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ギャップがある

綾野君は、とにかく 二人の時はイチャイチャしたがる。

人前とか 外では全然だから、それはそれでいいんだけど。

自宅だと尋常じゃないぐらい私にべったりです。
頭が、おかしいです…

トイレまでついてこようとする。
流石に私に殴られるけど…

「ドアの前でも待つな!」
私が綾野くんの携帯や、家の鍵を玄関に向けて投げる笑。

綾野くんは犬だから動く物を追う。
マジで切れそう。

綾野くんは、仕方なくソファで待ってる。

あほなんか…

料理してるときも絡んでくる。

しかも私の機嫌が悪いと
「俺がなんかした?」とか「嫌なの?」
「こっち向いて」とか「目を見て」と、めっちゃ言ってくる。
「言われないと分からない」も、めっちゃ言う。

今までは、ただの頭がおかしい男だと思ってたんだけど、分かった 帰国子女だからだよ!

綾野君は半分外人なんだよ!

まじで、しつけー。

こういうの あんまり人に相談できないし、軽く話したら自慢?と言われた。

自慢じゃねえよ。

しかも私は今100万倍に薄めて お前に話したからなと思った。
ということは事実を話したら、発狂されるレベル…

綾野君の部屋は離れにあります。つまり別棟です。

家の造りが母屋があって、別棟がいくつがある造りなんだよね。

綾野君は、ほぼその別棟に軟禁されていて、水場もあります。親が再婚したり離婚したりを繰り返すから 自分の家が、実家の敷地内にある感じです。

綾野くんは、お風呂と洗面所とトイレが ついた離れに住んでる。(今は都内で1人暮らしだけど実家が、そういう造り)

玄関に鍵もついていて一軒家みたいなとこに一人で住んでいる。正確には 小屋みたいな感じなんだけど。

キッチンはない。洗濯機はある。

田舎ではそこまで 珍しくないです。

納屋を改造したり コンテナだったり、ビニールハウスを改造している家もあります。

結婚したら、実家の敷地に家を建てて、跡取りが住んだりもします。

娘の場合もあるし 息子の場合もあります。

これは全然 珍しくないです。

ただ 綾野 くんちが、 少し高級なだけですね。

夏は暑いから外から戻ってきたらお互いシャワーを浴びたりするんだけど。
一回私がノリで綾野くんの髪をドライヤーで乾かしてあげたら、それからというもの永遠に乾かすように要求される…

