バスカフェの新宿開催資料を擦ってみた

初めに

既に周回遅れで、様々な方に擦られまくったSUNAさんのバスカフェの資料をさらに擦ってみました。(SUNAさんはTwitterを使っています: 「#colabo  新宿区提出活動報告書【公文書】リンクまとめ お読みくださいまし。 R4活動報告書 https://t.co/YCpDZrMP1H R3活動報告書 https://t.co/65LRtvGcTW R2活動報告書 https://t.co/DsGszH5Qxo H31活動報告書 https://t.co/SxnraZTZdi スマホでこの作業はしんどいどー。」 / Twitter
既出内容料等も多いと思いますので、大した新事実もないとは思います。
もし、少しでも気になる方がいればご覧ください。また抜け漏れやカウント間違い等もあるかも知れませんがざっくりの感じが掴めていただければと思います。

時間、時期、人数の推移


開催時間と被支援女性の推移
人数開催推移

1つ目の図は開催時間と被支援女性の関係図です。2つ目はスタッフ側の人数と被支援女性の人数の図です。2枚目の図で背景が赤くなっている部分は緊急事態宣言中,青くなっている部分は蔓延防止期間中です。こうしてみると
1回目の緊急事態宣言中こそ人数は減りましたが以降は特に影響が無いように感じます。また開催時間には影響を受けるようで深夜開催の時はガクッと人数が減っています。

当初の目的として深夜に居場所のない少女の居場所作りとか何処かに記載があったと思いますが、不定期の週1回以下では居場所としては難しいということが証明されているように思います。開催時間が早ければ結局、その後の居場所が必要になり、開催が遅ければその前に居場所を確保してしまうといったことの証左のような気がします。

最初の方こそスタッフの人数とバスカフェ参加者の人数に多少の相関があるように見えますが、以降はスタッフの人数にあまり影響を受けず一定の需要があります。報告内容を見ていると声掛けできたといった声より友人に連れられてという声の方があるように感じたので,例えばキャバ嬢や風俗嬢などが仕事前or仕事後にものを貰いにくる配給所的な側面が出来てしまっているような気がします。

そういった目で見ると夕方からやっていると出勤前によれますが、深夜ではアフター等あると寄れないといった見方も出来るかも知れません。
(あくまで勝手な予想ですが)

最近は安定していましたが,住民監査請求の結果が出た年明け以降は衝突などもあり,厄介ごとに関わりたくないのか若干下降傾向です。

H31/R1新宿開催情報
R2新宿開催情報
R3新宿開催情報
R4新宿開催情報

各年度別の新宿開催日を比較してしました。こうしてみるとH31
からR3にかけては新宿の開催頻度が上がっているのが分かります。
但し、H31/R1は渋谷9回,R2は渋谷9回,R3年度は渋谷3回で全体の開催日数は
33回,33回,34回なのであまり差はありません。R4に関しては2/15までで渋谷2回を含めて24回です。渋谷は1Q,2Q各1回という情報しか持っていないので3Q,4Qは分かりませんが開催回数は低下しています。委託金額は上がっても開催頻度は変わっていないor下がる模様です。

スタッフ、ボランティア人数

最後にスタッフ側の人数の推移です。橙がQ別のスタッフの平均人数,青がボランティアの平均人数です。スタッフの数は緩やかに増加傾向ですが、ボランティアは明らかに減少傾向です。何人がバスに残って何人がアウトリーチをしているのかは分かりませんが,以前より積極的に動いてはいない印象です。ボランティアの中には別の仕事を持っている方も当然居ると思いますので、やはり時間が遅くなるとそういった方の協力は得にくくなるのでしょうか?
直近は増えていますが1回目の住民監査請求(棄却されたもの)が提出された後に増えている感じです(増加は2022/10/19から)またここには記載がありませんが2022年4Qはスタッフ全体の人数が増えていますが、ニュースになったことでの警備対応でしょうし、内訳の記載がなくなってしまったので、詳細は分かりません。

報告書の報告内容

次に報告書にどんなことが記載されているかを分析してみました。がまず気になったのは報告書の記載そのものについてです。報告書97枚中枠内に記載が収まっていたのは30枚程、残りの67枚は枠からはみ出して記載していました。また住民監査請求が決まった2022/11/2以降(当日は除く)の8回の報告書は一部に妨害の苦情があるだけでほぼ白紙なのでその割合の高さは気になるところです。また誤字、記入位置誤り、記入内容漏れも散見されました。提出方法を見ると当日警備員に提出となっていますが、通常の感覚だと特記事項をメモっておいて最後に清書して提出だと思うのですが…。社内への提出文書で、うちの会社で上司に提出したら100%書き直しなレベルのものも、そのまま提出しています。普通に考えると社内での報告書ですら通らないレベルです。

主に記載されているワードと件数


報告書のワード

性被害,家出,虐待についてはかなり記載されています。ただ読んでいて何となくですが、性産業従就者やパパ活,援交をしている人も性被害(性搾取)と言っていたり,親子喧嘩も虐待と言っているように感じます。「親子喧嘩して家出」⇒「家族に虐待を受け家に居られない」、理由としては前者の記載が全くと言って良いほどないからです。まぁ、そういった人が歌舞伎町に来ないといったらそれまでですが。何となく女性は全て被害者という目線で書くとこんな感じになるのではないでしょうか?

買春者やスカウトといった記載は後に成程増えてきます。特に買春に関してはR4年度は大半の報告書に大久保公園というワードと共に記載されてました。

また女の子の情報は秘匿しなければならないと言っていましたが、高校生や中学生の記載の他、年齢も頻繁に記載がありますし、出身の地方や県も記載されていましたし、誕生日の表記も3回ありました。保護していなければ問題ないのかも知れませんが、後から保護するかも知れませんし、都には言えないけど区には報告するのでしょうか?

