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#2 音楽を聴く:好きなことで自分を知る
13回目の投稿です。ことのはです。
さて今回も、好きなもの×自己分析=自分を知る をテーマでお届けします。第2回目は音楽を聴くことが好きな人に向けた記事となります。第1回目の記事は以下をご覧ください。
「音楽を聴く」をとおして自分を知る
音楽を聴くことは、いつの間にか日常生活に溶け込んでいました。通学や通勤の移動時間から、家でゆっくり過ごす時まで、1日1回は必ず音楽を聴いています。TV、カセットテープ、CD、音楽プレイヤー、Youtubeなどさまざまな媒体から流れてくる音楽に耳を傾けています。
私は落ち込んだ時、不安を感じている時、疲れている時に、よく音楽を聴いています。音楽を聴いて、涙を流したり、気持ちが軽くなったり、音楽のパワーにこれまでたくさん助けられてきました。そんな「音楽を聴く」という視点から、自分の気づきも含めて、自分を知るヒントをお伝えできたらなと思います。
①昔からずっと好きな曲を探す
1つ目は「昔からずっと好きな曲を探す」ことです。お気に入りの曲、思い出の曲、今流行りの曲など、自分の好きな曲があるという方は多いと思います。その中で注目するのは、昔からずっと好きな曲です。大人になっても忘れられない曲、ずっと胸の中に残り続けている曲など、何曲か探してみましょう。見つけたら、忘れないようメモに残して、その曲がなぜ胸に残り続けているのか理由を考えてみます。なぜ?どうして?と自分に質問を投げかけてみましょう。また、10曲ぐらい見つかった人は、ジャンル、アーティスト、テンポ、歌詞など小さな部分でもいいので、共通点を探してみると見つけやすいかもしれません。
②自分の曲の選び方を知る
2つ目は「自分の曲の選び方を知る」ことです。みなさんは普段、音楽を聴きたいと思ったら、どのように曲を選んでいますか?「考えたことないな...」「直感で選んでいる」など、人によってさまざまだと思います。私も同じ質問をされたら、正直考えてしまいます。でも、自分がどんな基準で音楽を選んでいるのかを考えてみると、自分のことが少し見えてくるかもしれません。
私の曲の探し方は、自分が今どんな気持ちなのかを感じて、それに合った曲を選んでいます。もう少し詳しくお伝えすると、例えば、仕事で出勤する時「寝不足で眠い...。でも、今日上司の前でプレゼンしなくちゃいけないから、気合入れなきゃ!」と感じたら、自分の中で気合いが入る曲を選んで聴いていました。また、逆に仕事が終わって帰宅する時「疲れたな...」と感じたら、癒しを感じられる曲を選んでいました。自分の気持ちを汲み取り、考えなくても自動的にそんな曲を選択していたのです。自分の気持ちは普段見えづらいのですが「どのように曲を選んでいるのか?」を考えてみると、自分の気持ちを知るヒントになりました。
サウンドトラックとの出会い
私は社会人になってから、何か作業をする時、サウンドトラックに収録されている音楽を聴くことが増えました。例えば、勉強、家事、移動時間など何か集中したい時やリラックスしたい時にBGMとして活用しています。自分が好きな映画、ドラマ、アニメなどのシーンに流れる音楽を聴いて、歌詞がなくても、音だけでその場面や登場人物の気持ちを表現していることに感動しました。最近は好きなゲームのサウンドトラックを聴いて、モチベーションを上げながら、心理学やカウンセリングの勉強をしています。
また、サウンドトラックは不安を感じている時、何度も気持ちを和らげてくれたり、モヤモヤした気持ちが何なのか教えてくれたり、自分にとって大事なものを思い出させてくれました。サウンドトラックは、私にとって自分と自分の本当の気持ちに気づかせてくれる存在です。インスピレーションが湧き、急に夜中に飛び起きてノートに気づいたことをわぁーと殴り書きにしたこともありました。それぐらい、自然と過去の記憶が蘇り、本当の自分の気持ちと繋げてくれるのです。
そんな私のオススメは「宇宙兄弟」のサウンドトラックです。宇宙兄弟はもちろん大好きなのですが、会社員として働いていた時、何度も泣いてしまいました。宇宙兄弟のサウンドトラックを聴いて、自分を認めることができたり、自分の気持ちを信じたいと思えたり、背中を押してくれたり、あたたかい気持ちになれる曲がたくさんあります。
また、宇宙兄弟のサウンドトラックの曲名は「忘れていた」「しまっていた」など、「自分の胸の中に大事なものはあるよ、ただ見えてないだけ、隠れているだけ」と言われているような気がして、言葉の選び方も好きです。ぜひ聴いてみてください。
音楽に影響されやすい自分
ただ、音楽を聴く時、1つだけ注意していることがあります。それは、自分自身が音楽に影響されやすいことです。例えば、暗い曲を聴くと、自分の気持ちも知らず知らず暗くなっていたり、悲しい曲を聴くと、気づいたら自分も悲しくなっていることが多いです。曲を選ぶときは、自分の気持ちが沈む曲を選びすぎないよう意識しています。しかし、自分の気持ちが暗い時、同じく暗い曲を聞くと、その音楽に共感でき、気持ちが落ち着くことがあります。自分の今の状況に合わせて、音楽を選択することが大事です。
まとめ
今回は「音楽を聴く」をテーマにお話をしました。音楽を聴くと、今の自分がどんな気持ちなのか、自分の心の模様を教えてくれます。あなたが今選んでいる音楽は今のあなたに必要な音楽かもしれないし、心地よく聞こえる音楽そのものが今のあなただったりするかもしれません。自分が今どんな音楽を選んでいるのか、どんな音楽に惹かれているのかなど、じっくり考えてみると、新たな自分を発見できるヒントが隠れていると思います。
ことのはさら