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釣り友達と私
蛇さんにアメリカ土産を渡しました。
2ヶ月ぶりに会いました。
堤防での釣りが最後です。
私の第一声は「焼けたね」
精悍な印象です。
「あはは」
蛇さんは照れて笑うと可愛さが増します。
私は可愛い男性のほうが好きです。
綾野くんが野性味があるだけなんだよなぁ。
綾野くんは性格が好きなわけでもないです。
癒し系じゃないし…
綾野くんは、外見もかっこいいです。
なんか全体的に私の好きなタイプではないです。でも好きな不思議はあります。
ああ。。。無意識に彼氏と比べてしまいます。
少し前まで、すべての男性は兄と比べていました。
比べるのが、ダメという考え方もあるだろうけど・・・
何を選ぶでも、実験でも、比較対象物は必要です。
基準がないと人は選べないし、良さもわからないんだよね。
よし体で一発コンタクト!!のレペゼンではないことを褒めて頂きたい笑。
人間には動物にはない想像力があるんですよ!!!
それを捨てたら終わりだよ。
人生は何をするかより、何をしないかのほうが重要だからな!!!
取り返しがつかないことをするんじゃあああねぇええええ。
だから心の中で、比べるのはセーフです。
憲法で保障されてます。(自由権に含まれる)
自由とは、他を害しない一切のことをなしうる能力をいう。 各人の自然権の行使は、社会の他の成員のおなじ権利の享有を確保すること以外に限界をもたない。 この限界は法律によってのみ定められる。 憲法による自由の保障は、何の自由であるかにより効果を異にするものであり、許容される制約の範囲や程度も一様でない 。 ただ、自由主義諸国では概括的に経済的自由に比べて精神的自由についての憲法的保障の本質内容は広いという特徴があるとされる 。
「シミになるよ!」
指摘した。
「日焼け止めは、塗ってたんですけどね」
それは良い子。
同じように日に焼けるにしても、有害なものをだいぶカットします。
「全然会ってくれないから、俺一人で何回か、ここにきました。えへへ」
ふーん。。
なんでそんな言い方するんだろう…
気になります。しかもなんか可愛くね?
ずるくね?それありなん?
一瞬考えてしまい、私は静かにした。
私は黙って作業を開始、釣具をカチャカチャしました。
咄嗟に返せなかったので流した。
間をおいて話すぐらいなら何も言わないほうがマシです。
会ってくれない…
うーん。。
蛇さんから連絡きたかな…
記憶を辿る…
LINEを今、確認したいが野暮だよなぁ。
うーん…
頭に浮かぶのは「誘わなかったんじゃない?」だが、それだと私をいつでも誘って良いことになります。
いや…蛇さんは私の友達だから、いつでも誘っていいけど…
綾野くんが嫌がるだろう…
わがまま…
しかも 綾野君は自分は良い。
私はダメの人だと思う。
「俺は大丈夫。俺は俺をわかってる。俺はお前が好きだし。俺は目標があれば頑張れる」と言われる。
そうかなぁ・・どうかなぁ・・
で、綾野君には「お前は恋愛に関しては、なにもわからんだろうが!」と言われる。
色々間違ってるけど正論をぶつけてくるの草🌿
そもそも私たちの世代は女が男の2〜3倍います。
だから基本的に何かをするときは女子3人、男子1 人でグループになります。
それが基本です。だから女の子と出掛けたり、何かしないと男の子は成立しないよね。
仲良くしないが無理です。
学校生活も社会生活も送れません。
常に男1に女3が当たり前です。
そういうグループ分けにしかなりません。
たまに私たちの世代は、婚活激戦かなと思いブルー入ります。
私が30歳の時、男は26歳前後の女を探すだろう。
ああ、私は結婚したいわけじゃないのに…
また無駄なことを考えてしまったわ。
無駄な悩みだわ、馬鹿みたい。
ここまでがセットです。
釣りを開始。
日陰から釣ろう。
「顔…」
蛇さんに指摘される。
表情管理が死んでるって意味ね💧
蛇さんの指摘により、私は自分の顔を手でゴシゴシした。
何も変わらず、日焼け止めがとれるだけだけど💧
「ワイルド…」
「うん…」
「顔が綺麗なのに、たまに仕草がワイルドなのいいよね。」
「美人は得」
「ぶっ笑、怒らないでよ」
蛇さんは私を含めた人の容姿に一切言及しない人です。
蛇さんに美人は初めて言われました。
時代もあります。。
みんなに、その傾向はあります。
綾野くんは彼氏だし、半分外人だから、めっちゃ褒めてくれるけど…
あれは特殊だ。国が違う。
そういえば青くんに、綾野くんは私の事を褒めてくれるから好きと言ったら、なら俺が綾野の2倍褒めるから俺を好きになってくれと昔言われたことがあります。
ちなみに青くんは嫉妬深いので、いつもそんな感じです。
でも私を好きなわけではないです。
青くんは心の病気です。みんなに愛されたいみたいな。貪欲ボーイです。
そもそもゲイよりのバイだし。
青くんは私に興味はないです。
最初騙されました。
綾野くんと付き合ってないときに、私は青くんを好きになりそうでした。
青くんは寂しそうで、人懐っこいし、容姿も可愛いから、なんとなく好きになりそうでした。
めっちゃ私のことを好き好き言ってた。
でも青くんは、すぐ恋人ができるのよ。
青くんは告白されると誰とでも付き合う。
はぁ…
でも私のことを可愛いとか、綺麗とか 好き好き言ってても、 男は大体違う女と付き合う じゃん。
それが男の習性です。
私が、好きじゃなくてもわりと傷つくことない?