まあ 綾野くんは男だから髪の毛を乾かすのは、そんなに時間はかからないけど…
してあげる私も駄目だと思った。

無視してると、濡れたままの髪の毛を私に、 ゴシゴシ擦り付けてくる。。
私が濡れる…

犬かよ…

仕方ないからバスタオルを広げてリビングで待ってると、綾野くんは着替えだけすませて、私が広げたバスタオルにスリスリしてくる。

ちなみに綾野くんがアグレッシブすぎて、バスタオルごと押し倒されるので私は濡れる…

毎回切れている私がいる…

「まじなんなん…」

「たのしー」

なぜこうなのか…

仕方ないので、私はいつもドライヤーで私の服を乾かしている。

クールな綾野くんが好きなわけではないが、外 とのギャップかすごい。

「元カノには…」と言ったことがあるが
「無理きもっ。俺は付き合ったことない」と言われた。

毎回 こんな感じなのかなって ちょっと思ったんだよね。意外だったからさ…

最近は 、さらに状態が悪化してて何を聞いても「彼女はお前が初めて、俺は童貞」と言い出してて草。つまり 何も答えてくれない笑。

ありえん笑。刺すぞ。

でもそんなどうでもいい 喧嘩をしても意味がないから私も流す。

前は全然 こんな感じじゃなかったとか、ごめんだったのに。
1年付き合うと童貞になった。

なんの変異だよ笑。

私が「国家権力くそくらえー」と拳を振り上げた。

「やめてデモしないで笑、国家転覆罪やめて」

ワロタ。

綾野くんは、ふざけて

「ねーねー、好き」

脈絡がない…
「はい」
私は流す。

「この角度も可愛い」
「バカなんじゃない?」

「否定できない。いつも一人だけ輝いている」
なんやろ…

明るいメンヘラ?
外人なんだよな…

普通にウインクされる。
ワロタ。

癖らしい。
機嫌がいいと男にもしちゃうらしいです。

「綾野くん…容姿端麗で良かったね」

「ありがとう」

自己肯定感がしっかりしている…
無敵か…
外人って、すげーな。

綾野くんは私の「今日だけですからね」とか「綾野くんは特別ですからね」が大好きです。

「今日だけですからねして」とよく言われる。

「それしたら毎日じゃん…」

「いいじゃん」

帰国子女は、日本語が通じない(綾野くんだけだが)

「バカって言われない?」

「お前以外に言われたことない。だって俺はバカにならないし」

自覚はあるんだ…

「汚物を見る目やめろ笑」

「あはは」

綾野くんは、ストレスがすごいのかな?とは思う。
私が呆れて、テレビをつけると綾野くんは、すぐ消す。

「こっちを見て」という。

「もう…」
綾野くんは両腕を抑えてくる。

「はい、こっち向いて。静かにして」

気まずい…
照れると解放される。

「ふふっ」

機嫌が良い。
多分だが、綾野君にドキドキしている私を見て機嫌が良くなっている。

迷惑!

私が なんか食べてても邪魔してくるから
「全部あげる」とお皿ごと押したら
「ちがう。そのお前の口に入ろうとしているものが食べたい」

「猿かよ!」

猿は上下関係がはっきりしているので、同じものを食べているとしたら ボスが食べているものを奪いたい習性があります。
野生では必ずボスの方がいいものを食べているので、 同じものを配ったとしても ボスが食べているものを子分は必ず欲しがります。

