#3 本を読む:好きなことで自分を知る
17回目の投稿です。ことのはです。
さて、今回は好きなことで自分を知るシリーズの第3回目!本が好きな方に向けた記事になります。
「本を読む」をとおして自分を知る
私は大学生になってから、少しずつ本を読むようになりました。本は、さまざまな視点や考え方に触れることができ、自分の世界を広げられます。本をとおして、自分について考えるきっかけになれば嬉しいです。
今回は「本屋さん」と「自宅の本棚」という視点から考えていきたいと思います。
1.本屋さん編
①本屋さんに行きたい時、行かない時
みなさんは、本屋さんにどのくらいの頻度で行きますか?
「仕事が休みの日以外、ほぼ毎日行く」
「考えたことない。なんとなく寄りたい時」
「買いたい本がある時」
人それぞれだと思います。
私は「本屋さんに行きたいな」という気持ちが出てきた時に、ふらっと立ち寄ることが多いです。
「何か購入したい本があるわけではないが、急に本屋さんに行きたくなった」
「本屋さんにあまり行かなかったのに、最近行く頻度が増えた」
こんな状態になる時があります。
急に「本屋さんに行きたい」と思っている自分を発見すると、何か悩んでいたり、何かを探していたり、心の変化を感じることが多いです。でも、何に悩んでいるのかよく分からないから、とりあえずネット検索したり、本屋さんに行くようにしています。
・「本屋さんに行きたい時」
→何か悩んでいたり、もやもやしていることが多い。
・「本屋さんに行かない時」
→本を探すよりも「動きたい」「進みたい方向が分かっている」など、考えるより行動に移す段階に入っており、迷いが消えていることが多い。
まとめると、
・「本屋さんに行きたい時」→悩みや不安がある状態で変えたい。
・「本屋さんに行かない時」→自分が何をするべきが見えている。
という私の傾向が見えてきたのです。
会社を辞める前後は、よく本屋さんに行き、情報集めをしていました。しかし、会社を辞めて自分がどんな方向に歩んでいきたいのか見えた時は、本屋さんに行く回数は極端に減りました。
「本屋さんに行きたい」という気持ちはどんな時に出ているのか、その背景を考えてみると、自分の心の変化に気づけるかもしれません。
②本屋さんで立ち止まる、手に取るもの
本屋さんって、さまざまなジャンルの本が置いてあり、なんだかわくわくするので、テーマパークにいるような感覚になります。自分の興味の幅を広げてくれたり、新感覚の本に出合えたり。店内を歩きながらぼーっと本を眺める時間も好きです。
いつも不思議に思うのですが、何も考えていなくても、気になる本、興味のある本の前にくると、いつの間にか立ち止まっていたり、手に取っていたりします。だから、何周しようとも店内で立ち止まる場所は、大体決まります。
本屋さんは、今の自分がどんなことを考えているのか、何に興味があるのか教えてくれる場所なのだと思います。自分が今何に悩んでいるのかなど、本をとおして知ることができるのです。
皆さんはどんな本を手に取っていますか?そこには、自分が気づいていない好きなことや気になることが隠れているかもしれませんよ。
2.自宅の本棚編
①本棚の整理する
今は電子書籍で読んでいる方も多いと思いますが、私は紙の本で読むことが多いです。なので、自分の部屋の本棚には本がぎっしりで、ときどき本棚の整理しています。
~本棚を見て自分を知る方法~
ⅰ どんなジャンルを選んでいるのか
ビジネス書、小説、ミステリー、エッセイなど。
自分がどんなジャンルの本を買っているのか確認してみましょう。
ⅱ よく出てくるキーワード(単語)を探す
本の題名や内容を見て、自分がどんな単語に惹かれているのか、よく出てくる単語を探します。
ⅲ 出てきた、ジャンルとキーワードに書き出す
出てきたジャンルとキーワードを、ノートやメモに書き出します。書き出したものを見返すと、自分の興味・関心があることが見えてきます。
②本と自分の距離感を考えてみる
最近、人との距離感について考えることがありました。私は人と距離感が近すぎる空間に長い時間いると、疲れ切ってしまいます。かといって、人と接点がなさすぎると気持ちが沈みます。そのため、自分に合った人との距離感のバランスを保つことが必要なんだと学びました。
本も同じで、本と自分の距離感を意識しています。「この本とは距離置きたいな…」「この本は自分の近くに置いておきたいな~」という感覚を大切にしています。
私の部屋には、本を置くスペースは3ヵ所あります。①机の上②本棚③ベットの下です。一番目につくのは、机の上です。カウンセラーの勉強やnote記事を書くときは、机で作業していることが多いからです。一番目につかないのは、ベットの下で、基本的にあまり読まない本を置いています。
本の整理をする時、一番興味がある、惹かれる本を机の上に置くようにしています。「この本は今の自分には必要ないかも」と思ったら、本を入れ替えています。それを繰り返すうちに「今の自分が何に興味があるのか、惹かれているのか」本をとおして、教えてくれます。特に、本の入れ替わりが多いほど「自分の中に変化が起きているのかな?」という気づきになります。距離を置きたい本については、「もうこの本は今の自分にはいらなくなったのだ」という気づきになります。
また、新しく買った本は今の自分が興味がある本です。お金を払ってでも、その本がほしいと思ったのですから。何年も経ってから本棚に眠る本にまた惹かれて、机の上に返り咲くこともあります。過去の自分が買った本なので、また惹かれることも多いです。そんな本を見る度、過去の自分に「昔の自分よ。買ってくれてありがとう!」と言いたくなります。
本と自分の距離に注目すると発見もあるので、そんな視点を持ってみると面白いですよ。
まとめ
今回は「本を読む」をテーマに、「本屋さん編」と「自宅の本棚編」をお届けしました。
本選びでいうと、本の中身より、表紙のデザイン、本の手触り、「この本かわいい!」「この本を家に飾りたい!」といった、1ページも開いていないのに、ときめいてしまうことありませんか?
あと、内容より、文字が詰めすぎで辞書のような本だと、文字に圧倒されてしまったり、余白がある本の方が安心して読めたり「本を読む前の段階でいろいろなことを感じているのだな~」と驚くことが多いです。
学生の頃、自分が買った本が途中で読めなくなることがありました。読み進められず「読めると思っていたのにな~」と自分にがっかりしていました。
でも、いろんな本を読んでみて、読みやすい本、読みにくい本、読めない本、全部読めた本、たくさんの本に出合うことで、自分の世界が広がっていくのだな~と思います。
自分が選んだ本は、どこか自分と共通点があったり、共感できたり、憧れを持っていたり、自分を知るためのヒントが隠れています。
ことのはさら