私は簡単に人を好きになれない。タイミングが合わないのよね💦
狩りの基本か…
複数に声をかけ、そこからいけそうな女に絞る。
嫌な気分だが、彼女は知らないんだろうね。
青くんは彼氏になったら一途です。そこは大好きです!!
まぁ青くんは、すぐ捨てられてしまうけど…
そこが青くんの可愛いところです。
それから私は、青くんとは適当に付き合うことにしました。
自殺願望のある人だから適当に見守る。それだけです。
ゆるい友だちです。
なんとなくゆるく好きだったので、2年ぐらい心の中は複雑でした。
青くんは、クソみたいな恋愛を繰り返す病気です。
寂しいんだろうね・・・
そんな恋愛をしても意味がないけどね。
でもその時は脳汁ビシャアアアアアなんでしょうね。。。
まー、ラブキャップしてるし。お互い同意してればいいY
私に関係ないし。
ただ青君がそうなってるのは自分のせいだから泣くなとは思います。
その辺が友達としては辛いです。
何もそんなゴミと付き合わなくても・・・とは思います。
でも私にしてねとは思わないのです。
なので私は静かにするしかないのです。
世の中の不条理を私一人で解決できるでなし・・・・
「眉間の皺すごいよ・・」
「ああ、ごめんごめん」
「それ癖だよね」
「ああそうかも。母親に似た」
「アメリカのアニメみたいだよね」
「ああ、言われる」
顔に出るって意味だと思う。
ゴカイを手で、ぶちっとしたら
「ワイルド・・・女の子で、なかなかできないよそれ」
「ああ、はさみで切る感じ?」
「うん。触れない子も多いかな」
「ふーん・・・」
蛇さんが「という妄想です。知りません笑」
「天ちゃんとは(釣り)行くんでしょ?」
「ああ、うん。でもここ2年はないですね。天も忙しいし」
「ふーん」
少し間を置いて。
蛇さんが「すみません、忙しいのに付き合ってもらって・・」
「ぶっ(笑)」
私に気を使いすぎだろ。
「あはは、私は暇だよ。メンヘラじゃないから、気にしなくて大丈夫だよ」
言葉尻を捉えて文句を言うほど、わたしは知性が低くないです。
「あはは」
結局、坊主でした。
昼間は釣れないです。
夜釣りしか勝たん。
「魚からも丸見えだよね私達」
「たしかに笑」
「暑いしね。岸壁に座れない」
「去年はこんなに暑くなかったです」
「わたしもそう思います」
ブチッ。
「無駄な殺生やめてもろて…」
うねうねうね。気持ち悪い。
私は竿を上げ、それをまた針につける。
眩しい日差しに蛇さんは手を添えて
「餌だけ食われてますね笑」
私はキラキラ揺れる水面に
「魚釣りは残酷だよね」と話しかけた。
「まー、海釣りは食べますからね。川釣りよりはいいかもね」
「そうね」
「今年はまじで釣れないです。海が暑すぎるかも」
紐がついたバケツを海に投げて引き上げ、海水で手を洗った。
めっちゃ生暖かい。
「岸壁やばい」
「ですね。次は冬服を買いに行きません?」
秋はどこに行ったのでしょう・・・
「そうね」
「カフェも行きましょう」
約束を沢山するのね・・
「はい」
蛇さんは友達いないのかなぁ。
学校は大丈夫かなぁ
「眉間のしわ笑」
「あー」
今日も一日が終わる〜。