「まー、猿なんだけどね…」

綾野くんに、がっかりされる。

仕方ないから「一口だけだよ。あーんして」というと、綾野くんは「あーんする」

「おしまい」

「えー。もっと食べたい」

「おしまい」

なんなん…
まじなんなんですか…

料理を作ってる時も だんだんエスカレートしていくから…

私がくるくる 動いてると、綾野くんが上から冷蔵庫の扉を閉めたりする。

私が 冷蔵庫の扉を開けようとすると、上から綾野くんが扉を押さえたりするのよ。

あと食器棚の前で綾野君が、腕を広げたりする。

「邪魔だよ」

「いいじゃん」

悪びれる様子もない…

「料理中はやめてくれないかな?完成しないよ」

「食べなくてもいい」

はぁ…

誰かー、たずげでーになる。

「火傷するよ」

「もうしてる」

私にかよ…

突っ込む気力がないのでスルーする。

「もう!ふざけて食べないなら 片付けちゃいますからね」

「ぶっ笑。お母さんやめろ笑」

「いやいや期ですかねー」

綾野くんは、ムッとする。

「俺のお母さんになって欲しいわけじゃない。女性として好きだよ」と言われる。

「…ありがとうございます」

「うん。ちゃんと好き」
「はい」

「人間としても 好き 彼女としても好き 家族としても好き。全部好きだよ」

もうさ、全部って何よ!みたいに抗う気持ちすら削がれます。

何て言うのかな…

振り切れてる人間は 清々しいよなぁ…
遠い目をするわ。

「私さ綾野君と別れたら、つまんないと思う」

「刺激が足りなくなる?」

「笑。そうね そんな感じかも」

「俺、うざい?」

「大丈夫だよ笑」

「フフッ、それ好き。いつも俺に呆れ顔で、大丈夫だよと笑う。でも俺は夜には不安になって、次会う時はお前に嫌いって言われるかもと思う」

「えー意外💧」

「だから俺は、お前といない時は、バカじゃないんだって…」

「あー、うん笑。わかった」

「抱きしめていい?強く抱かない」

「いいよー」

「フフッ、可愛い。いいよーもめっちゃ好き」

「好きまみれだね」

「ほんまそれ。1年前より今が好き」

「こわっ」

「俺が一番怖いわ!ものすごい 浸透圧で俺に染み込めんでくる」

「ぶっ笑」

「やばい。お前がいないと俺は死んでしまう。たまに怖くなる」

大変やな…

「俺の全てという言葉が しっくりくる」

「頭がおかしい」

「それはわかっている笑。狂っている者が、自分をみんな正常に認知できないわけではない」

名言やな…

「好きすぎて入れたい」

「やめろ笑、私のほうが綾野くんに2倍は入れたい」

「やめろ、俺に入れるな笑」
なんの喧嘩だ笑。

馬鹿らしい…

「何を入れる気だよ」

びびる綾野くんに「棒か、気持ち」と言ったら「好き笑、その二択」

「うん」

「俺も笑。なんだろ…いつも楽しい。会話が楽しいとこ好き。飽きない。毎秒好きになる」

「ありがとう」

「しかもたまに素直なところが、死ぬほど可愛らしい。素で、ありがとうと言ってくる。」

「うん笑」

「妹怖い」

「そうそう。うちのお兄ちゃんは、私にメロメロです」

「ぶっ笑。腰の効いたパンチ を打ってくる妹な」←メロンパンナのことです。

「だよ笑」

「綺麗な人、大好きだよ」

「うん」

多分、 綾野君は私の中身を褒めた。
たまに綾野くんは好きと言いながら泣いたりする。
自分でも意味が分からないらしい。

幸せすぎて泣いてるんだって…

ちなみに 綾野くんは泣くような人ではないです。

綾野くんのくせなんだよな…
なんか肩とか手とか触れていないといけないみたいな。

ちなみに離れようとすると、めっちゃ 理由を 聞いてくる か ら めんどくさいです。
みんな外人とは付き合うな! 

外人はめんどくさいぞ!

日本の男は、こんなにベたべたしないと思うぞ。
愛情表現がアグレッシブすぎるんよ…

膝枕とか、なんとなく常にかまってかまってされる。

匂いも嗅がれる。

ふざけてるんだよね。

犬みたいにクンクンされる。
相性がいいカップルって相手の匂いが好き って言うじゃん その現象が起きてるらしい。

だから私を綿毛布で巻くと
「次会うまで洗わない」と言われる。
クンクンやめろ。
なんか恥ずかしいわ。

なんか自分が体臭が強い 女みたいで嫌じゃない?
かと言って蛇さんにすみません 私の匂いを嗅いでください。どうですか?と言うのも 、やばいやつじゃん。

だからもうどうしていいかわからないんだけどね。

あと綾野くんは、ナチュラルに洋服の中に手を入れてくるんだよね。
「は?」と切れるけど。

「触るのはよくない?肌を触りたい」

と毎回言われる。

ツルツルだから背中とかお腹と、太ももとか、どこでもいいから触りたいらしい。

「したくならないの?」と聞くと
「うん。したくなる」

「じゃあ、やめなよ」

「いや、触りたい」
「バカなのかよ!」

「止められたら、止めてるよ…俺も嫌われたくない。でも大好きすぎて触りたいし。これぐらいのスキン シップはよくない?」

「かなー」

「うん」

ガブガブもされる。

謎の噛みつきにもあう。
好きすぎて口に入れたいらしい。

私は 本噛みするけど、綾野君は甘噛みしてくれる。

そこは 優しい。

私は小さい時は、お兄ちゃんもガブガブ噛んでた。

よく丸めたタオルを兄に投げられてた。
「俺だと思って…」

いや 肉感が足りねーよ。
なんか たまに赤ちゃんとか、猫とか食べてる人いるじゃん。

かわいすぎて舐めてしまう みたいな。
赤ちゃんや、猫は抵抗できないから どうかなと思うけど…

可愛い 〜好き〜の パクパクの気持ちはわかるよ。
まあ、 理性があるので 普通はしないんですけどね笑。

綾野君は、いつも噛んでもいいよ という。
歯型が残るし、あざになるからよくないと思います。

綾野は「別にいい。消えないといいのにと、思うぐらいだよ」と言う。

なんかロマンチック風に言いましたよね、あなた笑

ただの虐待ですよ。
みなさん彼氏のことは噛まないようにしてください。