報告内容の変移

初期の報告では危険なバイトをしているとか空腹の子が多いといった報告がありました。危険なバイトが何を指しているかは分かりませんが、濁していると思われます。
またバイトの前後や合間に利用とあるので,居場所がないというより夜職向けになってしまっている可能性もあります。
報告書内で2度ほど成年女性が訪れていますが、1回目は他団体のチラシを渡したのみ、2回目も支援したことは記載されていませんでした。
2020年5~6月に性被害を訴えた人を2回他団体へ繋いでいます。またその後も他団体のシェルターに繋ぐとの記載があります。以降は児相はありますが他団体の表記はでなくなっていると思います。
中盤からは風俗や買春者といった表記が出てきます(売春とは言わない)またホスト,コンカフェといった原因についても書かれています。こんなことを高頻度でいうのであればAV新法より先に風営法やホスト新法とか議論すべきでは?と思います。製造業でも原因を判明させて対策しなければ意味がありません。AV新法で10代が…と言っているのであれば、何故契約をするのかその原因を追及して原因に対して対策を行うべきだと思うのですが…ホストといった単語も全体で26回出てきます。
R4年度に関してはカフェに来る人の報告はガクッと減りスカウトや買春者のことばかり記載されています。毎回○○人等と記載がありますが、普通数えられない気がするんですが?わざわざ数えながら回っているのでしょうか?
また店名を記載してネカフェに中高生が生活していると記載されています。私の地方では夜間に未成年は店舗に居られないはずですが、歌舞伎町は居られるんでしょうかね?そして住民監査請求が通った後は何故か白紙になります。一部対立者の苦情はありますが、様子や支援の内容はなくなりました。

特に気になった内容

報告書を読んで特に気になった事柄について取り上げます。日付を入れておくので気になった方は原本をご確認ください。

新宿区への御礼(2019/10/16)
 報告書の最後に新宿区への協力の御礼を記載しています。この頃は行政に
 対しても驕らず下手に出ているような感じがします。しかし残念ながら、
 以降の報告書にはこういった記載はありません。

シェアハウスへの入居希望?(2020/4/8)
 シェアハウスへの入居希望と見学について記載があります。シェアハウス 
 とは?これは中長期シェルターなのかな?
 今までの認識では短期保護⇒(行政不信)⇒長期保護としていて行政不信
 だから情報を出さないために自主事業としていたと思っていたのですが…

 そもそもシェアハウスでは住宅斡旋?保護でもなんでもないのでは?
 それともバスカフェで知り合った人を別団体の住居にでも紹介するのか?

 シェアハウスという一文はこの1回しか出てきませんが謎です。

・スカウトに絡まれ警察を呼んだ(2020/7/22)
・アウトリーチ中のスタッフが違法キャッチと間違われた(2020/7/22)
・男女の喧嘩の通報に交番に行ったが、バスカフェの活動を認識されて
 おらず説明に時間が取られた(2021/8/4)
・スカウトの前で警察にColaboの名前を出された(2021/11/3)
 
初めて報告書に警察が出てくるのは2020/7/22です。この時はキャッチと
 間違われたことに対して区にも苦言を呈しています。しかし1年後にも,
 交番で活動が認知されていなかったり,スカウトの前で団体名を出されたり
 とあまり警察と友好関係はむすべていないように思います。
 
警備ボランティアに来て下さった弁護士に協力を求めた(2020/12/23)
 誰とは言いませんが、この頃から警備員をしていたんですね。一つ気にな
 るのは警備を弁護士報酬でやってないですよね。後、バスカフェ出たとこ
 ろで女の子がスカウトに絡まれることが何度か書かれていましたが、警備 
 は出たら全くしてないっぽいんでしょうか?

・中学生を保護し児相に通告。職員が迎えに来て保護所に向かった(2021/7/14)
 通告とは「ある事柄を一方的に確実に伝達すること」
 だいぶ強い言い方ですね。しかもこれを含めて4回同様の言い回しがあり
 ます。だいぶ上から見ていますね。確か迎えに来させるのはColaboぐらい
 って誰かが言っていた気がします。行政を下に見ている感じが伝わってき 
 ます。

その他のこと

・シネシティ広場
 過去に3回ほどシネシティ広場開催と記載されているものがありました。
 調べて見るとシネシティ広場は一般社団法人歌舞伎町タウン・マネージメ 
 ントというところが管理しているようです。しかし設立が(R4/10)?
 最近一般社団法人化したということでしょうか?
 区役所と違って使用する場合は有料なんでしょうか?タウンマネージメン
 ト側の事業報告には一切登場していませんでした。

・収受印がないもの
 シネシティ広場で実施したもの3回とその他3回について収受印が押されて
 いないものがありました。シネシティ広場は新宿区の持ち物では無さそう
 なので区への報告は不要ということでしょうか?また残りの3回は一体?

最後に

皆さんの分析資料を見ると数値は擦られまくっていた気がするので、
別の観点から擦ってみました。実施内容はこんな子が居たって感じの報告が多く、支援している数はそんなにいるように感じませんでした。やっぱり仕事している人に無料の御飯や物品を配っているようにしか感じませんでした。ホスト狂いの風俗嬢も普通に記載されていました。

気になった方は原本の報告書を読んでみてください。但し疲れると思いますが…

以上、ここまで読んで下さった方がいれば、このような拙い纏めを読んでいただきありがとうございます。



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