんです。
汚い部屋にして困るのも自分。
ご飯を作らなくてファーストフードだらけになって太るのも自分。
朝早起きして家事をして気持ちの良い気分になれるのも自分。

全部自分の手に委ねられている。

やっと自分で自分の道を選んで生きてるって感じる日々。

だから、迷ってる人には是非ひとりぐらしをオススメしたい。

#ひとりぐらし
#一人暮らし #アラサー #東京で戦うOL #日常の幸せ


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